「若い子とか興味ないの?」
「興味が無いという訳でもないんだけど……そんなに、かな」
「やっぱり年上が好き?」
「誰でも、ってわけじゃないけど」
この様なやり取りをしていた気がします。明確に覚えてるのは、その後から。
「わかってるって」
またもフッと笑うと、こちらを見つめます。
「私とかって、どうなの?今度は、マジメに?ほら、結構似てるでしょ」
眼鏡を掛け、朗らかな様が造作にも現れているa姉さん。
目鼻立ちがキリッとし、どこか厳しさも伝わるi姉さん。
タイプはまるで違うのですが、雰囲気、とでも言うのでしょうか。誰が見ても姉妹とわかる程に、確かに似ています。
「さっきも真面目に答えたつもりだったんだけど……本当に魅力的だと思ってます、はい」
「やっぱりわざとらしー」とケラケラ笑うi姉さん。どこか満更でも無さそうで?
「ただ、似てるからとかでは全く無くて……i姉さんは本当に魅力的だと、ずっと思ってます」
「ずっと?一途じゃないじゃん」
フフッと笑うi姉さん。そういう所だぞ、なんて思いながら。
※元投稿はこちら >>