みなさん、コメントありがとうございます^ ^
更新遅くてすいません、あともう少しで終わりますので。
2人で玄関をくぐる。
中に入るとサキのお母さんらしき人と、顔の真っ赤なヤ○ザみたいな人がいた(笑)
よく言えば、寺○進さんみたいな感じ。○島進さんみたいな。
お母さんは松下○樹さんみたいな美人。
俺「はじめまして、〇〇(苗字)です。弟がいつもお世話になってます。」
サキ父「・・・?」
サキ「ユウのお兄ちゃん」
サキ父「ユウ?・・・あー」
サキ父は急に不機嫌になる。
サキ父「まぁそこ座れや」
俺はビビリながらサキ父の向かいに座る。
サキ父は一升瓶片手にもう出来上がってるようなくらい顔が真っ赤だった。
サキ「最悪・・・」
サキが小声で呟く。
以前聞いた話だが、サキのお父さんは酒が大好きで、酔っぱらうと感情の起伏が激しくなり手がつけられないらしい。
タイミング悪いときに来た。
そうサキも俺も思った。
サキ父「で、そのお兄ちゃんがなんの用事やねん?」
サキ「ウチ、ユウと別れて京平と付き合うから」
「単刀直入!」と突っ込みたくなるくらいズバッと言った。
サキ父「京平?」
サキが俺の肩をポンと叩く。
サキ父「おー、君が京平くんね・・・え!?付き合う!?」
サキ「そう。それを言いに来た。」
サキのお父さんもお母さんもポカーンとしていた。
サキ父「なんかあったんか?」
サキ「まぁ色々と。別にえぇやろ?誰と付き合おうと。」
俺の両親の前とはうって変わって、かなり雑な説明をするサキ。
サキ父「別にえぇけど・・・理由も言われへんのか?」
俺「俺から説明させてください。」
そして洗いざらい話した。
弟の浮気が原因でやったことも、今さっき俺の両親に説明したことも全て。
サキ父「ほぉー、若いねぇ(笑)で、お父さんに殴られたと?(笑)」
サキ父が俺の腫れ上がった頬を見て笑う。
俺「はい」
サキ父「まぁしゃーないよなぁ?理由は何にしろ、君は過ちを犯したんやから」
俺「はい」
サキ父「で、君はどうしたいんや?サキと同じか?」
俺「はい、付き合いたいと思ってます」
サキ父「でも付き合っていくんはしんどいぞ?まず周りの目があるやろ?色々聞かれたり茶化されたりするぞ?」
俺「覚悟してます。細かいところまでは言いませんが、ちゃんと説明して茶化されるようなことじゃないことを分かってもらうつもりです。」
サキ父「お前は?」
サキにふる。
サキ「ウチ?お兄ちゃんに寝取られちゃった^ ^って言う。」
サキ母「こら(笑)」
サキ父「笑い話ちゃうぞ?お前らはえぇか知らんけど、ワシらからしたらアカンことしとんねん、お前らわ。今度はお前が裏切られるかもしらんねんぞ?」
サキ「・・・そんなん分からんやん」
サキ父「ワシは可能性の話をしとるだけや。一回は過ち犯してんねん、この子は。じゃあまたするかも知らんぞ?」
サキ「なんでそんなこと言うんよ!せっかくいい人見つけたのに!じゃあユウとそのまま付き合っとけば良かったん!?」
サキ父「そんなこと言うてへん!!」
急に修羅場(笑)
サキ父が鼻息荒く今度は俺に言う。
サキ父「君はどうや?自分はサキを裏切らんて言い切れるか?一回は自分の弟裏切ってんのに、次は無いって言い切れるか?」
俺「お父さんお母さんが心配されるのは当然やと思ってます。父にも人の道を踏み外したって言われました。でも踏み外したからこそちょっとはマトモな人間になれた気がします。サキさんは非常に魅力的で一緒におったら癒されます。この子の為にもっとちゃんとした人間になろうと思えます。しっかりせなって思います。俺の全てを受け止めてくれて、かっこ悪い所も見せれるんです。めっちゃ好きなんです。だから付き合いたいと思ってます。確かに俺よりもっと人間できたいい人はいると思います。でも、弟よりは、なんぼかマシやと思ってます。」
サキ父「マシ?」
サキ父が一瞬ポカンとする。
サキ父「ガハハハハッ!^ ^マシ、か!(笑)「俺はマトモです」とか、「一生大事にします」とか言ったらどついたろ思ってたけど、マシて言われるとは思ってなかったわ(笑)マジ、か(笑)せやなー!(笑)」
サキ父がゲラゲラ笑う。
サキ父「君、気に入った!^ ^おっしゃ、付き合ったらえぇ!お前もえぇな?」
サキ父がサキ母にふる。
サキ母「私は最初からオッケーですけど?」
サキ「え?」
サキ母「だってぇ(笑)前の子よりこの子のほうが可愛い顔してるやん^ ^私こんな息子欲しかってん。」
サキ「ちょ、何言ってるん?(笑)」
サキ父「まぁ君も飲め!^ ^おい、氷!」
こうして俺はサキの両親に認めてもらえ、晩酌が始まった。
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