4月下旬。
やす君から、去年もあった花見の誘いがありましたがその日は仕事だったので参加できませんでした。まだ学生のやす君が少し羨ましくなります。
入社当日、挨拶をするとその反応はあんまり芳しいものではありませんでした。そう感じたのは私が緊張していたせいでしょうか。
あんなに働けることが楽しみだったのに、毎日目の前の言われたことをこなすので精一杯です。「おはようございます」「お疲れ様です」と挨拶をしても半分が帰ってこなかったり・・・まだ、仲間の一員として認められていないのでしょうか。
それに仕事も周りのスピードについていくのがやっとです。
「遅い!」と言われることも度々あって、しっかりと着いて行かなきゃという焦りがありますが、これも数ヶ月もすれば慣れるとこの時は思っていました。
社会人デビューはのスタートはあまり感じのいいものではありませんでした。
毎日寝る前は少しだけ、明日の仕事が憂鬱です。
そんな毎日なので、やす君とのメールもだいぶ減りました。それでも、お互いに時間を作って会うようにしました。
「仕事どう?」
「うん、慣れるまでは大変そうかな」
そんなメールをした覚えがあります。
私が休みの時は、やす君の家でご飯を作って学校から帰ってくるのを待ったり、逆にやす君が休みの時は私の帰りを待ってくれたりして会う時間を作っています。
その日は私が、やす君の家でご飯を作ってアルバイトからの帰宅を待っていました。ごはんを作り終えてから暇だったので、この4月からやす君が取りだしたスポーツ新聞を拡げます。
やす君の弟くんが、2年生でレギュラーに抜擢されたようでそれは誇らしげでした。そして高校野球の情報を得る為に取ったものでした。
芸能面を読んだりしていると、やす君が帰ってきました。
「ただいま」
「おかえり」
こうやって、休みに会えるのが唯一のオアシスです。
夕飯を食べながら、やす君に尋ねられます。
「どう、少しは慣れてきた?」
「うん、大変だけどちょっとずつね」
自分に言い聞かせるように、そう言います。
感じている不安をそのまま言えたらどんなに楽なんだろ。でも、まだ一ヶ月もしないうちに弱音を吐くのは甘えのような気がして、言う気にはなれません。
そして、それを聞くやす君の顔を見ると少し安心したようで本音を話してしまうと、それを裏切るような気さえします。
やす君もこの春からある学内講座を受け始めました。どうやら、志望する進路を決めたようです。部屋にもその参考書が並べられています。
(やす君も頑張っているんだから、私も頑張らなきゃ・・・そのうち慣れるだろうし)
夕飯の片付けを終えてから、やす君は勉強を始めました。私は携帯電話を見たり、持参した雑誌を見たりして、その時間を潰します。
(私と会う時ぐらい勉強しなくたって・・・)
そんな想いがどんどんと支配してきます。
それまでにも、やす君は私と居る時に勉強をしたり、レポートを書くことがありましたが「真面目だなぁ」と関心していて、そんなやす君を尊敬していました。
私のなかで大学生って遊びが本分だと思っていたところもあったので、それとは一線を画しているように感じていました。
ですが、それが今はもどかしい気持ちになります。
「ねぇ、やす君」
「んん~?」
「勉強あとどれぐらいで終わる?」
「ごめん、もうちょっとかかるかな」
「そっか・・・」
分かってはいるけれど・・・言葉にはできないけれど・・・。
私はやす君の背後にまわって抱きつきます。
「ねぇ、まだ??」
「もうちょっと」
「どれぐらい??」
「あと、一時間くらいかなぁ」
「えぇー12時過ぎるじゃん」
「うん、ごめん・・・先風呂入ってきていいよ」
「はーい・・・」
私が1人でシャワーを浴び終えました。下着姿で部屋に戻ります。
まだ勉強をしているやす君にまた後ろから抱きつきます。
「まだぁ?」
「うん、もう終わる」
私はやす君の服の中に両手を入れました。乳首を触ります。
やす君のペンが止まります。
「んっ・・ちょ、トモミ」
「もう待てなーい」
「本当にもう終わるから・・あっ・・」
「だめぇ」
両乳首を触りながら、耳を舐めます。
「あぁ・・」
「気持ち良いでしょ?」
「うんっ・・」
「もう舐める??」
「うん」
私はテーブルを避けて、やす君の正面に周ります。ベルトを外して、やす君のズボンと下着を脱がせました。
「もう勃ってるね」
そう言ってから、おちんちんを舐めはじめます。
「あぁっっ・・・トモミ、したかったの?」
「うん」
やす君の両手がブラの中に侵入しています。
胸を揉まれながら、おちんちんを咥えます。
自分で片手でホックを外すします。
「触ってほしかったの?」
「うん、いっぱい触って・・・」
「えっち」
やす君の揉む手もやや激しくなります。
そのうちにヒモパンの紐を左右とも解かれて下着が床にひらりと落ちました。私は、腕にかかっていただけのブラから腕を抜きました。
やす君のおちんちんから我慢汁が溢れてきます。
「俺も舐めていい?」
「うん・・」
フェラチオをやめてベッドに移動しました。私が仰向けに寝ると、いつもとは違って腰を持ち上げるようにされます。両腕で太ももを支えられるようにされて上向きになった私のおまんこを舐められます。
「うわぁ、これめっちゃエロい・・・」
「んんんぅ・・・」
「凄い、パイパンおまんこよく見えるよ」
「言わなくていいからぁ・・」
ペチャペチャと音をさせながら、やす君が舐めます。
「ああぁっ・・・」
やす君が「よし、じゃあ」と言ってから、バックの体勢に変えられました。
後ろから、お尻を両手で持たれてクンニを続けられます。鼻の先がお尻の穴に当たっています。その恥ずかしさから
「ねえ・・・もう大丈夫・・」
そう言っても、聞いてはくれません。
「あぁっ・・・んんぅ・・もう、だめぇ・・・」
やす君の舌の動きが止まりました。と、思ったのも束の間、舌がお尻の穴を這わされます。
初めての感覚と恥ずかしさから、お尻を振ってそれを妨げます。
「もう・・そこはダメだって・・・」
「へへへ」
「ねぇ・・・もうしよ?」
「うん、じゃもう一回しゃぶって」
「うん」
「こっち向いて」
私はやす君の方を向いて、四つん這いでフェラチオをします。すぐにまた、大きく、そして固くなりました。
「もう挿れていい?」
「うん」
やす君が、コンドームの箱から一つ取り出そうとします。
「やだ、ナマでしょ」
「いいの・・・?」
「うん、お願い・・」
やす君はそのまま後ろから挿入します。
「あぁあっ・・」
「トモミ、気落ちいいよ・・・」
「うんっ・・・ぁああっ・・」
徐々に激しくされます。パンパン・・・パンパン・・・とする音。
「やす君のおちんちん気持ちいいよぉ・・んんんぅ・・・」
「トモミ、あぁっ・・」
「やす君・・・好きっ・・好きだよ・・・」
「うん、俺も・・・ああぁ・・イキそう」
「うんっ・・んぬっ・・ああぁ・・」
ラストスパートで更に激しく突かれ
「あぁ・・イクっ」
「うん、いいよ・・」
やす君は、私から抜くとお尻に精液を放ちました。
それをやす君に拭き取ってもらってから、裸のまま布団に入ります。
やす君も隣に入ります。ギュッと抱きついて、やす君の胸に顔をくっつけました。
やす君も優しく抱いてくれます。
「あぁぁ、明日仕事行きたくないなぁ~。このままやす君とこうしてたいなぁ」
「ダメでしょ」
「分かってるけど、言ってみただけだよぉ」
それは本音でした。
ですが、それを認めてしまうと簡単に負けてしまいそうです。私にとっては、やす君と会ってる時間だけが仕事のことを忘れることが唯一の時間なので、もう今夜はそれを考えることをやめようと思います。
やす君がお風呂に入ると言うので
「上がってから、またしようね」
「じゃ、すぐに上がってくるよ」
「うん、待ってる」
とは、言ったものの私は眠ってしまっていました。
~続く~
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