再び車内には重たい空気が流れ始めました。私もまさくんにどのような言葉をかけてあげたら良いのかわかりませんでした。でも、このままでは私と会いたいと言ったまさくんの願いを何一つ叶えられない。そう思った私はまさくんに「これから休憩できるところに行かない?」と声をかけました。
「えっ?」
まさくんの驚きの顔は私とホテルに行けるといった驚きだけでは無いように見えました。まさくんは真剣な顔で「本当にいいの?」
「うん。まさくんの気持ちが少しでも良くなれば…」
「ももか、何言ってるんだよ!そんなことしてもらっても俺は嬉しくなんか…」
ちょうど車が赤信号で止まったのをいいことに、私はまさくんの言葉を遮るように彼の口にキスをした。まさくんが私のことを想ってくれていたことへの感謝の気持ち、そして今抱えてるまさくんの悩みを少しでも忘れさせてあげたいという思いから、私は自然とまさくんの口にキスをしました。
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