「入れたい」
「ゴムつけるわ」
寝たまま健一がゴムをつけてる間、健一の太ももをさすってた。
「上になるか?」
「うまく出来るかな?」
私は健一に跨がり、おちんちんの根元を掴み腰を静かに下ろした。
入口で少しつっかかる。
何度か腰を上下して入口をほぐしてから根元まで飲み込んだ。
「あぁ~」
入れたまましばらく動かないで手を握る。
座り直し、うさぎ跳のように健一の上で跳ねた。
「ちょっ」
「え?」
「激し過ぎ、また先にいっちゃう」
「やだーどうしたらいい?」
「俺が上になる」
健一が上になり、ゆっくり腰を動かす。
頭を抱えてキスをして、腰を回しながら奥まで進む。
私の弱いとこを、ゆっくり責め続けた。
激しくないピストンなのに体は反応を始め、ゆっくりゆっくり登りつめていった。
耳に入れられた舌も、絡めてる指先も、滴り落ちてくる汗さえ全てが快感に変わる。
健一の汗が飲みたかった。
眉間にシワがよる。
「けんいち…私、もうイキそうかも」
「いいよ…」
優しい声で私を導く。
健一ってこんな男だったの?
頭の中で感情がグルグル回る。
ふわーっとした塊がどんどん大きくなって、合わせた唇も性器のような気がした。
「やだ怖い」
私の口から思わぬ言葉が出た。
「大丈夫、大丈夫だから」
まるで駄々っ子をあやすように健一は囁く。
意識が飛びそうになり踏ん張る。
体中に力が入り…何て言うか次の瞬間
「あーーーー」
体をのけ反らせながら、声と共に快感を放出した。
ガクンっと力が抜け、きつく瞑った目を開けると涙が流れた。
「あ、あ、あ」
余韻が止まらない私の体を強く抱き締めた。
抱き締められた、かすかな痛みが私を現実に戻す。
「落ち着いた?大丈夫?」
喉がはりついて上手く声が出ない。
かすれた声で小さく「うん」とだけ言った。
「ちょっと休もうか」
健一は出してなかったけど、私をそっと離した。
私はまた目を瞑り、幸福感と余韻の闇にただよった。
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