「がっついちゃいけない…がっついちゃいけない…俺はがっついてない…」呪文のようにそう心の中で唱えながらNちゃんの肩を揉む私…当然力が入るわけもなく、Nちゃんから「KUMAさんもっと強く揉んで~♪」と言われるも、接地面積は極力小さく…肩から前には決して侵入してはいけない!!!と、いったい私はココへ何をしに来たんだろう?と訳がわからなくなるような不自然な行動をとっていたので、5分もするとNちゃんから「KUMAさんありがとう♪」と終了を告げられ、そのままNちゃんは奥のソファに座る常連男性の元へ…
その常連男性はソファに座ったまま抱っこするように彼女を迎え入れると、さらりとキスで挨拶…そしてその体勢のまま会話をし、その間も太ももからお尻のあたりを決していやらしくない動きで手が上下…
自然だ…自然すぎる…この余裕ある自然な動きはどこから来るんだろう?
ふと気が付くとO氏やS氏も同様に自然なスキンシップやボディタッチをさらりとやってのけ、それを女性が嫌がる素振りも全く無い…
ここに立派なお手本の先輩方が居るじゃないか!
そこに気付いた私は、そこから彼らの一挙手一投足をひたすら観察し、自分なりにではありますがハプバーでもてる男の要素というのを見つけたのです…
あくまでも私見で偏った意見ですので参考程度に読んで欲しいのですが、それはおおよそこんな感じ…
① 基本的に常識人であること
② 男女問わず誰に対しても公平に優しく接する人
③ サービス精神旺盛な人(相手本位な人)
④ 話題が豊富で聞き上手・話し上手な人
⑤ 包容力がある人
⑥ 観察力・行動力がある人(会話の中から女性のニーズを見つけ出し、それをさりげなく提供できる人の事です)
⑦ 女性の事を尊重している人(女性のプライドを大事にしてくれる人)
⑧ ここ一番の時に、エロスイッチを持ってる人
⑨ そしてがっついてない人(笑)
とまぁ、こんな感じ…わかりますか?わかりにくければ遠慮なく質問してくださいね♪
で…これらの事に気付きまして、自分もこの方向を目指して行こうと…そこからは最初は先輩方のモノマネにすぎませんでしたが、テクニック的な事よりも精神面を重視して、「相手の事を大切に!」の心で接するようになれてきたのですが…ここで、思いもよらない展開が…
お陰様で女性受けは良くなってきたのですが、女性たちの間で「KUMAさんは癒し系」という評判が出て来まして…
正直、最初はこれが受け入れられなかったんです…よく中学時代に告白した際に「友達としては良いんだけど、恋人としてはちょっと・・・」みたいな意味合いに聞こえてしまいまして…そこが気持ちの奥の方で引っかかってしまい、私が本当のハプバーデビューを迎えるには、あともう少しの時間が必要となってしまったのです…
つづく
※元投稿はこちら >>