それは冬の始まりだった。それはもう7年も前の話なので覚えてないが、どこの誰から聞いたか、「ユウサがAと別れた」というニュースを耳にしたのである。
俺は喜びもあったが、複雑な気持ちもあった。せっかくもう忘れようとしているのに、、別に聞きたくもなかったな。 っていうのが正直なとこだった。
俺はそんな話を聞いた中、俺はいつもどおり学校が終わり、バイトをして、家に帰ってメシを食おうとコンビニに立ち寄って帰ろうとしたとき、俺のアパートの下にある、ちょっとした小さなベンチで座っているユウサを発見したのだった。
俺はユウサに声をかけた。「なにしてんの?」って。
そして会話が進むのだが、結論を話すと、ユウサがいうには 「私とAが付き合ってたのは知ってると思うけど、実は最近別れたんだ。で、その最後の話とか、Aの家においてた小物類を取りに来てた。」っていうのだった。
俺は「そうなんか」って言ったが、なにかユウサが意気消沈しているような雰囲気もあったので、俺はなぜかその時ばかりは勇気が出てしまい、、
「ちょっと時間あるか?話がある」と俺は、自分でも驚くような強いアプローチが出来たのだった。不自然な事もなく、、ごく自然に。
するとユウサは、「話?」といいながらも、俺の部屋についてきたのだった。
俺はなにか、、その時は神妙であり、とても感傷的になっていた。俺は「今回、ユウサがAと別れたのは知ってる。。だからって訳じゃないけど、、俺の話を聞いて欲しい」と切り出し、、、、。
俺はユウサに、入学式からずっと好きだったこと。どこの誰よりも愛している事。一日たりとも、お前の存在を忘れた事はないこと。Aと付き合ってたのも知ってるが、お前がそれで幸せなら俺は構わない。って思っていたこと(これは嘘だけどw) あらゆる、どこからそんな臭いセリフが出るんだ。 というくらいの勢いで、俺は赤裸々にユウサに対する想いを打ち明けたのだった。
だが、Aと比べて俺なんて顔もイケてない。体格も貧相。ファッションセンスも遠く及ばない。 そんな俺が武器にできる事っていれば、誠実さ 真剣さ 想い そんな事くらいしかなかった。
ユウサな俺の話を最後まで聞き、後半は少し涙も流しかけていた。
そしてユウサがいうには、、「私、、Aとは本当は付き合うつもりはなかった。ただ強烈なアプローチに負けたっていうかさ・・・w でも、こんな早くに別れとかくるなら、もっと自分を大事にして、本当に好きになってくれる人と付き合えばよかった」
と意味深な事を言ってきたのだった。
俺はすかさず、「俺だったら、絶対にお前を守っていくから。。俺と付き合って欲しい。」と始めてそこで告白をしたのだった。
しかし、ユウサは「うん。気持ちは本当に嬉しい。嬉しいよ。でも、、Aと別れてまだ日も立たないうちに、すぐに同じ学校の同級性のしかもAと同じ場所にすんでる人と付き合った。っていったら、まわりからは、とても節操のない子だねw って笑われるかもしれない」
俺は「うん・・・」 と言った。
そしてユウサは「だから、、ちょっと待って欲しい。今すぐには無理だけど、もっと私も気持ちの整理をさせたら、いい返事ができると思う」というのである。
俺は「ほんとか?時間さえあれば、俺なんかと付き合ってもいいの??」といった。ユウサは「うん・・・w だって こんなに真剣にアプローチされてさw どうやって断るのさw」 と言ってくれたのだった
俺は思わず「よっしゃああああああああああ!!!!!!!!!!」と立ち上がり、天にむけて両手を突き上げた。
俺はそれから、この春から冬まで溜め込んでいたエネルギーが爆発したような、まるで麻薬でもやっているかのような高揚感と多幸感に浸された。太陽でさえも、俺の拳で壊せるというような、そんな自信だった。
俺は「わかった。いつまでも待つから、、絶対に幸せにする!!!!!」
なんていいながら、俺はユウサを抱きしめ、キスをした。
ユウサは「んん!!!ちょっと!!力強いって!!!wwww」と言ってきたが、最後に「ん!!!!」と言ってからは俺の勢いに負けたのか、すぐに俺の舌にユウサも舌を絡めてきたのだった。
俺は別に狙ってこの状況に持ち込んだ訳じゃないが、自然とそうなった。それだけ俺のエネルギーはすごかったんだと思う。
おたがいが舌を絡め合ってからは雰囲気はシーンとし始めた。
俺はただ強くユウサを抱きしめ、ただ今までの燃え上がる愛情をぶつけるかのように濃厚にキスをしていた。
ただ、俺も童貞とかではない。高校のときに2人の子と経験はあった。そんな長時間、濃厚なディープキスをしているものだから、早くユウサの中に入りたい。って思うのは自然の成り行きだった。
俺はそこからユウサの胸を揉み始めると同時に、、幻滅へのスタートをきってしまうのである。
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