バーイと別れたその日から、俺とマミはSNSラインを使ってのメールのやり取りが始まった。
マミ曰く、「人生でナンパされたの初めてだよ>< 最初、どう対応していいかわからなかったけど、楽しい人でよかったです・ー・b またどこか釣りいこう」 という具合に、初対面での俺の印象は悪いものではなかったらしい。
それに対して俺「え、もしかしてナンパになっちゃってる?W ごめんごめんw ただ純粋に一緒に釣りしたかっただけだよ。こっちも楽しかったです。ありがとう。本格的に寒くなる前にまた一緒に釣りにいきましょー」
と返事をしておいた。が。。その家に帰ってからのご挨拶から延々とラインを使ったチャットが継続していき、初対面の日から5日間、俺は仕事中から就寝中までマミとチャットをする状態が続いていった。
会話内容もマミの生い立ち、家族の話、今の本音という具合に、どんどん内容が深くなっていき、特にマミの本音というコーナーが最も深い内容となっていた。
その中で聞いた内容を最初に書いていくのも今後の展開がスムーズにかける気がするので書いていきます。
マミ24歳 現在一人暮らし。だが、、最初に一人暮らしを16歳の時からやっている。と聞いた時には、「マジで?」となった。
それには理由があって、マミの今の母親(日本人)というのは継母なのだという事だった。そもそもマミが10歳の時に父親と母親が離婚。それから12歳の時に後添え(継母)と父親が結婚したらしい。それからマミは父親と見知らぬ母親が家でイチャイチャする光景を見たくなく、部屋で一人でいるうちに内向的な性格になったらしい。
それからさらに2年経過して、マミ14歳の時に父親と継母との間に待望の男子が誕生。それから「腹違いの弟」に対し、猫なで声で可愛がる父親の姿を見るのもキモかった。とまで言っていた。
それからマミはインターナショナルスクールへ通いだし、海外流の「早い段階から自立心を養う」の考えのもと16歳の時から一人暮らしを始めたそうだ。マミ曰く「体のいい追い出しだけどね。ま、こっちもそのほうが楽なんだけど」と言っていた。
いうなればマミは俺が勝手にイメージしていたような、社長のご令嬢という恵まれた状況、環境に生きているのではなく、それなりに闇のようなものも背負っているのが見えたんだ。
そして今のマミは、父親の仕事での事務員をやりながら、イギリスに居る本当の姉(28歳)の間を行ったり来たりをしているとの事だった。
俺はそれを聞き、(なるほどなぁ。。俺が最初にイメージした、真面目だとかあまり愛想が良い訳ではないという所は、こういった生い立ちに影響していたのかもしれないな・・・)なんて思った。
ともかく、そんな深い話まで初対面の俺に話してくれるという以上、俺は自分で考えているより、もしかすればマミから信頼されているのかもしれないと前向きに考える事にしたんだ。そして・・・
俺:「もしよかったらさ、明日から明後日くらいに釣りでもどう?暖かくなるみたいだよ」というとマミは「暖かくなるのだったら釣りよりもホームセンターついてきてほしい」というのだった。(自分の意見をズバッという所が、やっぱ外人の血を引いている?)
俺:「ホームセンター?」
マミ:「うん。買いたいものがあるんだけど、大きいし組み立てがいる家具なんだよね。それ一緒に買いに行くの手伝ってくれない?」
俺:「うんうん!Ok ぜんぜん構わないよ。でも、組み立てとなると家入ることなるけど?」
マミ:「別にいいよ。何か気にしてる?」
俺:「いやいや、俺がもし悪党だったらどうすんの?w」
マミ:「名刺に書いてた会社に言うw」
俺「え、名刺渡したっけ?」
マミ「もらってないけど、自分の名前の漢字を説明するときに見せたじゃん。その時覚えたからw」
俺:「あ、そうだっけw そうだったねw」
こんな感じだった。
それから俺は、そのマミが購入する予定の家具というものが、組み立て式の食器棚であり、何かと重くて女一人では組み立てまで不可能というのだった。俺はエレベーター技師の端くれとして、「組み立てなんてまかせろw」と言って会社からインパクトドライバーを拝借し、その当日を待ったのだった。
それから知り合って丁度一週間目の日、俺とマミは車でイ〇ヤ ニ〇リといった大型家具の店に食器棚を見に行ったのだが。。。その時のマミの私服姿が・・・これが突っ込みどころ満載の服装だったんだ。
なんか、フードのついた長袖、足首まである長さのワンピースなんだよね。色はネズミ色だった。そして下に黒のスパッツはいてる感じ。いやいや、それはそれでいいんですよ。ただ、このネズミ色のワンピースみたいな服の生地が、超やわらか生地だったスよ。
歩いている時に前から強風が吹けば、べちゃーーー!!!!とマミの身体を包み込むようにワンピースの生地が吸い付いていくんだ。胸の形、腹の形、骨盤の突起、恥丘を含めた太もものY字ライン。あらゆるカラダのラインが浮き出る状態になっていくんだよね。
背中から見ても、もちろん中に肌着を着ているのは当然なんだけど、ブラ線、パン線(しかもTバック)だけでなく肌着やスパッツの腰ゴムの線までありありと!という感じだった。
目の保養といえばそれまでなんだけど、見知らぬ男達にまでサービスしすぎ!!ってツッコミたくなるくらいだった。
それからかな。最初から分かっていた事なんだけど、普通の日本人のコとは、ちょっとかけ離れた部分を持っていると薄々感じ始めたのが。人生の24年間の何パーセントをイギリスで過ごしたのかまでは聞いていないけど、絶対に海外流の影響が強いわこの子。と確信にかわりつつあったんだ。
それから俺とマミは手ごろな2万5千くらいの食器棚を購入し、カートで押して俺の車に積み込んでそれから二人でマミの一人暮らしの家まで帰っていった。
マミの家はやっぱ親が金だしているんだろうね。一人暮らしようの2DKのマンションにしては、オートロック付きでマンションの外観も内装もよく、そこそこいい家に住んでいた。家の中は散らかっているという事はなく、すっきりしている感じ。床にワックスが利いていて靴下でちょっと滑りかけたくらいで、ちゃんと床まで掃除しているという事は部屋を片付けれない子ではないんだと思う。
ただ・・・気になったのは玄関にA3サイズのコルクボードが3つくらい張っており、そのボードの上に所せましと写真が貼ってあるんだよね。その中のほとんどの写真がインターナショナルスクールで撮影した写真なんだと思う。
様々な肌色をしたマミと同年代くらいの子がピースしている何気なくも国際的な写真。だがその中の6,7枚には明らかにこれはイギリスなんだろうという背景の写真には、これもマミと同じくらいの年頃のイギリス人男の写真が入っていた。しかも調子近距離で顔を近づかせながら・・・。
(彼氏・・?な訳ないか。)と思った。なぜなら彼氏がもしいるなら、なぜ俺がここにいる。そしてナンパという行為についてくる?家まで俺という男を入れる? (深く考えるのはやーめた)と、それから買ってきた食器棚を組み立てた。
結局、インパクトドライバーを使っても1時間ちょっとかかる本格的な家具ではあったが、なんとか失敗する事もなく組み立てて、マミはよろこんで食器類を格納し始めているのだった。
その日はその日で終わり。それからまたずっと、、俺とマミはラインを使った連絡を続けていた。
そんなあの日の釣りの日から、朝から晩までマミ漬けの日を過ごした俺は、完全にマミに惚れ込見始めている自分がいる事に気が付いたんだ。そして、「付き合おう」とさえいえばokがもらえるという確信。
その根拠には、①生い立ちの話までしてくる ②家にまで招いてもらった ③こうして毎日毎晩、連絡を取り合っている こんな感じだった。
そして俺はとうとう言ったんだ。「僕たち二人、なにかと気が合いそうだから彼氏彼女という関係にステップアップしてみない?」と。
するとなんと返事がきたか「うん。いいけどでも条件があるけどいい? 期間限定でもいいのならokだよ」
(は?期間限定って何?w それイギリス流?)
むろん聞いたさ。「期間限定って何?」と。するとマミはこんなことを言い始めたんだ。
マミ:「イギリスに一応、本命の彼氏がいるんだ。そして来年の5月かな。いったんイギリスの姉のところに長期滞在する予定なんだよね。それまでの間なら付き合ってもいいよ」
(は?訳わからなすぎるだろ?期間限定?本命の彼氏?来年の5月?)
俺:「えーーと、、とりあえず本命の彼氏さんがいるんだよね?で、、期間限定で俺と付き合ってもいいと。それは。。彼氏さんは嫉妬というか、、そういうのないのかな?」
マミ:「彼氏には言わないよ。あたりまえじゃんw」
(おいおい!!堂々と二股発言かよ!!!)
俺:「なるほど。で、、来年の5月くらいに帰るし、それが長期になるから、、俺とは本格的に継続する付き合いというのはできないと?」
マミ:「うん。日本にずっと居るならいいんだけどね。」
(ってことは日本にずっといる事が何かで決まったなら、まるで使い捨てカイロを捨てるくらいの感覚でイギリスの彼氏は捨てられるという事なのか・・・)
正直・・・絶句した。
もう考え方が俺の理解の範疇を超えているんだ。とんでもないものに惚れてしまったんだな俺は・・・とすら感じた。
マミのこの考え方の奥底には、父親との距離感 母親との距離感 継母との関係 国際的?な影響 白人のフリーセックスの文化? よくわからないけど、あらゆるものが、今のマミの考え方に影響を及ぼしている事だけは間違いなかった。
だが、、俺はマミのそんな意外な一面を見て、それでもすぐには嫌いになる事なんて出来なかった。
とりあえず俺は「よし。マミの考えはよくわかった。じゃ、この話は改めてまたこっちからするね^^」
マミ:「うんw わかった」
とは言ったものの、、、ずいぶんと俺は悩んだ。こんな男を使い捨てのように考える思考。堂々と二股をやっても罪悪感すら感じてなさそうな発想。これはマミのこれからの人生にとって良いことは何ももたらさない(ハズ)
なんとか俺は、さしでがましくも、いちおう真面目に社会人をやっていると自負している俺と出会ったことでまっとうな道に進んでくれないかとすら考えた。
そして悩んでいるうちに、悪魔の俺がささやき始めたんだ。
悪魔:「なぁ。お前なんとかあのイギリス人野郎と別れさせて、イギリスにいくのを中止させて、自分のとこに置いときたいと思ってんだろ?」
俺:「ああ。そうだよ。それの何がわるい?」
悪魔:「だが、、お前にはそれをする力なんて持っていない」
俺:「そうだよ。だから悩んでるんだよ」
悪魔:「俺がいい方法を教えてやろうか?」
俺:「聞くだけきいてやるよ」
悪魔:「それはな、最初は期間限定でいいから付き合うという事にするんだよ」
俺:「それで?」
悪魔:「付き合ったんだったらセックスくらいするだろ?」
俺:「そんな事まで考えてねーよ」
悪魔:「何をカッコつけてんだ。昼間、あのカラダのラインを見て勃起を隠すのにポケットに手を突っ込んでいたお前がw」
俺:「うるさいw」
悪魔:「それでセックスして中田氏してやったらいいんだよ」
俺:「は? 馬鹿かお前は」
悪魔:「お前に馬鹿っていわれたくねーよ。でも考えてもみろ。なにもレ〇プしている訳でもあるまいし、同意の上だろ。そもそも相手はお前に惹かれつつあるのも事実なんだ。そこで中田氏して妊娠でもするもんなら、即座にイギリス野郎との関係は破談。イギリス行きも中止。ずっとお前の近くで過ごしてもらえるだろうぜ」
俺:「それが裏目に出たらどうするんだよ、ややこしいだろ!消えろ悪魔!!!!!」
悪魔:「ふ・・w」
(ふー・・・。中田氏か・・・。いや、何を考えているんだ俺は!!! っだが・・・付き合ったらやっぱHな事もするんだろうか・・・。ではなく、、俺はしたいんだろう。あのハーフのマミと。ヤリタイ・・・。 ヤリタイだけに付き合う?相手は期間限定の暇つぶし。俺は俺でセックスフレンドとしか思わない。それでフェア?いや、俺とのセックス相性が良くて、マミを感じさせまくる事が出来れば、、もしかしたらマミは考えを変えるかもしれない。ちょっとまて、、そんな理由で考えを変えるような女と俺は付き合うべきなのか?」
いろいろ考えた。
だが、最終的に俺の中で結論が出た。それは・・・・
「あの豊満なカラダの中に己の奮い立った肉棒を突き立てたい・・・・。」
だった・・。
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