タツオが寝ころがる
「舐めれる?」
「うん…舐める」
ぴちゃぴちゃと、舌を這わせ
咥えてストロークすると
「もう少しゆっくりやって」
と、言われた
「ん…」
「碧のも舐めたい」
私が、ゆっくり乗ると
タツオは、お尻を撫で回して
大陰唇を舐めた
「うんっ」
「碧、ここも感じるもんな」
指でなぞりながら言う
「恥ずかしい…」
「敏感で可愛いよ」
「そうかな…?」
「うん…」
ぴちゃぴちゃと私の性器を舐め回し
「離さないよ」
と、掻き消すように呟いた
「欲しいな…」
「もう?」
「うん…」
正常位になり、抱き合って耳を噛む
ペニスをヌルヌルと擦りつけている
「え‥?」
「なに?」
「えっと‥」
「どうした?」
「早く入れて」
耳元で甘く囁くと
タツオは、声を出して笑った
「なにー?」
「いや‥じゃあ、入れるね」
「んっ」
ゆっくりと全部入れると手を握られた
「全部入った」
「うん」
「わかる?」
「うん」
タツオが、ピストンを始める
「俺で何人目?」
「なん…で?」
「教えて」
台詞とはうらはらな、優しい声
「3人目…あっ」
そう言った途端に、奥まで突き刺す
「沢山した?」
「ううん…1人目は1回だけ」
「1回だけ? 2人目は?」
ゆっくり腰を動かしながら、会話を楽しんでる
「そんなにしてない…もう許して」
「許さない」
優しい声で私を追い詰める
「んっ‥あ‥」
「痛い?どうした?」
少し心配そうに言う
「違う‥気持ちいい‥の」
「あ‥」
タツオがはにかんだ
「本当かな?」
「え‥?」
口に入った髪を指先でとる
「こんなに、いいリアクションなのに」
「それは、あなたが…いいから」
「そうだと嬉しいな…」
腰を動かしながらキスをした
私はもう、この人がしてきた
過去のキスの回数は気にしていない
いくら妬いても
それは、味のないキャンディーを舐めているような物だ
過去は、味のないキャンディー
お揃いの食器、お揃いの箸、
お揃いのマグカップ、お揃いのパジャマ
今を私達の空気で満たしていく
消す事は出来なくても、薄める事はできる
タツオは、どうかな?
どんなにキスを重ねても過去は消えない?
「掴まって」
首に手を回すと、よいしょと持ち上げられる
対面座位で、ニコニコ笑いあう
何気に繋がってるとこに視線を落とした
「あ、また見てる」
「いや、いやっ」
恥ずかしがって首を振りながら抱きついた
「エッチだなぁ、碧は」
「嫌いにならないで?」
「なるわけないだろ?」
ゆらゆらとタツオの膝の中
このムードにずっと酔っていたい
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