カフェに着くと、二人ともランチセットを頼んだ
温かいミネストローネがついてきた
お腹が空いてた筈なのに、ミネストローネを飲むとお腹がいっぱいになってしまった
「お腹いっぱい‥」
「二日酔いか?」
「どうかなぁ‥食べてくれる?」
「いいよ」
彼は、私のホットサンドも食べてくれた
「あ、そうだ。碧さぁ」
「うん?」
「二人の時は、名前でいいよ」
「いいの?」
「名字だと変な感じだし」
「確か‥タツオさん?」
「よく知ってんな」
「うん、知ってるよ」
「なんだよ、そのドヤ顔」
タツオは、よく笑う
私のドヤ顔を見て、顔をクシャッとさせた
タツオさんから、タツオに変わるのに時間はかからなかった
休み明け、いつものように社内で挨拶をする
ただ一つ違うのは、挨拶だけでは胸は高鳴らなかった
タツオからライン
今日、待ち合わせする?
うん
待ち合わせ場所と時間を決めると、胸は高鳴った
早く二人きりになりたい
唇は、タツオを求めていた
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