先に目を覚ましたのは私だった
とは言っても10時過ぎ
ベットから出てトイレに行き水を飲んだ
ベットに戻り、腰掛けて、まだ寝てる彼の寝顔を見る
本当にしたんだよね?
夢じゃないよね?
自問自答したけど、ゴミ箱に丸めたティッシュが生々しく入っていた
本当にしたんだなぁ
数日前までは、憧れの人
話せるだけで嬉しかった
後悔とも嬉しさともつかない、複雑な感情
このままセフレコースかな‥
カーテン開けていいかな?
日の光を浴びたかった
カーテンを開けると
「うーーん」
彼が、大きく伸びをした
「ごめん、眩しかった?」
「今、何時?」
眩しそうに目を細め聞いてくる
「10時過ぎてるよ」
「起きるかぁ」
かすれた声で布団を抱える
「起きる気ないじゃん」
笑うと、薄目を開けて私を見た
手を招いている
私は、いそいそと側に寄った
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