今回は先に結論を言うと、大変後悔した話です。未だに悔いています。
書くのも、正直なところ迷いました。しかし、僕はできた人間ではないですし、もちろん綺麗な部分だけではありません。ただ、自分への戒めとして記すことにしました。
もし、読んでくださる方の中に、今、ご自身の大切な方に当時の僕と同じようなことを考えている方がいらっしゃいましたら参考にして頂ければ、これ幸いです。
(お叱りのコメントがきそうで戦々恐々としていますが、あまんじて受け入れる覚悟はできています・・・汗)
2月下旬。
後期のテストを終えて、長い春休みに入っていました。
早いもので既に大学生活の折返し地点です。
アルバイト先の社員さんに「免許を取ったら、すぐに運転しないと怖くて運転できなくなる」と言われていたので、この日はレンタカーを借りてトモミと日帰りで混浴温泉に出かけました。
実は僕は、昨夏の出来事を忘れられずにいました。
男子高校生が、トモミを見て「乳デカっ」と性の対象として見ていたこと。
大波で水着がはずれ、公の場で誰にも見られなかったけれどトモミの乳首が見えてしまったこと。
そのことに半年経った今も興奮を覚え続けていました。
そして、いつしか「そういう機会」が作れないか・・・と考えていたのです。
ある時、インターネットで色々検索していると「ナンネット」を見つけました。
刺激的な言葉の数々。自分の求めるものを見つけるまで、そう時間はかかりませんでした。
「生で見せたいカップル」
まるで、宝箱を見つけたような感じです。
どういう方々がどういう募集をしているのか見て、確認をします。様々なものがありましたが、とりわけ僕を惹きつけたのが「混浴募集」でした。
この時の僕のありのままの胸の内を明かすと、「合法的にトモミを露出させられる」と直感的に思いました。
僕達の該当地域の掲示板を見ると、30~50代のカップル、夫婦がそのほとんどの割合を占めていました。時折、彼女が20代という方もいらっしゃいましたが、男性の方が30代以上です。
それに20代と言っても、僕が確認したところ、どんなに若くても20代中盤ぐらいです。
当時の他の地域のことは分かりませんが、ここまで来ると僕達がかなり「レア」な存在だということが分かりました。
それにも興奮している自分がいます。
ただ、やはり大変、勇気のいることで僕の中でも凄く葛藤がありました。色んな最悪なケースも想定しました。
「やっぱり、やめよう」と「僕の求める興奮がそこにはある」の繰り返しです。
なかなか踏ん切りがつきません。
ただ、そんな自分の背中を押したのは
「トモミは『僕の為』にだったら、何でもしてくれる」
という身勝手な考えでした。
しかし、それをそのままトモミに伝えるのは憚れます。
何か良い「誘い文句」はないか。
「他人に見られたい」ことが目的ではないということを隠すための「理由」を探し始めます。
なかなか上手い言い訳が見つかりません。
どうしても、他人に見られることには変わりはないのですから当たり前です。
これだけでは確実にトモミが嫌がるのは明白です。
「見られる」を肯定した理由。
ある時、急に閃きました。そこに『僕の為』を付加させればいいんだと。
「あのさ、トモミ・・・今度さ、混浴温泉行ってみない?」
トモミは貸切風呂と思っているのか
「いいよ!温泉行きたい!」
と返します。僕は
「トモミ、他の男にハダカ見られてもいいの?」
「ええっ?やだよ・・・混浴って家族風呂とかじゃなくて・・・?」
「うん・・・」
「それはちょっと・・・やす君は、見られてもいいの・・・?(汗)」
ここまでは、僕が想定した通りの運びです。
「俺も、トモミのハダカを見られるのは正直嫌なんだけどさ・・・・」
「じゃ、行かない方がいいじゃん・・(汗)」
「そうなんだけどさ・・・」
「けど・・・?」
「俺、どうしても・・・トモミが他の人に見られて、恥ずかしがってるところを見たくて・・・」
「えっ・・・!?」
「だめかな?」
「んんー・・・(困)」
「それに当日、男の人がいるとも限らないし・・・居たとしても多分、おじいちゃんとかだと思うし・・・だめ?」
「うん・・・いいよ・・・」
トモミは渋々ながらも了承してくれました。
今書いていても、本当に最低だと思います。
本来の目的を告げずに、自分が悪者にならないような誘い方です。
「俺も嫌だけど、恥ずかしがってるトモミを見るための苦渋の決断」
こう言い換えることができますからね。
当時の僕はそれを隠していました。
ただ、その時はそんなことを思っていません。
そうと決まれば実際に行く場所を決めなければいけません。
ネットで「〇〇(県名) 混浴」で検索すると上の方には旅行サイトが出てきましたが、検索ページを何ページが進むと女性ブロガーさんが「女性の為の混浴ブログ」を書いているページを見つけました。
見てみると、各地の混浴を写真付きでレポートしているブログでした。
女性視点での入りやすさなどを詳細に記載していて、ページの下には恥ずかしさ度を星5つで評価し掲載していました。
僕はこれを逆手にとりました。
2~3時間圏内の範囲で、お湯は透明、バスタオル巻が禁止、隠れる場所もない、脱衣場も男女一緒。
幾つか候補を絞ることができました。
その中で、脱衣場がお風呂から丸見えの半露天風呂の温泉に決めました。大体車で2時間程度の山中にある温泉です。
早速、「ナンネット」でカップルアカウントを作成です。
写真は一枚だけ、トモミの下着姿で顔にモザイクをかけて貼りました。もはや、興奮が勝り罪悪感は感じていません。
トモミと相談して行く日を決めると「捨てアド」を取得して実際に募集の書き込みです。
活用されている方達のメインの年齢層とはかけ離れているので、応募は来ないかもしれないとも思いましたが、あえてその「レア度」を謳い文句として使用しました。
20歳 カップル 学生 童顔 Dカップ パイパン
これらのワードを散りばめて、そこに幾つかの条件を書き出します。
見るだけ、声掛けなし、感想を送れる人、当日の連絡は頻繁にできないとを了承してくれる人
そして、ピンポイントでの場所の提示は避け、おおまかな場所だけを記しました。
正直な話、この募集を投稿した段階で心臓が音が聞こえそうなほど、興奮していました。
投稿してからオナニーをしてしまった程です。
半日ほど経ってから、恐る恐る投稿したページを見に行くと
「釣り」とか「イタズラ」というレスも散見されましたが、「当日は行けないが、次回機会があったらぜひ」というものも多かったです。
続いて、「捨てアド」への応募状況を見に行くと、50件ほどの応募がありました。
「レア」さによって沢山の方から応募がありました。
中には、不倫カップルや中年夫婦からの応募もあります。
全てのメールに目を通し、文面がしっかりしていて、その「熱さ」が伝わってきた40代の方を選びメールをしました。
もちろん約束事項はすべて守るということと、レポートもしっかりすることに加えて、顔写真も添付されていました。
その方に、温泉と時間を伝えます。
そして、当日です。
前述の通り、レンタカーで向かいました。幸い凍結もなく天気もいい日でした。遠いとはいえ、国道を伝っていくと辿り着きそうです。
トモミも腹を決めたのか、明るく話しています。
それにつられるように僕も道中は心臓のバクバクを抑えつつも高揚していたのか、ついついポルノグラフティの「ミュージックアワー」を口ずさんでしまいます。
それをトモミに
「どんだけテンション高いの~(笑)」
と笑われてしまったほどです。
そして目的地に到達しました。
駐車場には、ほとんど車は停まっていませんでした。入り口こそ、少し小綺麗ですが進んでいくと「湯治客」が長期滞在するための建物は二階建ての古いボロアパートの様相を呈しています。
そのボロアパートの真ん中ぐらいの所で、係のおばさんに1人(確か)500円ぐらいのの入浴料を支払うと、内湯はこちらからで、露天はここ(外)をまっすぐ歩いた突き当りと説明を受けてから、僕達は露天風呂に歩いて行きました。
その入口の引き戸をガラガラと開けると、50センチほどのついたてがありますが、それを過ぎればもう脱衣場です。
そこからは、岩造りで円形のお風呂がすぐに見えます。
おばあさん、そして40代の男性が入浴しています。
トモミが小声で
「(男の人いるじゃん・・・汗)」
「(仕方ないね・・・でも、1人だから)」
「うん・・・」
僕達はお風呂に背を向けて、服を脱ぎ始めました。
この日、僕はトモミに白に紺の刺繍が施された「紐パン」の下着を身につけてくるようにお願いをしていました。
トモミの下着姿が、たとえ後ろ姿であろうと「それ」を見られているのかと思うと興奮します。
僕は聞きます。
「(恥ずかしい・・・?)」
「(うん・・・汗)」
そしてトモミは下着を脱ぎはじめました。脱いだ下着はカゴの服の下へ隠すように入れました。そして、ハンドタオルで体の前部を覆います。もう、お尻は晒しています。
一応、僕はトモミに
「(大丈夫?)」
と聞きましたが、「うん」と頷きます。
足場も岩でできており、ゴツゴツとした浴内へと歩き出しました。
チラチラとおじさんの視線を僕「も」感じます。
僕はおじさんを追い越しお風呂の一番奥側、おじさんから、わずか2~3メートルの場所へ先導しました。
そのすぐ側を雪景色に彩られた川が流れていたので、もっともらしく
「景色が良いから、この辺にしよう」
と言って無作為に置かれた「ケロヨンの桶」で湯をすくい体をサッと流すと、トモミもタオルで隠しつつ、それに続きました。
この時もうタオルの横からはそれらは見えており、タオルが濡れると体に張り付いて、トモミの体はしっかりと浮き彫りになっています。
僕がトモミを待ってから湯に浸かるとトモミも僕の方を向き、おじさん側に背を向けるようにしてタオルを湯に浸けないないようにしながらもそれで隠しつつ、肩まで浸かりました。
そして、僕がしたようにタオルをお風呂の淵の岩に置いてから、体をお風呂の中心側へと向きを変えます。
僕はそのお風呂の中心部に立っていた太く大きな柱を指して
「凄い立派な柱だね~」
と話しかけるとトモミも
「そうだね~」
と答えます。
トモミは両手でしっかりと隠そうとせずに、しっかりと隠すことの方が逆に恥ずかしいと思っているのか、その控えめな隠し方はとても緩いです。
お湯は透明なので、すぐ近くにいたおじさんからはトモミの体はお湯越しに見えています。
おじさんの視線を感じます。
温泉の感想を話しながら、お湯に浸かっていたのですが僕は熱くなってきたので、淵の岩に腰掛け足だけを浸からせました。
この時に陰部にかけた、タオルが冷たくなっていたので敢えてトモミの方に少し半身になって後ろにタオルを絞ります。
トモミの顔の前には僕のおちんちんです。
少し肌寒さを感じた頃にまた湯に浸かってから熱くなると再度、淵に腰掛けました。
トモミも我慢の限界がきたのでしょう。
置いてあったタオルを手に取ってから、それを縦にして体を覆うように隠しながら腰掛けました。
僕はそのタオルを半ば強引に奪い
「冷たくなってるから、絞ってあげるよ」
またもや、もっともらしい理由をつけました。
そしてそのタオルを自分のと同じように後ろに絞ってから桶で湯をすくい、そこに一旦タオルを浸け温めてから、絞って渡しました。
時間にして、1~2分というとろでしょうか。その間、トモミの体を湯を介さずに、おじさんにしっかりと晒したのです。
もちろん、トモミは「緩く」手で隠してはいましたが、しっかりと見えたはずです。
おっぱいもパイパンも見えただろうという確信を得ました。
温泉には30~40分の滞在だったと思います。
僕達は温泉を後にして、車で来た道を戻ります。
車内では
「恥ずかしかった?」
トモミに聞くと
「うん・・・もうダメだからね!!(汗)」
そう何度も念を押されました。
僕は温泉では何とかそれを、とどめていたのですが車内では運転しながら完全に勃起しています。
(とはいえ、温泉で半勃起している時間もありました・・・汗)
道中、なんとか「それ」を抑えてコンビニ寄りました。
トイレで「捨てアド」のメールを確認するためにサイトにログインすると、おじさんからはトモミの感想がきていました。
とても、卑猥な言葉が並ぶ長文の感想とお礼。
運転しながら、それを思い出すと先程よりもさらに漲っているのが分かります。
その温泉から一時間ほどの高速道路のインター脇にある、部屋毎に駐車場が付いているタイプのラブホテルに入りました。誰にも合わずに入室できるホテルには初めてです。
僕達は入室すると、シャワーは浴びずにすぐにはじめました。
僕は、混浴でのことを色々と聞きながら「します」。
「恥ずかしかった・・・?」
「っん・・・うんっ・・・恥ずかしかったっ・・・・」
「何が・・・?」
「はっ・・んんっうー・・見られるのがっ・・・ぁああっーー」
「本当はトモミ、俺以外の男に見られて感じてたんじゃないの?」
「そんっなっ・・・ぅうっ・ことないもんっっ・・はぁっ・・・」
「トモミも本当は・・・おじさんのおちんちん見てたでしょ?知ってるよ」
「あぁっ・・見てないよっ・・・んんぅっ・・あっっ・・・んぁっ・・」
僕達はコトが終わってから、ベッドでそのまま横になって休んでいました。
すると、トモミが突然抱きついてきました。
抱きつくトモミの顔は見えませんが
「んっ・・んんっ・・」
と嗚咽を漏らして体が少し揺れるさまから、泣いているのが分かります。
トモミの顔が見えるようにしてから
「どうしたの・・・?」
心当たりに蓋をして、聞きます。
トモミはそうすると、より一層の大粒の涙を落として
「やっぱり、やす君以外に見られるのはいやっ・・・」
と言って顔を僕の胸あたりに隠します。僕の胸にトモミの涙が落ちるのを感じます。
誕生日の時とは、全く違う涙に僕は胸がゾワゾワとしてきてからギュウと何者かに強く、握り潰されるのような痛みを感じました。
トモミがはじめから今回のことを嫌だというのは、分かっていたというのに・・・僕はそれにもかかわらず
自分に都合よく「トモミは僕の為」にならと軽視して、それを突き通したこと。
こんなにも嫌なことを僕の「欲望」を果たす為だけに、我慢をして叶えようとしてくれたこと。
こんなことの為に僕は時間を割き、嘘までついて結果、悲しい涙を流させてしまったこと。
これだけのことを鑑みて、本当に本当に申し訳ない気持ちと後悔が襲ってきます。
トモミの頭に手を置いて
「ごめんね、ごめんね・・・もう絶対にこんなことしないから・・・本当にごめんね」
情けないことに泣いて謝ることしかできません。
僕はドラマや映画でおなじみの
「君をなくして気付いたんだ、君が本当に大切な人だということを」
みたいなフレーズが中学生の頃から本当に大嫌いです。
「そんなに大事なら、何故なくす前にそれに気付かなかったんだよ。ていのいい言い訳だろ」
と、それを聞く度にそう思っていました。
今の僕はこのままだと、間違いなくこうなってしまう。と思わざるを得ません。
そんなことには、絶対にしたくない。
改めよう。
僕は本当にトモミのことが大好きだ。これは、きっとずっと変わらない。
自分のこんな「欲望」とトモミを引き換える訳には、いかない。
もう、絶対にトモミにこんな悲しい思いをさせてはいけない。
僕はトモミがいつしか、一緒にいてくれることが「当たり前」と感じてしまっていたことを深く反省しました。
そして、そう感じてしまっているところから変えていこうと強く決心しました。
僕とトモミが、これからもずっと一緒にいるために。
~続く~
申し訳ありません、後半部分あまりにも感情が入りすぎて上手くまとめられませんでした。
しかし、10年以上経つ今でも「こう」悔いている自分に対しての戒めとして、このまま載せることにしました。
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