既に突拍子のない展開に足を踏み入れているが、ここからさらにエスカレートしたハチャメチャ展開に入っていく。ご了承の上読んでいただきたい。
その週の土曜日。俺はあらかじめ聞いていた須藤さんの自宅へ行くために朝の8時に起き、電車で1時間30分かけた奈良の須藤宅へと赴いた。
聞いていた住所は集合住宅ではなく一戸建て。あらかじめグー〇ルマップで調べていたが、そこまで
大きな家でもないらしい。
ともかく電車に乗って降りてから徒歩20分。本来ならバスに乗っていくべきところだが、バス乗り場を聞いて回るのが面倒なので結局、歩いていく事にした。
そしてやっと須藤宅に到着したが、うん、、、まぁなんというか、、2階建ての一戸建てではあるが、正直、ボロ屋っていうのがふさわしい家だった。
長屋っていえば言い過ぎかもしれないが、その通りには須藤宅と同じ作りの家が長屋方式で横にならび、玄関には使い込んだチャリンコや、老人の下着や靴下のようなものがヒラヒラと揺れている、そんな下町というか、、いや貧困といったほうがいいのか、そんな周辺環境だった。
俺は家の入り口に、「須藤」との表札があるのを確認し、家のインターフォン、いやベルを鳴らしてみる。クリーム色に茶色のベルのマークが刻印されたボタンが付いた、昭和を彷彿させる呼び出し機だった。
するとジリリリリリリリリ♪という奇妙な音をたてながら室内で鳴っているのが聞こえたのである。
それからほどなくして、カラカラカラカラ。と格子状になった引き戸があくと、そこには先日みた須藤サンが立っていた。「あ、どうもw」と俺は軽く挨拶をすると、「遠いとこすみませんね」「いえいえ」なんて会話を重ねて室内へと案内してもらったのだった。
ただこの時は家にいたからというのか、色は黒で以前と何らかわらなかったが、膝くらいまでのワンピースを着ていた。ただ手首のブレスレットと、首からの木の数珠は前回どうよう装備していたのだった。(家でもこの太い木の数珠ネックレスをつけてんのかよ)と思った。
ともかく、玄関で靴を脱ぎ、狭いキッチンと小さな冷蔵庫を横目に入っていくと1階部分は6畳6畳でできていた。
玄関に近い側の部屋にはテレビとテーブルなどが置いており、その奥の部屋は、一つの品々を除いて他は何もない部屋だった。その一つの品々というのは、部屋の角に奇妙な祭壇のようなようなものが拵えられており、その小さな祭壇の上には祭壇のサイズにぴったりというのか、小型の不動明王?みたいな剣をもった木製の仏像が置いてあったのである。
部屋のカーテンは9割くらい締め切られており、少しの隙間から差し込む太陽光だけがこの部屋の中の唯一の光源であった。
須藤「お茶を入れてくるので少し待っててください」
そういって須藤サンは玄関側の小さなキッチンへと移動し、俺はその不動明王が置かれた祭壇の前に座って少し待つこととなったのである。
(2階はどうなってんのか知らないが、、まったく女の子の部屋的な感じは皆無だな・・w)なんて思っていた。ただ身体の角度を少し変えると、ベランダへ通じるガラスドアのカーテンの少しの隙間から、外のベランダに干されている衣類が目に入り、(おw パンツ干してるwwww)と、真っ黒な姿しかここまで見た事なかったが、意外とパンツは普通にピンク色やクリーム色のものが干されている事に気が付き、(そこは普通だったかw)となぜか安堵する俺だった。
そして改めて茶をもってきてから少しの雑談をした。まぁ雑談ってい逝っても何時に家を出たのですかとか、電車は混んでませんでしたか、とかそういった類のものだったが。
それから今から始まる「加持祈槌」の説明が始まったのである。
須藤「では、以前にお話しした通り、お祓いっていったら大げさかもしれませんが、私にできる限りの事はやってみたいと思います。」
俺「はい。よろしくお願いします」
須藤「こういうお祓いとか受けるのって初めてですか?」
俺「はい。まったくもって初体験ですね」
須藤「ならよかったです。では何の先入観もなく、ただ座って頂いてるだけで結構です」
俺「やっぱお祓いされた経験がある人とか、やりにくいとかあるんですか?」
須藤「ありますね。前回とは違うかったとか、前はすぐに効果が出たのにとか、色々考えられると、こっちもプレッシャーになってやりにくいんですよ」
俺「へー、そういうものなんですね」
須藤「では説明しますね。今から私がお祓いの儀式をする為に、俺サンの目の前で色々と動作をします。動作といってもここにある短剣で俺サンの目の前を十字に切ったり、呪文を唱えたりするものですので俺サンに触れたりする事はありません。その間、ただ俺サンは心を平常心に保ってじっと座ってくれるだけで結構です」
俺「はい。そうします」
須藤「ただ、状況によっては私のほうが取り乱したりする事もあるかもしれません」
俺「取り乱す?」
須藤「はい、いえ、でもハッキョウするとかそういうのではないのでwただ勢いあまってのめり込んでいく姿を見る事もあるかもしれませんが、その時は驚かずにただ、こういうものなんだ。と眺めてるだけで大丈夫です」
俺「はい。」
須藤「時間は15分から長くて40分くらいかかるかもしれませんが、ずっと座ってて足が痛くなるかもしれませんけど、そこは我慢してくださいね」
俺「わかりました」
須藤「では始めます」
すると今まで正座を崩した女の子座りをしていた須藤サンが、正しく正座をして身を改めだしたのである。それにつられて俺も正座をするのであった。
それからブツブツと、、確か、 「オンペーシラマンダヤカ、なんとかソワカ、オンペーなんとかハダラケンダッパ、なんとかソワカ、オンペー・・・・・」
という具合に、低い声で呪文を唱え始めたのである。そしてその呪文のキーが少しずつ高くなっていき、キーと音量が最初が10%とすると、30% 50% 70%とテンションが高まっていくのである。
(ほう。これが取り乱すってやつ?別に取り乱してるようには見えんが)
と思った矢先!!!
いきなり今まで正座して自分の胸の前を両手で印のようなものを結んでいたのだが、いったい彼女になんの衝撃がはしったのか、「ンン!!!!!!!!!!!」と喉で声をあげたかと思うと、結んでいた印を離し、手を自分の背後にビタン!とついて、正面にいる俺からすれば、上半身を中心に身体全体を背後に弓ぞりにさせるような動作をしてきたのである。
その時、さきまで正座して閉じていた両膝がそこそこの角度で左右に広がり、もともと膝くらいの丈のワンピースを着ていたものだから、真正面にいる俺からすれば白いパンツがモロ見えちゃったんだよ。パンツのゴムやクロッチ部がはっきりと見える形で。
(うわ!!!ちょwwwww)と真正面にいる俺がなぜか恥ずかしくなる、そんな光景だった。
だが相手は真剣である。笑いなんて一切ない。パンチラしているのに気が付いているだろうが、いや、そんなものはどうでもいい心境になっているのか。それほど俺に憑依している生霊が強いパワーを持っているのか。
そしてその衝撃の第一波が過ぎ去ると、また少し落ち着きを取り戻し、また正座の姿になって手で印を結ぶという動作へと戻っていった。そして落ち着く→衝撃がきてパンチラ→落ち着く→衝撃来てパンチラを合計、3セットくらいを繰り返した。
それを傍観している俺のほうが焦った。なんせ相手は額から汗ダラダラ。所々、肩を震わしている。それでも必死に俺の生霊とバトルしているのだろう。そして最終的に落ち着いてからは手元に置いてあった短剣を取り出し、俺の目の前を十字に切っていったのである。
(な、、なんかすげーな。。。。演技とかに見えないぞ。本当に大丈夫かよ。。。)
そして最終的に落ち着きを取り戻し始めた須藤サンは話し始めた。
須藤「かなり強かったです・・・。とりあえず今は落ち着いていますが、俺サン?」
俺「はい」
須藤「こういう人物に心あたりはありませんか?身長はあなたより高い。いや、全体的に日本人の平均よりは高いです。顔が、、そうですね。。目つきが悪く、色白。タバコを吸う人です。」
そこまで言われた段階で俺は思った(あああ、それ、吉田智仁の事だ!!!!!!!)
確かに俺は、その吉田智仁からいい風に思われてはいない。いつもアイツは俺の影で俺の悪口を言っている奴だった。そいつが俺に生霊と化して憑依していたのか!!!!と、思った。
俺「はい、、心当たりあります!」
須藤「その人の生霊が俺サンの足を引っ張っていたようです。とりあえず今は離れるように切りましたが、、ただこれからは俺サンのほうからせっかく切ったその人に近づかないように気を付けてください。自分から近寄ってしまえば、また元の木阿弥なので・・・」
俺「はい!!わかりました」
この瞬間までは、タイトルにあるとり、「聖者だと思った」の段階だった。まさか、自分に憑りついている相手を言い当て、その生霊を断ち切る業をもっている。そんなスーパー除霊師に見えたものだった。
だが俺が今回、冒頭で書いた、、「ここからさらにエスカレートしたハチャメチャ展開に入っていく。ご了承の上読んでいただきたい。」との本来の意味はここから始まるといっても過言ではない。
俺「除霊自体はこれで終了なんでしょうか」
須藤「はい、、終了・・・です」
俺「なにか、すごい疲れてるように見受けられますが、何か手伝う事とかありませんか?」
須藤「気を使わせすみません、、こんな風になるとは私も思ってなかった・・」
俺「それほど強かったんですね、俺についてた吉田の生霊・・」(吉田じゃなかったらゴメン)
須藤「たしかに強かったのですが、、、特殊な性質をもつ強さでした」
俺「特殊な性質・・?」
もう一度、ここで読者の皆さんに言っておきたい。すでにコメントを頂いている通りすがりさん。ダイさん。これからみなさんにお伝えするハチャメチャ展開についてこれるだろうか。
「まっさかw そんなのあるわけねーだろww」と思うなら、もうここで読むのをやめて太宰治でも読むことをお勧めする。(笑)
では続けようと思う。
須藤「生霊とか魔というのにはいろんな性質があるのですが、、、今回、その吉田という人でしたっけ、その日との生霊は、色魔に属する性質だったのでしょうね・・・」
俺「しきま? ってなんですか?」
須藤「そうですね、魔にもいろいろな種類があって、業魔、陰魔、天魔、天子魔、色魔(後忘れた)・・・etcと種類があるんです」
俺「ほう。。で、その色魔とは・・?」
須藤「単刀直入に言えば、性欲の魔です」
俺「え?吉田は男ですよ。それがなぜ性欲?」
須藤「それはわかりません。ですが、ただその吉田という人物が俺サンに抱いていた本当の嫉妬心の本質は、性的な何かであるのは確かです」
俺「まったく身に覚えがない。。。あいつがゲイだとも思えないし・・・・」
(この吉田がなぜ色魔に属するのかの謎は今でも解明されていない。ただ、この段階では、須藤さん曰く、吉田の生霊は色魔に属する。とだけしか言わなかった)
俺「で、、、その色魔だった事によって今、しんどい状態が続いているのでしょうか・・・」
須藤「はい・・・w(少し笑う)というより、私もこの手の生霊は初めてなので、、ちょっと身体が驚いてるのがあります・・・w」
俺「身体が驚く??(色魔?性欲?)もしかして、その吉田の生霊の影響で、いま性的というか、なにかそういった影響化にあるということですか?」
須藤「・・・・そうかもしれません。。。なんていうか、ちょっと火照っちゃった・・?ww ははw」
俺「はは・・www そういう事もあるんですね・・w」
須藤「私もまだまだ修行が足りませんから、ちょっと今の私には不相応なレベルだったのかな・・w」
俺「いえいえ、ぜんぜん。ありがとうございます。なんか気のせいかもしれませんけど、身体がめっちゃ軽いし、不思議と心が晴れやかなんです。こんなに早くに効果がでるものなんですね!」
須藤「個人差ありますけどね。俺サンの場合は除霊される事自体が初めてなので、効果も高いのかもしれないですねw」
それから会話が少し停止した。とうのも、相手はまだうっすらと額に汗を浮かべて、ぐったりしたような感じで、ぜいぜい言いながら俺の返事の答えてるのである。俺としてもそんな相手を見てべらべらと話しかけるにはさすがに気が引けるのであった。
すると・・・!!
須藤「アア・・ン・・!!」
俺(?????)
小さくではあったが、いきなり艶めかしい声をあげたのである。
俺「どうされたのですか?」
須藤「ちょっとやばいかもしれません、、、私、先日あった時に呪詛とか除霊とかって、相手の持ってるエネルギーを超えるからこそできるワケであって、それに負けてしまったら自分が鏡の原理で呪詛返しに会うっていったの覚えてますか?」
俺「はい。覚えてます」
須藤「今、、その状態・・・です」
俺「え、、吉田の生霊が今度は須藤さんのところにいったとか?」
須藤「・・・です」
俺「どうすればいいんですか?」
須藤「・・・なんとかなりますよ・・w」
また無言が続いた。
俺は考えた。何、この状況。普通に考えてこんな状況になるってことあるか? なんか騙されてんのか俺? わからなかった。
ただはっきりとしていたのは、除霊だか加持祈槌だか何だかしらないが、その影響でもって色魔とやらの影響を受け、目の前で悶えている人がいる。それだけ。
もし、この目の前の須藤さんが、実は色魔なんていうのがでっち上げで、本当は異常性欲者で、理由をつけて男を連れ込んで、SEXに持ち込もうとしている変態性質の持ち主なら、あまりに手が込みすぎている。少なくともそうとは考えられない。
じゃ俺は何をすればいい。色魔だとかなんだとか言ってはいるが、俗な言い方をすれば、たったいま、須藤さんは興奮してHな事をしたい状態になっている。ただそれだけなんだろうと思う。
唯一、その望みをかなえてあげれる立場である男としての俺は、何をどうすればいいのだろうか。
この無言の間、いろんな事が脳内を錯綜した。
そして俺はイチかバチかではないが、こんな質問をした。
俺「あの、失礼な事を聞くかもしれませんが、須藤さんは男性経験はありますか?」
須藤「いちおう、ありますよ。なぜそんなことを?」
俺「いや、もし初めてだっていうのなら今の状況をどうやって切り抜けるのかなって思って」
須藤「ああ、、なんとなく言いたいことが分かりました」
俺「多分というか、なんというか、今、須藤さんはさっき火照ってると言ってましたが、今でもそんな状態が続いてるのですよね?」
須藤「うん、、しばらくすれば落ち着くと思いますけど・・・w」
俺「俺がいう事じゃないとは思うんですけど、今の状態を今の想いのままに従ってかなえてみたら、案外、解決するんじゃないかって思うんです。いあ、、誤解しないでくださいね。僕がこの場に乗じてなにかしてやろうとか、そういってる訳じゃないですから」
須藤「それはわかってます。それに・・・」
俺「それに?」
須藤「そうすれば事が収まるのもわかってます」
俺「ほう」
須藤「今回は色魔でしたが、他にも色々な魔がいるんです。そして今回みたいに除霊した後に私に影響を及ぼす事も珍しい事ではありません」
俺「はい」
須藤「でも、そういった事に対しては、師匠から教えてもらってはいるんです。だから対処できる。でも、さすがに今回のケースに関しては教えてくれたなかったな・・・w」
俺「それはなぜですか?」
須藤「師匠っていっても、おばあちゃんなんですよ・・wさすがに老婆から色魔の対処なんて教えてくれるはずもないし・・ww」
俺「意外と人間味あふれる世界なんですねw」
須藤「ですねw」
俺「では他の魔の影響を受けた時はどうするんですか?」
須藤「それは簡単ですよ。色魔の対処と同じくらい簡単です」
俺「どうすれば・・?」
須藤「以外だと思われるかもしれませんが、貪魔のときはヤケ食いしたり、陰魔のときはカラオケいって歌うたいまくってストレス解消したらいいし、天魔の時は人をどん底に陥れる系の映画みるだけで簡単に対処できますね。でもそれをする必要はないんですけどね」
俺「ほう」
須藤「それは私が、「これらはこういうものだ」っていうのを知っているし、慣れているのでほっておけば自然とその影響からは逃れられます。」
俺「なるほど」
須藤「でも今回は正直いって初めての状態なので、身体が驚いてるっていう表現をしたのです」
俺「となると、やっぱ色魔の時は、、、Hな事をすればっていう結論になるのでしょうか」
須藤「理屈でいえばそうなります。」
俺「これはたとえ話ですよ。もし俺がこのまま「ありがとうございました」といって何もなく家に帰れば、そのあと須藤さんはどう対処するのでしょうか」
須藤「www そんなの聞かないでくださいよw」
俺「なんとなくわかりましたwwww」
須藤「wwwww」
除霊直後から少しづつ時間が経過し、須藤さんも落ち着きを取り戻してきたように見えた。
結局、このまま何事もないく終わるんだな。ま、それが普通だよな。と思いながら俺自体も落ち着きを取り戻してきた時、、驚愕の提案を相手からされたのだった。
須藤「色々心配してくれてるみたいなので、じゃ、私のほうからも恥ずかしいのですけどそれを前提にお願いしようかな・・」
俺「なんなりと」
須藤「wwww やっぱ恥ずかしいです~~~wwww」
俺「なにをいまさらwww なんか急に可愛いキャラになってません?www」
須藤「いえ、俺サンがとても親身に心配してくれてるので、お言葉に甘えちゃおうかなみたいな自分も出てたりしてww」
俺「なんでも言ってくださいよ~」
須藤「www えー・・ww」
俺「自分から切り出したんじゃないですかwww じゃ俺があてましょうか?w」
須藤「どうぞw」
俺「1エッチしましょう」
須藤「wwwww ダイレクトすぎますwwww それはないwww」
俺「じゃー、、2気持ちい事してくれませんか?」
須藤「ないないwww あるけどないwww」
俺「なら・・3フェラしたくなってきました」
須藤「・・・・・w」
俺「お。あたりw」
須藤「・・・wwwww」(顔をあからめる)
俺「でも、なんとなく気持ちがわからんでもないです。相手に最後までどうこう。とかじゃなくて、女の人が唯一男にできるセックスアピールってフェラくらいしかないと思いますもん」
須藤「いあ、、でもやっぱいいですw 何言ってんだろ私ww」
俺「いあ、せっかく打ち明けてくれたんだし遠慮しないでください。ぜんぜん須藤サンの今の気持ち、恥ずかしい事でもなんでもないと思いますし。それで須藤さんが少しでも楽になってくれるなら僕はそれで満足です。それに・・」
須藤「それに?」
俺「須藤さんが本来なら人に言えないような今の自分の本音を言ってくれた事が嬉しいです」
須藤「ありがとう」
なんか、ハチャメチャな会話の中でもジーンとする雰囲気が流れた。
俺「じゃ、お仏壇(祭壇の事)の前でするのもアレなんで向こう行きましょうか」
須藤「はい・・」
そして俺たちはフスマ一枚隔てたテレビとテーブルが置いてある部屋へと移動した。そして須藤さんは壁側へと座り、俺はその目の前で仁王立ちした。そして「出しますね」と一言添えて、相手の返事がまだないにもかかわらず、自分のベルトバックルを緩め、チャックを下ろし、後は一気にズボンとトランクスを同時に掴んでゆっくり膝まで下げたのであった。
すると座っていた須藤さんは中腰へと体の高さを変え、「では、、不調法ですが・・・w」と一言添えたあと、手で軽く下に垂れ下がった柔らかい俺の陰部を掴んで上へと起こすとそのまま一気に口の中に放り込んだのであった。
柔らかい未勃起の陰部。いとも簡単にすべて須藤さんの口の中に全部が含まれた。そして須藤さんが優しく、柔らかく、丁寧に、いうならば、愛情をこめて、そして・・・はっきりと俺に快感を味わってもらおうと口の動きを前後させる事によって、ムクムクと俺の陰部は大きくなっていった。
俺の陰部が完全勃起してからは、今までとは違う、須藤さんの姿が展開されていった。なんていうのか、とにかく激しい。本人は激しくならないよう遠慮して、ときおり休憩しては上を見上げて笑みを浮かべたりするものの、身体の底から湧き上がる性欲がそうはさせないという様子だった。
それから両手で俺の左右の腰骨を抑え、頭だけで陰部を口にくわえこみ、ただひたすらジュポジュポと頭を前後に動かすだけの女となっていた。
さらに驚いたのは、最終的にはもう、口だけで俺の陰部をくわえ込み、右手で自分の胸を揉み、左手で股間に手をやってクリかなにかを刺激しはじめる始末なのである。
(すっげー興奮してんだな。。。正直、俺が引くレベル・・・)と思った。
プハ!!! と息苦しくなったのかフェラから一度口を離すと、それでも飽き足らず、今度は勃起したサオ部分を上へと持ち上げ、玉袋まで舌でツーー。となめ上げてくるではないか。
そして玉袋を舐め終わったらまたサオを口に含み出すのである。
せめて胸くらいは俺の手で揉んでやろう。そう思って俺は上半身を少し前かがみにし、両手を下へブラーンと下げてちょうど、手の位置に値する胸を、俺の右手で須藤さんの左胸。左手で須藤さんの右胸を揉み始めた。
首からぶらさげている木製の数珠が時折、俺の手にあたり、(霊媒師とHしてるんだ・・・)という実感がわいてきて、いつものHにはない興奮を体験させてくれるのであった。
俺は考えた。このままの状態をずっと続けていれば、俺はいつか須藤さんの口の中で果ててしまうであろう。そうなれば、「じゃ、約束のフェラはおわったので・・・・w」と場を切り上げられかねない。
俺はこのまま須藤さんの口で果てたい気持ちを押しころし、いったんは自らフェラを解除して彼女を立つように誘導するのであった。
そして立たせた後はクルっと俺に背中を向けるように仕向け、俺はそこではじめて須藤さんの白パンツを俺が下ろしているのと同じ、膝までの位置ずりさげたのである。
そしてテーブルに手をつかせ、俺は須藤さんの尻に顔をうずめ、手で尻の肉を左右に広げながら、ヌルヌルになっているワレメを全体的にあたかも掃除するかのように大きく広げた舌でジュルリ。と舐めあげたのだった。
「アアッツ!!」と須藤さんが明確な喘ぎ声をあげた瞬間であった。
最初は聖者だと思った。しかし今はなんだ。
アソコに大量の愛液を分泌させ、むしゃぶるように男の陰部に食らいつく。挙句の果てには自分で胸を揉み、自分でクリを攻め、これではただの淫乱女ではないか。吉田の生霊がそうさせているのか。それとも、「もともと」須藤さんのHはこういうHなのだろうか。
そんな事を考えながら、俺は背後から、何度も何度も須藤さんのワレメを舌からなぞりあげた。膝にかけられ左右に広がるパンツには、中心部に黄色いオシッコシミをくっつけて、よくもまぁ、こんな使用感のあるパンツで除霊なんてやってたもんだ。
そんな事を考えていた。
そして相手からのフェラがおわった。そして俺からのクンニが終わった。
それから俺は、地面は堅いカーペットの上だったが、パンツを脱がし、それから須藤さんを寝かせ、俺自身もズボンもトランクスも脱ぎ捨て、「入れますね」という段階まで来ていた。須藤さんは「はい・・w」と答えた。
俺はヨイショっと須藤さんに入れる為の位置へと陣取り、そして彼女の足首を掴んで左右へと広げた。須藤さんの股間には、黒い薄いストレートの陰毛がキレイに生えており、ワレメの部分は黒ずみもなくキレイな肌色をしているのが印象的だった。
そこで俺は自分のサオを手に持ち、須藤さんのワレメをまずあてがう。そして上下にこすりながら亀頭に須藤さんの愛液を塗り付けた後、所定の場所で今度は上下ではなく、奥へと腰の力を入れこむ。
ヌプッ・・・~~。。
一気に奥まで入っていった。
あとはひたすら正常位。「ハッ!!アッ!!!アン!!!アアッ!!」胸を揉んだり、乳首を吸ったり、空いてる右手あるいは左手でクリを攻めながらのピストン運動。
すると須藤さんは俺の後頭部から手をまわしてきて激しいキスを要求してきた。
そして俺は、(俺の中での奥義でもある)完全に中まで入れた状態での360回転。つまり、俺のサオの付け根の部分で須藤さんのクリ表面を360度回転させて、中を回転させてグリグリするのと同時に、クリ表面も根本を使ってグリグリするオリジナルの業をやってのけた。
すると今までにない、高いキーでの喘ぎ声で「アアア!!!!きもちいッツ!!!! アア! アア! いっちゃう!!! イクぅ!!!!」
そういった後、須藤さんは中イキしてしまわれた。そして俺も頃合いかと思い、最後のフィニッシュを敢行し、、最終的には須藤さんのワンピースをめくりあげた下っ腹を目指して射精をするのであった。
須藤「はぁ・・・・はぁ・・・・www」
俺「はぁwww けっこう激しくなっちゃいましたね・・w」
須藤「うん・・・ww 久しぶりだから何かすごかったwww」
俺「どれくらいぶりなんですか?」
須藤「3年くらい、、かな」
俺「3年前っていったら普通に呪術師やってましたよね、誰とやったんです?ww」
須藤「えーー、それ聞く?ww」
中略 ※この須藤さんの過去 という部分については、長くなる要素があるので(まだ書いてないので分からないが)後日譚でまとめたいと思う。もちろん需要あればの話だが。
布団もなにも引いていない堅いカーペットの上で、俺たちはしばらく、そんな身の上話をやってのけた。そしてまだ須藤さんの腹に俺の精子が付着したままである事に気が付き、近くにあったテッシュで後処理をするのであった。
そして後処理が完了すると、須藤さんははいていたパンツを手に掴み、ベランダをカラカラとあけてポーンと洗濯機に投げ入れたりする動作も見せてくれたのである。
(なんだかんだ、女の子っぽい動作もするんだww)そんな風に俺は感じたのである。
そして完全に着衣を改めた後、俺たちはこの後何するか。を相談しあった。そして昼メシをまだ食ってない事に気が付いた俺たちは、近所の牛丼屋へとメシを食いに歩くのであった。
俺「吉田の生霊が消えたという段階ですが、また何かあったら相談していいですか?」
須藤「はい。それはぜんぜん構いませんよ。でも、本当に自分から近寄らないでくださいね。今はあくまで、一時的に離している状態ですから」
そしてその日は何事もなくお別れ。
俺は翌週の月曜から通常に出勤するのである。
そして当の本人の吉田はどうなったか。
不思議。摩訶不思議。
俺に一切、話しかけてくる事もなかった。目線すら合わそうとしなかった。
なにより不思議なのが、あれだけ周囲が「また吉田がお前の事〇〇言ってたぞ」という周囲からの言葉も同時に消えていた。
(やっぱ、、、須藤さんって、、本物だ・・・・・)と改めて彼女に対する尊敬の念が復活した瞬間でもあった。
そして彼女への尊敬の念が復活すればするほど、彼女の肉体を再度、抱いてみたいという欲求が強くなるのも自然の成り行きであった。
ここから続きは後日に譲るとして、まずは前半部のクライマックス、いや前半ではなく4分の3以上は語りつくした感があるが、残りの4分の1を執筆するかどうかは、改めて考えたいと思う。
その理由は、4分の1はあくまで4分の1でしかないということ。少しのエロシーンは会っても、今回のような完全なセックスシーンはない。ただ俺と須藤さんの中での「会話」の中。そして2度目あった時の少しのエロシーンに限られる。
つまり、俺がタイトルで書いた、「なんだかんだエロも好きなんだ」に属する部分でしかないからだ。
まずは、以上! です!
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