他に誰も居ない露天風呂でM美と2人きり。
昨日まで、少し距離があったはずなのに、テーパーパークを一緒に訪れてから一気に距離が縮まった。
そして、この状況。
風呂の中でM美は俺の腕に、自分の腕を絡ませ俺の肩に頭を預けるようにしてくる。
湯の表面が風で揺れよく見えないが、片手は股間に伸びて小さく動いているように見える。
少しだけ見える表情は、幸せそうというべきか、嬉しそうと言うべきか・・・
かける言葉が思いつかない。
俺はただ湯船に浸かり、遠くを眺め少しずつ変わるM美の息使いを聞いていた。
俺の腕に絡むM美の腕に一瞬強い力が入り、M美の身体が瞬間的に硬直しすぐに緩んだ。
もちろん息使いは荒く、顔も赤く染まっている。
少しの間M美の身体を支えるように、腰に手を回していたが、さすがに長湯になり、全身から汗が止めどなく吹き出す。
「ちょっと涼まないと」
ようやく、M美に声をかけ湯船から上がり、竹製のベンチに外を向くように座り股間にタオルを掛け涼を取る。
M美も湯船から上がってきて、俺の左側に体育座りの様にして座り、身体を寄せて来る。
2人共黙ったまま時間が過ぎていく中、先に口を開いたのはM美だった。
「・・・今日は有難う・・・わがまま聞いてくれて・・・。」
返す言葉がすぐには見つからず、ただ・・・
「・・・うん・・・」
と頷き、川から吹き上がって来る涼風に吹かれながらま、再び無言のまま時間が過ぎていく。
10分・・・いや15分かそれ以上かもしれない時間が過ぎ、
「もう一度、湯船に使って部屋に戻ろうか?」
M美に声をかけ、先に湯船に入り奥の方に行き向きを変えると、
掛け流しの湯が流れてゆく中にM美がしゃがみ込み、横に顔を向けた大きく足を広げて・・・
俺にその部分を魅せつけるように・・・それだけではなかった。
M美はそのまま小用を・・・
言葉にならない何かが俺の胸に押し迫ってくる。
過敏とも言える年頃の女の子が、人には見られたくないであろう姿を晒しているのだから。
これまでに、M美の気持ちは薄々気がついていたがこれまでするとは思っても見なかった。
顔をそむけたまま手をそっと握り口の辺りに当てて、小用が終わった後も動かずにいるM美。
湯船の中をゆっくり移動し、M美の傍へ行き、湯船の湯をその部分にかけてから、M美の身体を抱くように引き寄せ、M美を湯船の中に入れる。
この時、俺は葛藤の中にいた。
このままM美を押し倒しても、M美は抵抗しないだろう。
だが、まだ○4歳、これからいくらでもいい人がM美の前に現れ、そのいい人に抱かれた時後悔を感じてほしくはない。
男としては・・・一人の大人として・・・結局、後者を選んだ。
言葉にはしなかったが、まだ幼さのM美の身体を包み込む様に抱きしめただけで、それ以上の事はしなかった。
部屋に帰ると、布団が3組み敷かれA子は浴衣姿で窓辺の椅子にもたれる様に座っていた。
「おかえり」
A子はそう言ったきり、窓から遠くを見つめるように何かを考えているようだった。
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