店を出ると松坂君は、自販機でスポーツドリンクを買いがぶ飲みした。
「やべ、腹たぽたぽになる」
そう言いながらも一本飲みきった。
「俺ん家にする?ホテルにする?」
「…松坂君の家に行きたい」
コンビニに寄ると、松坂君は歯ブラシやお泊まりセットを買ってくれた。
私は使いきりを選んだけど、どうせ何回も使うんだから普通の買っとけと松坂君に言われた。
「松坂君て本当、気きくよね」
「いい彼氏だろ?」
また茶化すように言った。
適当にお菓子と飲み物をカゴに入れると松坂君は囁いた。
「コンドームはうちにあるから」
「いや…」
急に生々しくなり顔を背け目を逸らした。
「恥ずかしいからやめてよ」
「可愛いなぁ」
「早く部屋行こ」
コンビニを出てタクシーに乗った。
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