激しくイッたのと、お酒のせいでグッタリしてしまった。
ディルドはズルンと抜けて床に転がる。
「ちょっと…しんどいです」
先輩はボクサーパンツを履き直すと私をベットに連れてってくれた。
「大丈夫?吐き気する?」
「吐き気は大丈夫です…」
「ちょっと待ってて」
先輩は、冷たい水とタオルを持ってきてくれた。
冷たいタオルで火照った顔を拭いて貰ってるうちに落ち着いてきた。
「すみません、だいぶマシになりました」
「ごめんな」
「お酒のせいだと思います。あとめっちゃ心臓がドキドキして」
「俺も」
「本当に彼女にしてくれるんですか?」
「俺みたいなオジサンでいいの?」
「先輩はオジサンじゃないです」
「ゆうなから見たらオジサンだよ」
「違います」
「まぁ、ゆうながそう言ってくれるなら…」
「やったぁ」
小さくガッツポーズをすると微笑みながら添い寝してくれた。
「もう寝る?」
「先輩はイッてないですよね?」
「俺は、もういいよ」
「え~なんか…悪いです」
「彼女が具合悪いのにしたら最低だろ?」
そう言って首を傾げる。
「そうですね…すみません」
「先輩と敬語やめない?」
「そのうちやめます」
私を引寄せて腕の中に入れてくれた。
「でも、何か意外です」
「何が?」
「いつもニコニコしてるのに」
「うーん…わりと相手に合わせる方だよ」
「じゃあ、ゆうながエッチじゃなかったら優しくしてました?」
「たぶんね」
「気持ち悪かったら言って下さいね、私も合わせますから」
「何で?俺的にはギャップにやられてんだけど」
ニッコリ笑うと額にキスをした。
「でもヤバイな」
「え?」
「これからは、会社でゆうなだけひいきめにしそう」
「ダメですよ」
「いっその事言っちゃう?」
私は少し考えてから答えた。
「もう少し秘密にしたいです」
先輩はチラッと私の顔を見て何も言わなかった。
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