つづき
その指は、その動きだけを見ると何か別の生き物のように思われ、あともう少しで太ももの付け根に達しようとしていました。私はそのときが一番緊張します。何せ、妻が起きてしまった時点でゲームオーバー。撤退するしかありません。そう思っていた矢先、妻は突然、身をよじり私の手元を思いきり叩きつけました。私はすごすごと撤退しました。でも私はそのとき、この興奮は何なのだ、このスリル感は何なのだと思いました。おそらく、妻の身体といいながら、誰か他人の身体をまさぐっている錯覚に陥っていたのだと思います。その後もそのような事が何度も繰り返されました。時には、私の右手が布団に入った時点で蹴飛ばされ、胸から攻めた時には手を思いきりパチンと叩かれ、でも妻は完全に起きたわけではなく、またすぐ深い眠りに入っていきました。でも何回かに1回か、おそらく10回に1回くらいの割合でしたが、かなり奥まで進むことが出来ました。おそらく、妻の夢のなかにうまく潜り込りこむことが出来、夢と現実の境目を行ったり来たりしていたんだと思います。そのときの様子は、私の右手は、妻の太ももの付け根まで達し、しかし慎重にパジャマの薄い布ごしに妻の秘部をまさぐり、少しすると妻の腰がかすかに上下、左右に動きだしました。私の顔を妻の顔に近づけると、吐息が荒くなったような気がします。唇が渇いているのかさかんに自分の舌で舐めているので、私の唇を合わせると拒否されることなく受け入れられました。私の右手は、妻の下半身をまさぐっていて、4本の指が、人差し指、中指、薬指、小指が時には連携し、時には個別にそれぞれがいい仕事をしていました。人差し指は、妻のクリのあたりを弱く、ソフトに振るわせ、中指と薬指は妻の肉ツボあたりを少し強めに交互にうごめいていました。小指は妻のお尻の穴のあたり、じっと尻栓をするかのように押し込まれていました。妻の腰の動きは徐々に大きくなってきましたが、それは拒否の動きではありませんでした。パジャマごしに、妻の肉ツボあたりに湿りけがあるのを感じ、それがはたして、妻の汗なのか、それ以外の理由なのかそのときは判断がつきませんでした。私は、意を決して妻のパジャマの中に右手を入れることにしました。つづく
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