やった。中野咲とキスをした。どうだ、まるで奴隷のように扱っていた僕とのキスは。そう思いながら中野咲を見ると中野咲は顔に手を当てて恥ずかしがっていた。「可愛いーもしかしてファーストキスかなー?」大盛り上がりの先輩達。そんなハズはないのに。冷めた顔をして中野咲を見ていると中野咲も僕を見て一瞬微笑んだ。「…?」後にこの微笑みの意味が判明する事になるのだがその時の僕は気のせいかとさほど気にしていなかった。そして王様ゲームは波乱の3回目。ついに先輩と中野咲がキスする事となった。中野咲も何を言っても無駄だと察したのか嫌がらなかった。「こんな興奮するキス始めてかも」「えー危なーい、咲ぃ気をつけてー」この日最高潮の盛り上がり。中野咲はギュッと目を閉じた。「いただきまーす」先輩はそう言うとガバッと中野咲の顔を掴み自分の顔に引き付けてキスをした。僕のチュッとは違いそのキスはブチューといった表現がふさわしかった。「んーっんー!」本気で嫌がり顔を離そうとする中野咲。しかし男の腕力がそれを許さない。それどころか先輩の舌が中野咲の口へと進入していった。「ぐちゅ…ちゅ…ぐちゅ…」部屋には先輩に口の中を汚されている中野咲の音が響いていた。
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