2017/02/08 19:40:45
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それから僕は家に帰り、早速借りたラケットなどを手にもって素振りなどをしていたのでした。
よく考えたらこの2年間、ほんとコレといって会社と家との往復で、なんの出会いもなかった僕の人生の中で、いきなりフト公園に立ち寄ったことから思いもよらない展開になってきた事でテンションはかなり高めでした。
今までなんの興味もなかったテニスの動画を見たり、いきなりニワカテニスプレイヤーになったような気分だったのです。
それから僕は毎週、仕事帰りに繁華街にある総合アミューズメントパークで、テニス版のバッティングセンターみたいなところで飛んでくる玉を打ち返すだけのゲームで必死に練習し、腕や腰や足の筋肉痛に悩まされながらも、(俺って今、かなりいい感じ?w)なんて思っていました。とにかく土曜日が楽しみでならなかったのです。
そしてさすがに土曜日は筋肉痛で登場という事にはしたくなかったので、金曜はさすがにテニスの打ちっぱなしは休み、しっかりとストレッチをして土曜日に挑んだのでした。
土曜日になると、僕は9時30分から公園のテニスコートで待機し、ぼちぼちと集まってくる真奈美さんの仲間たちのオジサンやオバサンに適当に挨拶をして、「今日からちょっと本格的にやろうと思ってww」なんて会話しながら僕はメンバーからも歓迎されたのです。
真奈美さんが登場してからは、僕はもう真奈美さんからマンツーマンレッスンみたいな感じで近い距離でテニスのイロハを教えてもらい、(近くでみたら、ほんと目がキレイだな。。。)なんて思いながらも、レッスン自体は真剣に受けてました。
そして小休止の時になって僕は「そうそう。まなみさんの家に風の杜っていう日本酒ありましたよね。あれどこで手に入れたんですか?」みたいな感じで話題を振ると、「おぬし只者じゃないなw 風の杜に目がいくとはw」と言ってきたのです。
それから風の杜という日本酒は、製造元がマニアを唸らせえる為だけにつくった酒で、殆ど一般流通はしてないけど、最近はネットとかでも手に入れやすくなった。などといううんちくを聞きながら、「僕もそれは知ってるんですけどねw いや、久しぶりだなー風の杜とか見たの^ー^」なんて言ってました。(実は僕もそこそこ酒は知ってる方です)
そしたら真奈美さんはそのエサにのって、「じゃ、飲む?w」と言ってきて、、、「もちろんww」みたいな感じで、ここまでトントン拍子で、家にいく、酒を飲む。という超好展開までたどり着いていったのでした。
そしてテニスの練習が終わり、それぞれ荷物をまとめながら、僕達も「お疲れ様ですー」と真奈美さんと一緒に帰っていったのでした。しかし、一緒に帰るっていう事ではなく、「家かえってからシャワーして着替えてから行きますねw」といい、僕は家へ、まなみさんも家へと向かったのです(さすがに汗だくで真奈美さんの家にいって、シャワー貸してくれなんて言えませんからね)
そして僕は適当に家から、酒のおつまみのビーフジャーキーやナッツ類などをもって真奈美さんの家に行き、そうすると髪の毛が湿った感じで、適当な薄化粧をし、Tシャツにレギンス姿という、楽な格好で真奈美さんが出迎えてくれたのでした。
ただ、正直に言うと、もうこの段階で(今日はヤれる)っていう確信がありました。だって普通、いきなりあまり知らない男といくら顔見知りだからとはいえ、テニスの道具を貸したり、酒の趣味があうから。といって家に上げて飲んだりとか、、普通はないとおもうんですよね。
ただ感謝するのは、なんだかフィーリングが合った。といういう事だけなのかもしれませんが、(女性にとってはフィーリングが合うというだけで十分なのかもしれませんが)僕はそんな棚からぼた餅方式で、どんどん好展開になっていくのでした。
そして僕達はテーブルを囲んで、最初はビールを1本飲み、、それから「じゃ、メインイベントいきますかw」って感じで日本酒「風の杜」を開けたのでした。そしてトックリでチョコッチョコ飲みながら、、話はお互いのプライベートの話になり、前の彼女と別れた事による話の引換に、なぜ離婚したのか。という話になったり。
仕事の話や独立開業の話になったり。。 話がいろんなところに拡散しまくっていたのでした。ただ、日本酒の悪魔というか、前半はほとんど酔いを感じる事もないのに、一升瓶の真ん中くらいまで飲み干すと、もう自分でなにを言っているのか判らないような状態になって、なんんかむやみやたらと、ふたりでアツくなりながら語っている状態になっていったのです。