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2015/05/20 13:19:39 (hTRmbBN.)
私は、そのことが起きるまで好きな人とのセックスが一番気持ちがいいと信じていた。今でもそのこと自体に間違いは無いと思うけど、以前は嫌いなタイプとのセックスなんて想像しただけで鳥肌が立った。嫌いな男から大事な体を触られる、そんなの絶対イヤだったし、もちろんキスなんて考えただけで悪寒がしてたの。
あのことが起きてから考えも変わってしまったけど・・・

そんな出来事を語らせてください。書き溜めしたものを投稿するけど、思ったよりずいぶん長くなっちゃった。飽きなかったら最後まで読んでください。


その男は、風貌はいわゆるチャラ男。茶髪の2ブロックのオールバックにサングラス、ピチっとしたTシャツにダボダボのジーンズ。靴も先の尖ったブーツのようなもの履いてて、どこからどう見たってイカしてないし、ほんとチャラいだけ。嫌悪感しか感じなかった。
だから街角でその男から声かけられたときは「とんでもない」「そんな安い女じゃない」ってシカとしてた。でもその男は根気強く何回も声を掛けてきて、もう忘れちゃったけど何かすっごい面白いこと言い始めたの。それまで一切掛けられる声に返事はしてなかったけど、その面白い話にプッて吹き出しちゃって。「まあお茶くらいなら」って根負けしちゃったの。そこからカフェに移動してしばらく他愛の無い話してたんだけど、やたらと話が面白く、私はずっと笑い転げてた。それでも好感を持ったわけじゃなくて、面白い漫才師見てるみたいな気分だった。ただ、そのカフェで2時間くらい話してて周りが暗くなってきたころ、男から「ねえ、酒でも飲みながら飯食って話の続きしようよ。こんな面白い女の子、初めてだよ。もうちょっと話したいな」って言われて、私はまんざらでもなかったの。その時もまだ男に好感を持ったんじゃなくて、褒められたことがちょっぴり嬉しかったんだと思う。

居酒屋に入ってからもずっとハイテンションで話す男。私もお酒も手伝ってキャハキャハ言いながら結構楽しかった。ふと気が付くと結構酔ってる。そんなこんな中で、男は話しながらのボディタッチが増えてきて、最初「アレ?イヤだな・・・」って思ったんだけど。話の中で手相を見てやるって言われて、私の右手を持って掌のしわをなぞりながら手相の話をする男。私はその時点であまり手相の話が頭に入ってこなかった。酔ってボーってした感覚の中で、やたらとその掌を触る感触が気持ちよくってフワーってなってしまって。
それから後はきわどい下ネタ交じりのトークをしてきて、それが何だかジンジンくるような話が多くって、最後、ホテルに行こうって誘われたときは「ま、1回くらいならいいか」って思えるくらい落とされてたんだな、今思えば。

ホテルに着いてすぐシャワーに誘われた。酔ってたけどまだ恥ずかしさは残ってて、「エー!?」って思ったけど、男の上半身見て何だかすっごくテンションが上がった。一夜限りの関係をその時点で覚悟してたんで、今までお付き合いした男性の体にはなかった細マッチョの鋭い感じの体つきに、何やら期待めいたものを感じちゃったんだ。「私ったらだらしないな」って思いながらも、そんな男にシャワー浴びながらギュって抱き寄せられたら、アソコがキュンってしたのが自分でもわかった。私の名誉のために書いとくけど、私は出会ったその日にホテルに行くような経験は初めてで、割と身持ちは堅い方だと思うの。その男の接し方はそんな私の緊張感を見越して、すごくスムーズだった。あれよあれよという間にベッドに運ばれて「キスしてもいいかい?」って。でもその時点では好きでもない男とのキスは抵抗が強くて「ごめんなさい。キスは勘弁して」って断ったの。

男の前戯は最初、焦らし中心だった。気持ちのいい所のすぐ近くを指や舌が這い回る。でも肝心なところはなかなか攻めてくれない。胸も乳首には直接触れず、すぐ近くまで舐めてきて、また遠いところに去っていく。それを延々と続けてくるの。早く直接舐めて欲しいんだけど、そんなこと口に出して言えないし。でもそんな焦れた態度をしていた私にその男は「どうしたの?」って。さっきまで調子よくペラペラしゃべっていた声とは違う、ずっと低くて落ち着いた声で。その声を聞いた瞬間私の中の羞恥心が弾け飛んだのと思う。悲鳴交じりのはしたない声で「お願い、直接、直接!」って。「もっとちゃんとお願いしないとわからないじゃないか。どこをどんな風にしてもらいたいんだい?」またも男は冷静に声を掛けてきた。「乳首!乳首をたっぷり舐めてください!お願い!お願いします!」って懇願しちゃった。私のお願いが終わるか終らないかに、舌でデローンって感じで舐め上げられて、もう一方の乳首は指先でクリクリと弄ばれた瞬間に電流が走ったような快感が体中に走った。乳首がクリトリスになっちゃったみたいだった。それくらい鋭い言いようのない快感で。その時には自分でも垂れるくらいアソコが濡れてるのがわかった。(こんなの初めてだわ・・・)そこから後は全身くまなく愛撫を始めて、私はその日新しい発見をした。自分の背中がこんなにも性感帯だなんて。背中を指先や爪先でやさしく愛撫されたり、舌で背骨をなぞられるように愛撫されると自分でもびっくりするくらい大きな声が出た。じっとしてられない快感に私は体をバタバタさせて耐えた。それからも太もも、すね、足の先まで丁寧に愛撫をしてくるその男。ついに私の体の中で一番敏感なところまでたどり着いた。そこまでにすでに1時間は要していたと思う。そんな愛撫を受けたことなかったから私はすでに朦朧としてたんだけど、始まったアソコへの愛撫も乳首への愛撫と同じように周りばかりを攻めてきたときに、朦朧から覚醒した。乳首のことでこの男の根気強さは既に証明済。だから「お願い、お願い、早く、早く」ってすぐおねだりしちゃったの。でも男はニッコリ笑って「我慢だよ」って。そこから延々周りだけを攻められて、もちろん十分気持ちはいいんだけど、早く直接触って欲しくて、遂には泣いてお願いをしてしまった。すると「じゃあいくよ」そう言い放つや、舌先でチロチロっとクリトリスを舐められた瞬間に私の体は痙攣した。ビクビクって速攻でイッちゃったの。それも今までクリトリスで感じたこともない絶頂だった。もはや痛いくらいの快感。私がイッた後に男は私の前に顔を差し出してきたんだけど、自分から男の唇にむさぼりついてしまった。きっと男が痛いと感じるくらい舌を吸い上げた。さっきまで(キスなんて・・・)って思ってたにもかかわらず。その時点でこの男のことを愛おしく感じ始めていた。(どうしちゃったんだろう、私)戸惑いを覚えながらも、もはやこの男から貫かれたいという欲求は最高潮にふくらみきっていた。男がゆっくりと私の中に入ってきたとき、セックスってこんなにも気持ちがいいんだっていう至福感や陶酔感で頭がクラクラした。男はゆっくりと動き、自分のものを誇るような律動。実際、巨根っていうほどの大きさではないんだろうけど、ものすごく固くて、なんだか動くたびにゴリゴリって音がしてるんじゃないかって感じで、私の中の気持ちのいいところを容赦無く擦りあげてくる。もう今までのセックスとは全然違う衝撃に、(ああ、女って出会ったその日に抱かれてもこんなに感じてしまうんだ)と女の性を呪わしくも感じた。
私の中に入ってきて早くも3分ほどで2回目の絶頂。1回目のクリトリスでの絶頂とはまったく異質の重たく痺れるような深い快感がずっと続くような感じに、私は翻弄されていた。気づかないうちに涙やら涎やらダラダラ垂れ流していたみたいで、律動を止めて「大丈夫かい?」って言いながらその涙と涎を男は舌で舐めとってくれた。その瞬間「好き。ねえ大好き。たまらなく好き」って思わず口に出して、そして自分でもびっくりした。(なんで・・・?好きって何?どうしちゃったんだろう、私・・・)って。でも、相変わらず続く男の激しい律動の中で、それもこれも全部どうだってよくなっていた。快楽の渦に揉まれたい、ただそれだけだった。一匹の立派なメスだった。快楽に忠実な動物、そんな感じ。

男はものすごい長持ちの人で、その体力に驚嘆した。かれこれ1時間くらい激しく鋭い動きをし続けている。もう私は何回イッたかわからない。どこからどこまでが絶頂と絶頂の谷間なのかわからない状態で、涙と涎に汗と愛液も加えて体中のあらゆるところから液体を垂れ流していた。もう限界、と思った瞬間に男も爆ぜた。男のものがビクビクって痙攣しているのが感じられて、その刹那に「好き!好き!」って連呼してた。それはもう迷いも自分への驚きも無しの叫びだった。愛おしくて愛おしくて仕方がなかった。私をこんな状態にできる男。どんな性格なのかもよくわからない、ルックスはチャラくて私好みじゃない、私が好きになる要素はもうセックスしかなかった。それでももうたまらなく好きだと思ってしまって。

ベッドにうつ伏せでいる男の背中には私が掻き毟ったであろう爪の跡が無数にあって、何だかとても申し訳なくなった。居ても立ってもいられず男の背中に舌を這わすと、男も背中が性感帯だったのかな、ウウッて呻いてた。広くて脂肪ひとつ無いような凸凹した背中がブルって震えてた。たまらない切ない気持ちになってきて男の体中に舌を這わせたの。求められたわけでもないのに、脇や肛門にまで自らすすんで舌を這わせた。そんなこと初めてだった。自分にそんな淫らな部分があるって驚いたけど。

しばらくは積極的に動けなくてウトウトしてたら、男はすでに身支度が終わって、「時間だよ、出ようか」って。私は喉のところまで「連絡先教えて?」って出かけてたけど、結局それを言えず仕舞だった。ホテルの前で「じゃあね」って一方的に別れられて私は途方に暮れた。もうその時点ではっきり名前も連絡先もわからない男のことを好きになったということを自覚できて。もう一回会って、痺れるような快感を与えて欲しい、何回も何回も抱かれて死ぬほどイカされたい、クタクタになってあの広い胸で眠りたい、って、次のセックスのことを考えてしまうような自分に途方に暮れたの。

あれから、男が声を掛けてきた場所のあたりに週末になると出向いている。あの名前もわからない男に再度会いたくて。また抱いてもらいたくて。でもいまだに会えないまま。頭の中でその男に抱かれる想像ばかりしていて、自分がおかしくなってしまったと感じる。こんな淫靡な女だったんだということに戸惑いを感じながらも、もう止められない気持ちだっていうのも自覚しているの。麻薬なんかと同じで「普通じゃない、こんなの」っていう気持ちが、更にあの男のことを執拗に思ってしまう原因なのかもしれないけど。

好きになって抱かれて幸せを感じるっていう順序じゃなくって、抱かれて好きになってしまったという、今までの自分には無いパターンだったけど、こんな恋心もあるんだっていうお話でした。同性の皆はこんな経験、無いのかしら・・・・?

長文、お付き合いありがとうございました。

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投稿者:あきと   akitofuyu Mail
2015/05/24 02:25:06    (NGU1t7Zg)
身体が覚えちゃったんだね。。
心と身体が離れた感じ、、でしょ?
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投稿者:(無名)
2015/05/25 14:20:39    (KxPoCQVj)
投稿者本人です。またもや仕事中に来てしまいました(*ノωノ)

「次」の人、確かにそうなんでしょうけど、今はまだその男のことが忘れられません。
実は・・・先週末も声掛けられた辺りをウロウロ(恥9
結局出没は無かったんですけど。やっぱり惨めでしたね。
何を執着してるんだろうって感じで。やっぱり「次」のことを考えた方がいいんでしょうか?

女性の扱いに長けているっていうのは、もう行為の最中に何度もそう感じました。何というか・・・女のことをよく知っている、そう感じずにはいられませんでした。それは行為のことなんですけど、そんな男だからこそ、後を引くようなことは危険だと思ってるのかもしれませんね。やっぱり脈が無いのかもしれない。
堕ちこんできました。

身体が覚えた・・・そう、知らなければこんな感情にはならなかったかもしれなかったけど、やっぱり知れて幸せだと思います。あんな気持ち良さ、知らないのは明らかに損だと思えます。ただ、誰しもが与えてくれる快感じゃないっていうのもわかっているの。だからこそ執着してしまう。

あとしばらく、その男のことを追いかけてみたいと思います。なかなか踏ん切りがつかなくって。それでも会えない場合は「次」に行きます。
ただ、前の方が書いておられた「当たりクジ」引くまで誰でも彼でもっていうのは抵抗があります。
私の運に期待したいな。
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投稿者:あきと   akitofuyu Mail
2015/05/25 22:40:47    (SlZV.cr6)
早めに。。次の幸運が来るといいですね

身体の相性はなかなか忘れられないし、それに時間が過ぎるほど、その時のことが美化されて、、危なくなりますよ笑
15
投稿者:ユウ ◆VpKHzOu04Y
2015/05/31 11:25:40    (bO3w4M.V)
すごく興味深く読ませてもらいました。
自分も普段ストリートナンパをよくし、たくさんの女性と接してきましたが
出会いから体の関係になってからの男性とは違う女性の心理変化はとても興味があります。

よければ逆の立場から色々お話しませんか?
メールお待ちしています。
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投稿者:ゴメス   gomestic
2015/06/21 18:50:12    (nWR0iL58)
はじめまして。

文章凄く上手で、グイグイ引き込まれました。
チャラ男に導かれ、惹かれていく過程が臨場感あって、心と体がだんだん一致していくリアルさと、それらストーリーの全てが最後の切ない感情描写に集約されてて。
凄い文章。

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投稿者:(無名)
2015/06/25 17:41:19    (b3r5voyT)
投稿者本人です。
もういろんな方がたくさん新しい書き込みされてるので埋もれちゃって、誰もここに読みに来る方はいらっしゃらないかもしれないけど・・・
私の心の整理のためにあえてここに書き込みさせていただきます。



先週末、遂にその男と遭遇した。
どうやら、数か所をナンパのスポットにしているらしく、私をナンパしたその場所には久しぶりにやってきたそう。
遠くで歩きながら女性に声かけてるその男(名前も連絡先も聞けました。でもあえて「男」と書かせてもらいます)を発見したとき、心臓が止まるようなドキッとした感じになった。それと、相変わらずナンパしてるその姿にジェラシーの炎が・・・一方的な思いだからその男には責任はないんだけどね。
ナンパ失敗して、次の獲物を狙ってる男に私は駆け寄った。
男は最初「あれ?どこかで見たような・・・?」的な訝しんだ表情をしてたけど、私が「久しぶり。またナンパしてるんだ。」と言うと、「ああ、この前の!」って感じで繋がったみたい。
で、道端で立ち話だったけど、勇気を振り絞ってまた会いたいって思っていたこと、ここに来たらまた会えるんじゃないかって思って何回か足を運んだことを話したの。すると、しばらく考え込んでいたけど自分の身の上話を始めたのね、男は。要約するとこういうことだった。

・過去に真剣に付き合っていた女性がいた
・でも、その女性から裏切られて、それ以来恋愛にトラウマがある
・今はこういう1回限りの体だけの付き合いが楽でいい
・しばらく女性と付き合う気はない
・たぶん付き合っても引きずっている自分とでは幸せにはなれない
・同じ女と2回寝る気はない
・理由は、情が沸くのが怖いからだ

そういったことをつらつらと語った。何だか聞いてて可哀想でますます何とかしたいって思ったから、意を決して告白したの。
「たった1回肌を重ねただけだったけど、あなたのことが好きになってしまったの。あなたとお付き合いしたいと思ってあなたを探していたの」って。

またも男は黙って考え込んでしまった。しばらくして出てきた言葉は「やっぱり無理だよ・・・。君みたいな娘は嫌いじゃない。ルックスも良いって思ったから声も掛けたけど、僕は君を幸せにすることはできないと思う。」そういう感じのことを話してきたの。私はまたも男のことを見直した。自分本位でなく私の立場を尊重するような内容を話す男に。でも同時にどうしようもなくじれったくなったの。そしてついに「もうどうでもいいから、もう一回抱いて!その後のことはそれから考えるから。とにかくもう一回抱いてよ!」って強く迫った。またもしばらく考え込んでた男は決心したように「わかったよ。根負けした感じだな。でも付き合っていく気は無い。それだけは譲れない」って。
そしてすべての前振りは省略してすぐにホテルに向かったの。

ホテルに着いて部屋に入った途端、私は自分の欲望の塔がズーンってうず高く隆起するような感じに居ても立ってもいられなくなって男にしがみついた。そして男のシャツをまくり上げて男の胸に舌を這わせたの。ずっと空想の中でしたいって思ってたこと。男の体を私の唾液でベトベトにしてやりたい、それを想像しながら何度も自分で自分を慰めたこと。目の前の男にそれをぶつけた。
男の体は少し汗ばんでいたけど、それすらも愛おしい。美味しいって感じた。好きな男のものなら汚いものはない、今度会ったら男の精液を飲んでやるって思ってた私の欲望の暴走はもう止めようもなかった。
ちょっと前までウブだった私とは違う女になっちゃったなって思いながらもそういう振る舞いをすることにもはや何の躊躇もなかったの。

男のものにも丹念に舌を這わせた。相変わらずものすごい固さで、前回そこまで大きくないって思ってたけどよく見ると結構な大きさ。これが私を狂わすもとだって考えると愛おしくも憎らしくもなった。
そうこうするうちに男は私の愛撫を静止した。このままじゃ爆ぜてしまう、一方的に気持ち良くなるのはフェアじゃない、それにさっき決心したことがある、しばらくセックスしなくてもいいっていうくらい抱いてやる、君の欲が空っぽになるくらい抱いてやるって。
私は男の唇をむさぼりながら心の中で思った。「馬鹿ね、そんなに頑張ったらもっと好きにるじゃないの」って。でも空っぽになるくらい抱いてくれるってことに異論があるはずもなく、すさまじい期待感に私はもう準備万端だった。心も体も。今すぐに貫いてほしいって思った。けど、男はまたも例の焦らしの手順。丹念に丹念に愛撫してくる。私が男にしたいって思ってた体中を唾液だらけにすることを逆に私がされた。またしてもクリトリスへの愛撫で2回もイカされた。2回目の絶頂の時は腰がビクンって跳ねた。なんだか、まな板の上で捌かれる前にピチピチ跳ねてる魚みたいだな、私って、なんて変なこと考えながら、そのビクビクが続いている最中に男は私の一番奥まで貫いてきた。私はもう訳がわからなくなってしまって錯乱状態に陥った。そしてまた何回も何回もイッた。っていうかイキ狂ったの。ここ数週間、ずっとそうされたいいって思ってたこと全部期待以上にされて心と体がシンクロして天国に昇った感じ。好きな男にめちゃくちゃにされる悦び、それをひしひしと感じながら、私は何回もいろんな体位で犯され続けた。それでももっとっもっとって思った。私の空っぽはまだまだよって思いながら、それを口に出して男に伝えた。男はほんとに私の期待以上だった。それくらいすごいセックスだった。

またも1時間くらい激しく私の中を掻き毟った男は大きく体を震わせながら爆ぜた。一瞬、気が遠くなった。あまりの至福感に。
それでも自分を奮い立たせて男の下半身に移動して、男のものに被せてあったスキンをとって男のものを口に含んだ。愛おしかった、男のものが、男の精液が。チューチューと吸いながら漠然と前読んだ阿部定事件のことを思い出していた。きっとこんな気持ちだったんでしょうねって思いながら。

私は男の胸の中でしばらく寝た。自分でも気づかなかったけど眠りながら泣いていたそうで、男の胸には私の涙のあとがいっぱいあった。そして約束だからもう一回抱く、それで空っぽにしてやるって。私は重たくなった体をまたしても揺らされ続けた。快感のあまり足の指がピーンって伸びたままで足が攣りそうだった。そこから1時間、私は再度快楽の淵に堕ちた。大きな喘ぎ声出しっぱなしだったので最後らは声が枯れて出なくなった。またしても何回も何回も絶頂に達し、もう最後は時間の感覚すら亡くしてしまっていた。


終わったあとに、腕枕をリクエストした。苦笑いしながら腕枕してくれた男に「やっぱり駄目?私だけのものにはあなたはなってくれないの?」って聞いたけど「今は誰かとそういう仲になることは考えられない。許してくれ。」って言われた。そこではグッとこらえたけど、その後一緒にシャワーを浴びて、私の体を洗ってくれる男にしがみついて大声で泣いた。私の恋愛は成就しなかったことがジワジワと効けてきたのね。

男は電話番号と職場と自宅を書いた紙を私にくれた。何かあったら、どうしようもなくなったら連絡しておいでって言って。
私はそれを大事にカバンに入れた。連絡するか、っていうか連絡することを我慢できるかどうかわからないけど。その紙は大事にとっておきたいとは思っているの。

次の日は、お腹が痛かった。すごい回数お腹の奥を突かれてしまったからだけど、この痛みが愛おしくてこのままずっと痛かったらいいのに、っていう思いと、その痛さを虚しく感じる自分がいた。仕事中にわけもなくポロポロ泣いてしまう自分がいた。



結局失恋してしまったけど、あれから数日経ってしまって思い返しても、何だかいい思い出って感じになってきました。
私は次の恋愛に向かいたいと思います。こんな心と体を絞られるような体験はもうできないかもしれないけど、いい出会いに期待するしかないもの。頑張ります。
自分の日記みたいな自分語りに不快な思いをしたかたもいらっしゃるかもしれません。そういう方にはお詫びします。
男のこと思い出したら、それこそ日記みたいにここを読み返しにくることだけはお許しください。

感想をレスしてくださった皆様、ありがとうございました。それでは。
18
投稿者:あきと   akitofuyu Mail
2015/06/27 00:59:03    (.Js2VvDO)
自分の中で踏ん切りがつくくらい、抱かれて感じたんだね。
その男もいい仕事笑(●^o^●)したと思います。
頑張れー
19
投稿者:よう ◆4dg9l62CIw   yyyyyy1
2024/07/02 23:53:23    (Jj0sVulF)
なんか前の彼女の立ち振る舞いにすごく似ていてもしかしてそうじゃないのか?と思えるぐらいの内容。断ち切ろうと思ってた感情がまた会いたい、抱きたいという感情に変わってきてしまった💦
今も元気でやってんのかなぁー?
20
投稿者:(無名)
2024/07/03 14:35:53    (KUf6QWX/)
読んでみると普通の恋愛じゃ無くて
ただ単に引っ掛けられたんですね。
私も5年前に50代後半の女の人と似たような経験をしました。
顔は25年位前から知っててたまに顔は見てました。
途中経緯は省きますが男友達から聞いたのか、その女の人から電話があり話をしてたらあっちの方の話になり、
待ち合わせをして宿場に入りました。
最初だから悦ぶところを探る為に時間を掛けてなんやかんやしました。
そして鞘納したら直ぐ声がして止まらない。
普段はそんな長持ちしないのに不思議な感覚でした。
1時間後には女の人を上に乗せて時々突き上げる。
午前10時〜夕方6時まで、昼食時も鞘入れしたまま延々と往きつづけ、最後はピストルが赤く腫れていて、麻痺し自身は往生出来ないのを無理矢理。
自動車エンジンにオイルを入れるを納得した。
1週間後にまた逢ったら最初のなんやかんや無しで鞘入れをせがまれて、それから8時間ずっと。
最初は珍しいから毎週逢って8時間、15ヶ月経った頃には面白く無くなった。
思い出すのか1週間ずっと濡れてたから直ぐ鞘入れして欲しいと言われた。
だけど性格が気にいらなかったから俺は玩具かと思って逢うのをやめた。
その女の人曰く、これまで色んな人としたけどこんなのは私で2人目だそうな。

身体の相性が良い男女より、心の相性が良い男女の方が離れられないと思います。
身体の相性より心が繋がっている方が永い人生は楽しいと思いました。
人生て刀が錆びて鞘入れ出来なくなってからが永いんやから。
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