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削除依頼
2012/05/20 05:36:23 (YSfJiNWm)
「いらっしゃいませ」

雑居ビルの地下1階の扉を開けると、そこは暗闇だった。

「段差あります、気をつけて下さい」

そう言われたとたん躓きそうになった。

先輩は、キャンドルの灯りを頼りに私の手をひく。

薄暗い通路を抜けると、いきなり空間が開けた。

目が慣れてきたせいか、店内の様子がぼんやり見える。

…ここはラウンジだろうか?

黒いソファーが何個か並んでいて薄いパープルのカーテンで仕切られてた。

店員さんが一つのソファーに私達を導くと、膝まずきペンライトをテーブルの上に置いた。

「これでメニューをご覧下さい。後程伺います」

そう言うと一礼して暗闇に消えた。

「え?ここ何?」

先輩のスーツの袖を引っ張って聞くと、耳打ちされる。

「ただのbarだよ」
「本当?」

心なしか口元が弛んでいる。

「何飲む?」

先輩は、ペンライトの灯りを頼りにメニューを開いた。
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投稿者:クロ   fujisan2012
2012/05/20 16:39:47    (LsfxyZTz)
ハプバーだったのかな?(^^)
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投稿者:ゆうな
2012/05/20 20:08:39    (YSfJiNWm)
違うと思います(ヾ(´・ω・`)
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投稿者:ゆうな
2012/05/20 20:45:17    (YSfJiNWm)
「シャンパン飲みたい」
「じゃぁ、このコースにするか」

店で一番高いコースにした。

フルーツとチーズの盛合せが届いて、シャンパングラスを静かに重ねた。

二人ともだいぶ酔ってきて、先輩が甘えだす。

「ゆうなぁ…」
「うん?」
「膝枕して」
「え?本当に?」
「みんなしてる」

素早く目を動かし周りを見るとアチコチでカップルがキスしたり、いちゃいちゃしていた。

「先輩…そういう店?」
「ただのbarだって」

同じ台詞を言いながら、膝に崩れてきた。

目を閉じてリラックスしている顔を見ると憎めない。

大人だと思ったら子供みたいだったり、目まぐるしく変わる先輩に引き込まれている。

綺麗にセットされた髪を優しく触ってみた。

「ゆうな、チーズ食べたい」
「どれにする?」
「カマンベール」

私の膝の上で少し口を開いて待っている。

「あーん」

口に入れてあげると嬉しそうに目を細めた。

いきなり起き上がると、私をギューと抱き締めキスをした。
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投稿者:ゆうな
2012/05/20 22:33:22    (YSfJiNWm)
「チーズ味」

唇を離して私が言うと、先輩はクスクス笑った。

耳に息を吹き掛ける…

「あっ」
「声出したらダメだよ」
「うん…」

耳たぶを柔らかく甘噛みしながら、胸を揉んできた。
私は、やんわりと手をどかす。

「これ以上はダメ」

ちょっと拗ねたような顔をしたが、すぐに気を取り直して10杯目のシャンパンを頼んだ。

「先輩、飲み過ぎですよ」

小さな声でたしなめたが、流し目で笑ってかわされた。

しばらくして先輩がトイレに立ち私は待っている間、少し携帯を触った後、周囲の様子を見た。

薄いカーテンに透けて隣のカップルの息遣いが聞こえるようだ。
彼女を膝に乗せて激しいキスをしていた。

私は、その二人に煽られるように体の芯に火が着いた。

早く先輩帰って来ないかな…

太股を擦りあわせながらモジモジしてると、先輩が戻ってきた。

「遅かったですよ」
「悪い…飲み過ぎた」
「大丈夫ですか?」
「もう、出よう」

会計を済ませて階段を登ると、私達は再び歓楽街の喧騒に包まれた。
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投稿者:クロ   fujisan2012
2012/05/20 23:25:38    (LsfxyZTz)
まだ起きてるかな?
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投稿者:hige
2012/05/21 02:03:00    (LHCIUQ5z)
その店なつかしいな
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投稿者:ゆうな
2012/05/21 06:55:01    (s5PO19RZ)
寝てましたー
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投稿者:ゆうな
2012/05/21 06:56:20    (s5PO19RZ)
higeさん、店名は秘密ね(* ̄∇ ̄*)
10
投稿者:クロ   fujisan2012
2012/05/21 23:41:15    (CqPnxPMQ)
ゆうな~メルアドよろしく
fujisan2012@xxne.jp
11
投稿者:ゆうな
2012/05/22 21:23:09    (8f.iB3e5)
少し歩くとラブホ街だったけど先輩は気分よく私に言う。

「俺の部屋行こう?」
「うん」

嬉しくて少し、はにかんだ。

手を繋いでブラブラしてると、小さなアダルトショップを発見した。

先輩は中を覗き込むと私を連れ込んだ。

「ちょっ…」

構わずに奥へとズンズン進む。
AVコーナーにいた男性と目が合うと気まずそうに逸らされた。

「先輩、困ります」

先輩はジロッと私を見るとニッコリした。

「怖いんですけど…」
「何が~?」

ニッコリしながら大人の玩具を手に取る。

「いや…だから怖い」
「ゆうな、どれにする」

思いの他、大きい声で焦る。

「声、大きいですよっ」
「これなんかいいよね~」

ダメだ。聞いていない。

「それともこっちかな」
「もう何でもいいから早く買って出ましょう」

さっきからチラチラと視線が刺さっていた。

「じゃあ、これ~」
「まじですか?」

先輩は、黒くて大きいディルドを手にしていた。

「ディルド使った事ある?」
「え~」

私は曖昧に答えた。

「じゃあ、決定~」

嬉しそうにレジに行く途中でローションも手に持つ。
私は、すごすごと後を着いていきレジ脇で待つ。

「やだってば」

私逹の他にも、カップルがいて私は何だか連帯感を感じた。
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