2024/12/05 05:56:52
(nhtOk6de)
傍観者さん、コメントありがとうございます。とても励みになります。また、この無駄に長い文章と内容に抵抗ないみたいで安心しましたw
では続きーーー
私が言うアルバムってのはちゃんとした印刷会社に頼んで製本したであり(撮影されたモデルにも渡しているらしいです)印刷会社に提出できないやつ、つまり第三者に見られて困るようなヌードはあくまで個人的に上司のパソコンの中に入ってると言ってました。
私「へー、ヌードも撮るんですかー」
上司「興味あるなら撮ってあげよか?笑」
私「いや、私みたいな白骨を撮ってもいい絵になりませんよ」
上司「白骨いうなwww いや、おれはモデル使うより普通の子の方が好きだけどな」
そこでまたあることに気がついたのです。このヌード写真の背景ですが、これらはよく見れば全て上司の家で撮影されてるんですよね。
私「もしかして、この背景って上司の家なのですか?」
上司「そだよーん。だからスタジオみたいに片づいてるだろ」
私「はい、なるほどー。自宅兼スタジオだったのですかー。」
上司「外でヌードなんか撮ってたら捕まるわいwただの野外露出だろww」
私「たしかに笑」
そんな感じで会話は順調でした。
さらに私は不思議な上司の魅力に惹かれて質問攻めしてました。
私「この被写体の人たち、どうやって見つけてくるのですか?」
上司「あー、この人たちね。基本、俺の友達とか知り合い。みんな俺がカメラやってるの知ってるので。中にはモデルの子もいるけどな」
私「へー。プロモデルもいるんですね」
上司「カメラ仲間っていうのかな。そんなサークルに居たら撮る側じゃなくて撮られる側っていう子とも知り合えるんだなー」
私「なるほど」
上司「基本、俺は女性しか撮らないし。女性好きだからw」
私「そんなに堂々と言われてもw」
上司「昔っから俺はこうよ。カメラも人生もありのまま。全てオープンだよ。楽だぞーこの生き方〜」
私「参考にさせて頂きます♪」
私はこの会話を通じて、上司は本当にカメラが好きで、女性のことも純粋に好きなんだな。と共感を得たのです。そんなはずみで、、、。
上司「よし、一枚撮ってやるか?w」
私「え?こんな白骨を?」
上司「だから白骨いうなw」
私「どんな感じで撮ってくれるのですか?」
上司「髪型がポニーテールぽいだろ、だからポニーテールを解いた瞬間。というの撮ろうか」
私「へぃ、、?」
そして上司演出のもと、数枚の写真を撮りました。
一枚目は仕事帰り、玄関に到着し、靴を脱ぐシーン。
二枚目はそのまま、洗面台の前に行き髪の毛を解くシーン。
三枚目はベッドに寝転がりながらケータイのメールを確認するシーン。
どれもこれも普通の日常の光景でした。
ただ、二枚目の写真は家に帰ってからを想定しているので。ジャケット、カッターシャツは脱ぎ、キャミソール姿でした。上司曰く、「誰が家の洗面台でジャケット着てんだよw出勤前ならともかくw」
と、キャミソールの線からブラ線がはみ出てたのですが、それもそのままにしておけと。あくまで自然体を撮りたいか。とのことでした。
また洗面台の鏡には、まさに撮影しようとしてる上司の姿が映りますが、そんなもんはデジタルの時代、簡単に消せるwとも言ってました。
ですが、何度かやりなおしが入ったものの、上司の言う「俺のスタイルは写真という静の中に動的な要素を入れていく」と言ってた通り、どれもこれもまさに、写真の中で私が動いているような、特に髪の毛を解くシーンは髪の毛がパラパラと舞い踊るような感じで撮影してもらい、(え?マジ?これ私???)みたいな最高の写真を撮ってもらえたのです。
その日以来、私は上司を師匠と呼ぶようになって行きました。師匠は写真だけでなく、古今東西の歴史に詳しく、政治経済などにも明るく、私が何か相談したら、すぐに説得力の3要素を持って返事してくれる人だったのです。
師匠の言う説得力の3要素とは、①統計②比喩③引用のことです。
例えば、私が◯◯で困ってます。と相談すると、上司の答えは、①◯◯を数値化した場合②◯◯を身近なものに例えた場合③◯◯に対する先人先哲達の言葉
どんな悩みにも3要素を使って解決してくれるので私が敬服してしまうのも無理ありません。
師匠との付き合いの中で、私が絶対的な信頼を置くようになっていったのです。