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1
2022/12/05 23:17:50 (34RDvKpz)
一生でこの人しか居ない!

そう思える人がいました。

出会いは大学の時。

サークルの新入部員同士で、キャラ作りをしてた俺は物静かなクールを演出してた。
後に彼女になるミカは、とにかく明るく誰とでも仲良くなるタイプで先輩にも物怖じせず「今度奢ってくださいよ~」とか言えるタイプだった。

この水と油みたいな2人が引っ付くには雷が落ちたくらいの衝撃的な事がないと難しい。

それが落ちた。

俺は買ってもらったばかりの軽四に浮かれていた。
サークル活動で離れた地域へ移動する時は、率先して運転手を買って出ていた。
ある活動後の帰り道、部員3人を送って帰る事になり2人まで送って最後に残っていたのがミカだった。
相変わらず道中は明るく、ドンドン暗くなる空を見ながら「夜景とか彼氏と見に行きたいな~」とぼやいていた。

「彼氏いんの?」
と何気なく聞いたら

「まだいないよ~。でも先輩から前に告られた」

「マジか!」

そんなカミングアウトで盛り上がったノリでドライブに連れて行く事になった。
まだ不慣れな土地の山の上にある展望台を目指して非力な軽四を唸らせながら登った。

特にミカを女として意識していなかったので、この時の展望台は大して面白くなかった。ミカだけがはしゃいで景色を見てた。

そして帰り道、調子にのってハンドリングを誤り崖から落ちた。
本当に不幸中の幸いで、高さが1メートルくらいだったのとちゃんと着地した事が大怪我にならなかった要因だと思う。

しかし2人は放心状態だった。
とにかくショックと九死に一生を得た緊張と安堵感で頭の中はグルグルしていた。

「すまん!大丈夫か!」
ミカに謝った。

ミカは目を見開いたままコッチをゆっくり見て
「生きてる?」
と質問してきた。

俺は頷いて車から出るよう指示した。

「腰が…」
当然、ミカは腰を抜かしていた。

俺もハンドルに腕をぶつけて捻挫してたが助手席にまわりミカを抱えて出した。
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6
投稿者:熊さん
2022/12/06 23:45:05    (W3/jpX0z)
どの辺が最低のエッチなの?^^;

惚れた女一人幸せにしてやれない
ヘタレな自分が「最低」っていうこと?

話の中のミカさん自体も
メンヘラ気質の病みやすいタイプだけど、
別れ話に納得して身を引いた
主さんが何故心折れてるの?
主さんもメンヘラ傾向の人??

これが実話なら大事な彼女手放して
女々しく後悔してるくせに心折れてる場合か?
過ぎた時間は戻らないけど
彼女さん助けれるのは主さんだけだろ。
5
投稿者:うーん
2022/12/06 21:40:16    (ycWd81ne)
崖の髙さ1メートルって車の屋根より低いじゃん車の座席に足かけたらから登れば余裕じゃない?

ジャンプしなくても手を付かなくても
足上げたら登るじゃなく階段みたいにあがれそう
主さん身長120cmとかじゃないよね
4
投稿者:ROM人
2022/12/06 21:37:02    (ycWd81ne)
>サークルの新入部員同士で、キャラ作りをしてた俺は物静かなクールを演出してた。
後に彼女になるミカは、とにかく明るく誰とでも仲良くなるタイプで先輩にも物怖じせず「今度奢ってくださいよ~」とか言えるタイプだった。

この水と油みたいな2人

どこがどう水と油なのか、分からん
接点無さそうとかの表現の方がいいと思う。

水と油というなら顔を見るたびにののしりあったり
近づくな不細工とか言われたりだと思う
3
投稿者:(無名)
2022/12/06 00:24:04    (527udYZK)
>>続きの続きです。

お互い初めて同士だけど、ミカは暴走した。
今で言う「尊い」だったのだろう。

俺の好む事をとにかく探った。
また俺の事をとにかく崇めた。
尊過ぎて俺の髪の毛を集めたり、耳かきを率先してやったり、肩を揉んだりした。

そしてエロい方にもベクトルは振り切った。

初エッチに気合いを入れ過ぎて酸欠で気絶した。
それにショックを受けてリベンジに燃えた。
俺がその気になる様にと風呂に一緒に入っては、俺の股間のモノを元気にする行為を必死にした。

ぎこちない口の動きで舐めたり、全身でカラダを洗ったり、ソープ嬢の様な事を頻繁にしてきた。

俺もそんなミカが愛おしくて期待に応えた。

お互い好き過ぎて毎日が初々しく、いつも一緒でミカに告白した先輩から嫌がらせをされても苦ではなかった。

そして3年があっという間に過ぎて就職活動に入った頃、ミカは日に日に元気が無くなっていった。
態度は素っ気なくなるし、何かと自暴自棄になるし、就職なんてするつもりがないのかと思えるくらい不真面目になった。

ゼミの教授も心配し面談が頻繁に行われた。
俺も機嫌を損ねない様に接した。
病気かとも思ったけど、たまに
「ごめんね、ちょっと整理つかなくて」
と言っていたから、メンタル的な事だと思った。

そしていよいよ4年の夏にミカから告げられた。

「もう一緒にいられない」

俺はいよいよ来たかと思った。
でも理由がわからず、それは聞かないと納得できないと思っていた。

「何が原因?」

俺は静かにそう聞いた。

「私の実家ね、お父さんがちょっと大きな会社の偉い人でね。取引先の御曹司と見合いさせられて結婚しろって言われてる。もちろん断れるけど、その時は妹にさせるって言われた。妹もね、好きな人がいて別れるのは無理だって。でもどっちかが結婚しないとお父さんが無理矢理引き離すって。それで妹にはそんな酷いことさせたくないから私がする事にした。ごめんね。」

淡々と話した。

「それいつからわかってたの?」

そう尋ねると

「大学入る前から」
と静かに言った。

大学は思い出作りと見識を広げるためで、4年通ったら結婚すると言う約束だったらしい。

ならなんで俺と付き合ったのかと聞くと
「好きになったんだから仕方ない。でも悪いとは思ってた。別れなきゃいけないから。」

俺は皮肉っぽく
「あの事故の時にいっそ2人で死んでれば幸せだったんかな?」
そう言うとミカは
「ホントね~。でも死ぬわけにはいかないからね。私が死んだら妹が辛い目に遭うし。」

あの時、「死んだらダメ」と言うのはそう言う事か!と納得した。

俺も妙に冷静でミカの言われるがまま、別れる事に同意した。

そして別れたと同時に、ミカは大学にほとんど出なくなった。
元々単位も取れているし、就職も必要ない。
俺とも顔を合わせたくないからだと思った。

俺は徐々に空いていく心の穴を就活の忙しさで紛らわせた。

結局、卒業式に一目だけ見ただけでミカとはそれっきり会わなくなった。

3年ちょっとの濃密な交際中は、絶対ミカと結婚するものだと思っていたし、ミカもそう思ってくれていると信じていた。

しかしこの時代に親の都合で結婚相手を決められるなんて納得できなかったけど、ミカは受け入れていた。
これで良かったのかもと、自分に言い聞かせて過ごしていた社会人2年目に大学の同級生から食事に誘われた。

女の同級生も集まり、社会の厳しさをネタにバカ話をしていた最中、一人の女同級生から「そういや、ミカいたじゃん?◯◯と付き合ってた!連絡取ってる?」

不意に忘れようとしてた名前を聞いて動揺した。

「連絡は取ってない」

やっと絞り出した言葉だった。

「そっか、いや大変らしいよ。ミカ、卒業後に精神を病んだらしくて自殺未遂したとか、暴れて精神病院に入ってるとか。」

理由はわからなかったが、俺は心臓が締め付けられる様だった。
でもどうしたらいいかわからないし、何もできない。
その原因が俺と別れた事なのか、結婚相手への反抗なのか知る術がない。
実家も知らないし、ケータイ番号も消した。
友達に聞いてもいいが、もう俺は心が折れていた。

どうか、平穏な生活を送って欲しいと願いながらこれを書きました。
2
投稿者:(無名)
2022/12/05 23:45:31    (PDUWsCRO)
>>続きです。

とりあえず車は置いて助けを求めることにした。

落ちてきた崖の高さは1メートル。
登れない高さじゃないけど、麓の町までが長かった。
ケータイもまだパカパカの時代。
山の中なんて電波は入らなかった。
しかも展望台まで車で順調に登って30分の道のりだった。
更に2人とも軽度ながら負傷している。

最初の20分くらいは誰が車が通りがからないか待っていた。
でもそこは田舎の山の上。
1台も通らなかった。
街灯だって展望台の駐車場にしかない。
悪い事に晩飯前で腹も減り始めていた時間帯。
もう帰るだけだったから飲み物も飲みかけのコーラのみ。
そしてミカは腰を抜かして歩けない。
と言うかショックで立とうにも足が震えてどうにもならなかった。

抱えて下るには厳しい。
とにかく展望台に戻るしかないと思い、ミカを抱えて登った。
たった2分くらいしか降ってないのに登るのは20分もかかった。
ようやく街灯が見えてきた。

展望台のベンチに腰掛け、とにかく冷静さを保った。

するとミカが突然泣き出した。
俺が事故ったのが悪いので、とにかく謝ったけど何か違うらしい。
「死んだらダメなの。今死んじゃダメなの~」
と言うばかり。

これの意味はずっと後にわかる。

とにかくなだめるために謝り倒し、肩を撫でてみたり、手を握って声をかけた。

次第に落ち着いてきたらしく、グズグスの泣き顔でコッチを見ながら
「なんかキャラが違うよ~」
とまた涙を流す。

必死に慰める様子が異様だったらしい。

「元々こんな奴なんだって!大学入ってキャラ変したんだよ!」

この暴露でミカが笑った。

ようやくボロボロの2人に和やかな空気が広がった。

そして何としても救援を呼ばなければ、死にはしないまでも衰弱してしまう。
初夏とは言え山はかなり冷えた。
ケータイを見ると1本だけ電波が立ってた。

「もしかしたら場所によって入りが良くなるかも!」

展望台に登ってグルっと一周電波を求めて回った。
町の方角が一番感度が良かった。

何とか電話が出来る2本になり、友達に連絡した。
繋がった時の感動は今でも忘れない。

状況を説明して消防にも連絡してもらって1時間後に助けに来てもらった。
救急車も来て念のために病院で精密検査をしてもらった。
2人とも大した事なかった。

何やかんやとサークルの顧問や先輩、親に叱られしばらく謹慎生活となった。
その間、電話とメールで頻繁にミカと連絡を取り合った。

お互い一人暮らしで、自炊や洗濯の苦労話をした。

そして謹慎明け、ミカと付き合う事になった。
自分でもおかしいと思ったらけど、ミカから告白してきた。

明らかに悪いのは俺だけど、ミカは自分が夜景を見たいと言ったのを負い目に感じており、それを責める事なく助けてくれた事に惚れたらしい。

そこからはお互いのアパートで泊まりあったりした。
ミカにとっても俺にとっても初めての彼氏彼女で、とにかくラブラブだった。
特にミカは好きが先行し過ぎて変態の域に達していた。
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