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2017/02/14 03:58:53 (w1ueJoDm)

23歳の時、28歳の彼氏と付き合ってて。
その彼氏はSっ気のある、すごくカッコイイ人でモテまくっていていたから、浮気されることが多くて放置されるようになって。それが寂しくて辛かったから、誘われて良く飲み会や合コンに行くようになって。

※ちなみに長文です、ごめんなさい。

ある時、女友達から宅飲みに誘われて行った時、女は友達と私の二人、男は会社の同僚やその仲間5人。こたつに入ってみな盛り上がってた。
その中に彼氏の先輩というドSな伊原剛志似のガタイのいい男Aが私に寄ってきて、どんどんお酒を飲まされて、私の事とか彼氏とどんなHしてるのとか、いやらしく絡んできて。そのとき寂しかった私は、思わずAに彼に放置されて悲しいこと喋ってたみたい。

飲み過ぎてぐったりしていると、女友達が、横になりなよって、こたつにスペースを開けてくれて、寝かせてくれたんだけど、その隣にAが強引に入ってきた。Aが何か言ったら、女友達と会社の同僚の二人以外はみんな部屋から出て行っちゃって。

二人の位置から死角になってるのをいい事に、Aはこたつの中で太ももからお尻、私の体を撫で回して、アソコネチネチ触りながら、オッパイをいやらしく鷲掴みで揉みまくってきた。
耳元で、こういうの好きだろ、俺の方が気持ちいいだろ、とか囁かれて、びっくりして逃げようとたくさん抵抗して、でも驚くほど力が強くて、体をガッチリ抑えられてて全然動けなかった。
叫ぼうとしたら口の中に指を入れてきて、口の中をかき回しながら、耳をベロベロ舐めまわしてきて。耳が弱かった私は、Aの舌の気持ちよさにだんだん力が抜けていったの。嫌でたまらないのになすがままになっていって。

女友達たちは全然気付いてる様子なくて、テレビに夢中になってたかもしれない。
Aはこたつに私を引きずり込んで、激しくデイープキスをしてきて、服をたくしあげて直にオッパイを揉んで、パンティをずらして、アソコを指でかき回してきて。悲しくて泣きながら声にならない声で、彼氏の名前をいつの間にか呼んでたみたいで。
Aは「あいつ(彼氏)は今頃女とセックスしてるよ。あいつ電話で言ってたぜ。俺とこんなことしたって、あいつに言ったらどうする?そしたらおまえ、捨てられるな」と言われて凄くショックで涙が止まらなくて、「あいつに黙っててほしかったら言う通りにしろよ」と命令されて、もうどうにもならないと諦めてしまって。

Aは「送るから」と言って私を抱きかかえて、外に連れ出して、車の助手席に寝かせて、どこかに連れて行った。
気付いたらどこかの森の中にいた。車のシートが倒れてて、洋服を剥ぎ取られてて、Aの大きな体が私に覆いかぶさってて、荒々しく体中を舐め回されてた。
嫌でたまらないのに、アソコはすごく濡れてたみたいで、普段アソコが狭くて挿入されると痛いのに、痛みは無くて逆にすごく気持ち良かった。
Aのモノはすごく大きくて固いのもわかって、酷いことされてるのにAに激しく突かれて体が反応してしまって、セックスして気持ち良くて感じたのは初めてだった。

Aはそれから友達つてに電話番号とメールを聞き出して、しつこく連絡してきて、無視してるとどうやって調べたのか自宅にも何度も電話してきて、「彼氏におまえとやったこと言うぞ。黙っててほしかったら来いよ」と何度も呼び出されて、言いなりになって犯されて。
しばらくそんなことが続いて、彼氏にだけはバレないように神経使って、何事もないフリを続けてた。

そんなある日、彼氏が「Aさんは俺よりいいか?」ってニヤニヤしながら言ってきた。Aとのことがバレたと思ってヒヤヒヤしてたら、ひっくり返る衝撃を受けた。
「あの日、お前が宅飲みしてること教えたの俺だよ。やっちゃっていいよって言ったらホントにやっちゃうんだもんな、スケベだよな」「電話番号教えたのも俺、やっぱり俺の方がいいの?」と薄ら笑いで言ってきた時は頭がクラクラして倒れそうだった。
こんなクズ野郎だったなんて、ショックでどうにかなりそうだったけど、内心そんな予感も少し感じてた。
この彼氏とは周囲を巻き込んで更に色々あって何年も離れられなかった。

Aは何度も犯しているうちに、私に情がわいたのか、ある時「好きだ」と真面目に告白してきた。Aが本当に私が好きなんだとわかったけど、そんな受け入れることなんて出来ないし、早く関係を断ち切って離れたかった。
このAとはその後、ある出来事がきっかけで、ようやく離れられた。

私は子供の時から痴漢やイタズラされる事が多くて、自分に嫌悪感でいっぱいだった。でもいつからかHなことされて感じてしまう自分がいて、そのギャップで余計にムラムラして、汚い自分が男の人に求められれば身を委ねてしまうようになっていった。

最近になってようやくトラウマから抜け出せて、自分が支配されたがっているMだとわかってきた。
自分の身に起こった今までの事を告白したら、たくさん小説が書けると思う。それくらいネタは豊富だと思う。
今までじっと耐えて、ほとんど誰にも話したことなかったこと、初めて投稿って登録して、ドキドキするけど、読んでもらえるだけでいい、どう思うかは自由ですから。

 
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18
2017/03/13 15:35:58    (1EYgFL6g)
私のコメントで気分を害してしまい大変申し訳ありませんでした。
そのくらいの体験というのが、軽い体験、悩みではないというのは自分も理解しています。体験や悩みを馬鹿にしたり否定したりする思いではありません。
ただそういう表現を使った方が、新しい一歩を踏み出しやすいかなと思い軽々しくも使ってしまいました。
本当にごめんなさい。

17
2017/03/06 19:01:21    (.0XNhFgo)
いやいや、こんな吾輩なんぞのレスは大したモノじゃありません。
 貴女が、実際に幸せに生きていく事が これからの貴女自身のあしたになれば良いのですからね(⌒‐⌒)
16
投稿者:さくら ◆dxXqzZbxPY   beni390
2017/03/02 21:24:53    (ydEHQ2l7)
≫14
最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
そう思って頂いただけで充分幸せです。


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投稿者:さくら ◆dxXqzZbxPY   beni390
2017/03/02 21:17:21    (ydEHQ2l7)
≫13
何十年も悩んできて「そのくらいの体験」という言葉に正直、カチンときました。そういう程度の問題ではないからです。
でも、あなたが仰るように、個性という見方も出来ること、また「それくらい」と思ってくれる男性もいること、冷静になって納得した所もありました。
今回、あなたが続きを希望してくれた事で、背中を押されたみたいに、全部吐き出せたことは良かった。ある意味感謝しています。
14
2017/02/27 12:57:53    (tCLthoYW)
さくらさん(⌒‐⌒)
 私は、今の貴女がとっても素敵な女性だと感じます。
 人間生きていれば、なんだかんだは有るものですからね。
 私も色々な経験をしました。でも、男女の事に関してはあまり経験は無いんです。仕事絡みでは自らの命を絶とうと考えた昔もありましたし。
 生きていくって、簡単なようで とっても難しいです。当たり前は、とっても有り難い事ですね。

 どうか貴女はこの先生きていく上で幸せを掴んで欲しいなあ。
13
投稿者:**** 2017/02/25 14:01:44(****)
投稿削除済み
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投稿者:さくら ◆dxXqzZbxPY   beni390 Mail
2017/02/25 08:51:23    (L/7baXxo)

後日談 その5 私の場合

※長文です。


私は『彼』と関わっていく中で気付いたことがあった。『歪み』だ。それは彼と私の共通点でもあった。

彼の母親は幼少時に視覚と声を失った。父親は母親がそうなる前から暴力を奮っていたらしい。
そういった事情から、愛情の薄い家庭の中で、屈折した感情を秘めて人一倍愛情に飢えて、様々な女性を渡り歩いてきた。
そして『愛を向ける者を痛めつけたい、それでも愛してほしい』欲求、この『歪み』が私に向けられていった。

私は、教育熱心な厳しい母と、家庭に無関心な父の、極端な家庭で育ってきた。
母の思い通りにならない事は「躾け」と言って、あらゆる暴力で支配されていた。そんな状態で父はあまり家に帰って来なかった。
とにかく母が恐ろしくて、怒らせないように総てに品行方正でいるよう心掛けた。それはとても窮屈で息苦しかった。

そして小学1年から始まった、繰り返す男性からの痴漢行為。中でも幼馴染、ドクター、教師からされた性的なイタズラは今も忘れられない。殊に父からの行為は…

痴漢行為が繰り返されるうちに「私は汚れている」と思うようになって、自分への嫌悪感でいっぱいになっていた。

その行為が許せないのに、男性からされた事を思い出すと、変な気持ちになってしまう。
少しづつ自分のアソコに触れるようになって、自慰の気持ち良さを知ると、息苦しい生活、嫌な事をすべて忘れさせてくれるように感じた。
でも我に帰ると、罪悪感に陥って、余計にムラムラしてしまうのだ。すべて悪循環。
痴漢行為をされる度にドロドロした欲求が渦を巻いていく。私は歪んでいた。

それでも普通に恋をして付き合っていた時期も少しだけあった。
大きく変わったのは、『彼』と出会ってからだった。彼と関わって、怒り、悲しみ、絶望して、それでも許したのは、歪んでいる者同士の理屈ではない部分での共鳴だったかもしれない。

彼と別れた後、私の歪みは益々ひどくなっていた。

新しい営業所で黙々と仕事をこなして、週末になると、誘われるまま、様々な男性に身体を許していた。
もう普通の恋愛が出来ない。汚い自分を求めてくれる、こんな自分でも欲してくれる、寂しくて、その温もりにしがみついていた。リセットの仕方がわからくなっていた。

そんな生活の中である事が起きた。

友人の結婚式で、5歳年下のDと出会った。Dは少し頼りない、世話を焼きたくなるようなタイプだった。
二次会で名刺をもらって、その後連絡をとるようになっていた。

週末、Dが会いたいと言うので、私のアパートに招いた。二人で食事をしていると、Dの携帯が呼び出して、大事そうな話をしている。

どうしたのか尋ねると、Dは知り合いの先輩から、お金を借りていて、期限内に返済出来なかったことで、先輩が怒っているという。

先輩が今いる場所にお金を取りに行くと言って、私のアパートの場所を教えてしまった。もうすぐやってくる。どうか金を貸してほしいと必死に頼まれた。

とても嫌な予感がした。

話が終わると、その先輩がアパートにやって来た。
その男Gは下品な男だった。
私がお金を立て替えてGに返すと、Dと話がしたいと言って図々しく部屋にあがり込んできた。

話が終わったら帰るように言っても、テーブル上のビールを開けて呑み始めて、全く帰る気配がない。

呑んで気を良くしたGは、間取り2DKのベッドルームでフザケている。
怖くなってDに早く帰ってもらうようお願いしても、この男に何か弱みを握られているのか、何も言おうとしない。

Gは「3Pしようぜ」と言って私をベットに押し倒した。激しく抵抗すると、おどおどしながらDが私を庇った。
Gは「つまんねーな」と文句を言いながら、冷蔵庫を勝手に開けてビールを飲んで、ベッドで寝てしまった。

私はこのGが帰るまで、Dと寝ないで過ごすことにした。
Gが鼾をかいて、熟睡しているのが分かると、少し緊張が弛んでいた。

Dは私に迷惑をかけたことを謝り、借金は必ず返すことを約束して、私と付き合いたいと言ってきた。
Dに対して違和感があっても、頼ってくるのを何となく突き放せなかった。

Dは私の顔を引き寄せて、いきなりキスをしてきた。キスしながら凄く興奮しているのが分かった。
嫌ではなかったけど、隣の部屋にGがいることが怖くて、抵抗した。でもDは止まらなかった。そのままセックスして、疲れてしまって、私達は無防備にもその場で寝ていた。

夢の中で自分が宙に浮いている夢を見た。
フワフワして宙にいるような気持ち良さ。
まどろみながら、甘美な快感に声をあげている自分に気付いた。 薄目を開けると、私の体は仕切りに動いていた。

なに…?セックスしてるの?私。
半目でDとセックスしているのだと思った。
顔を横にした瞬間、Dが隣で寝ていたのに気付いて、ハッと目が覚めた。

Dじゃない。私の上にいるのはGだった。Gが激しく動いている。それが分かった瞬間、Gは私の中で果てた。中出しだった。

怖くて声が出せない、動けないでいた。
隣にいるDにこの姿を見られたくなかった。
Gは何事もなかったかのようにスボンを履いてアパートを出て行った。

頭が真っ白になって、体が固まっていた。
いつから?
…夕べDとセックスした後、迂闊に全裸のまま寝てしまった。
朝起きたGがその姿を見て、寝ている私を犯した。「睡眠姦」だった。

Dが起きた。私の喘ぎ声を聞いて、自慰していると勘違いしたDは、嬉しそうに私の体に抱き付いて、セックスを始めようとした。私は拒絶した。Dに早く帰るように促した。

惨めだった。
早くひとりになりたかった。
最初から嫌な予感がしていた。
Gを強く追い出せば良かった、Dを突き放せば良かったと、膣を洗浄しながら、次々と後悔が押し寄せてきた。ゴミ屑みたい…。どうしていつも搾取されるの?自分が嫌い、怒りと悲しみ…声を押し殺して泣いた。
しばらく誰にも会いたくなくて仕事を休んだ。仕事に行けるようになっても、男性が近くにいるだけで吐き気がするようになった。その後生理が来た時は、少しだけ安心出来た。

それからDとの連絡はすべて無視した。
お金もいらない、何も知りたくない、二度と関わりたくなかった。

そしてこの出来事以来、誰かと関係を持つことも、誰かを好きになることも無くなって今に至っている。
こんな過去を持った女を誰が好きになる?
男性が怖い、性行為が嫌になって、今までのことを全部無かったことにしてしまいたかった。

でも、あの出来事は忘れたくても忘れられない。
眠る時にフラッシュバックする。そして睡眠姦されていた時のあの感覚。あの甘い快感、体が覚えている。毎朝目覚めると思い出してしまう。
私は前から薄々気付いていた。精神的・肉体的にも、いたぶられて感じてしまうこのM性癖。認めたくなかった。嫌でたまらない。もう死んでしまいたかった。

でも…
もしこの過去も性癖も、ありのままの自分を知って、総てを受け入れてくれる人がいたら、どんなに心が楽になるだろう。

表の自分は弱みを見せた事はない。
真面目で気丈だと思われている。
取り繕うことも頑張る事もなく、ただ寄り添ってくれる人がいたら、どんなに幸せだろう。

信頼の元、真っ直ぐな愛情で支配されたい。

そんな願望が沸々沸き上がって、ここに来てしまった。

そんな…
妄想を思い描いて…
ゼロかもしれない賭けを、いま始めたばかり。

11
2017/02/21 13:57:12    (MCCcmNpS)
彼は最悪の転落でしたね。怪我されなくて何よりでした。
その後はどう心が変化して自分がドMだと気がついたんですか?
続きがあればお願い致します。
10
投稿者:さくら ◆dxXqzZbxPY   beni390
2017/02/19 21:15:56    (wh7MrL9S)

後日談 その4 彼の場合

会社をクビになった彼は、ヤクザが絡む、とあるブラック企業に入社したことを噂で聞いた。

暫くして彼は別人のようになって再び私の前に現れた。
昔の事を謝って、やり直したいというのだ。信じられない。どんな神経してるの。
でも確かに別人のように優しくなったのは感じた。何度もアプローチをされて、少しだけ気を許して、心を入れ替えたなら、少しだけ考えてみようかという変な気持ちになっていた。それが大きな間違いだったと後になって後悔することになる。

彼とよりを戻した。でも結果はいつも同じ、浮気が絶えなかった。
別れて、戻ってを3年繰り返した。離れたいのに離れることが出来ない。
私は28歳になっていた。


この頃の彼は毎日が不安定で、別れたら彼がどうにかなってしまいそうで、離れることが出来なかった。

突然子供みたいに泣き出したり、食欲が無くてどんどん痩せていくのに、全く寝なくても平気でいる。
病院を勧めても行こうとしなかった。

私が次の日が仕事で、彼が休みという日の朝は、決まって彼は仕事に行かないでと、泣き暴れて私を困らせる。

何かおかしいと思って、彼が仕事の時に、合鍵で部屋に入って、タンスやクローゼットの中を探した。
見たことない四角の箱がクローゼットの奥に隠れていた。鍵付きでもロックされていなかった。中を開けると、ストローや注射器、使用感のある銀紙?ドラマで見たことがある『モノ』が出てきた。

やっぱり…
これを見た瞬間、すべてを悟った。
彼は中毒患者だと。
いつから?どこで?
どこで入手したかは、すぐに見当がついた。ヤクザがからんでいる彼の会社だ。
だとすると、あの会社に入ってから?
思い返すと本当に恐ろしかった。
彼の豹変もクスリによるものだったのかと思ってしまう。
もし動転した彼にクスリを打たれたらどうなる?自分だけでなく身内にも迷惑がかかる。

彼と向き合って、自首させる。でも普段の様子から、刺激をしたら大変な事になるのは分かった。もう私一人では対処出来ない。
恥をしのんで、弁護士の叔母に相談することにした。叔母は早速手を打ってくれた。皆が同席している所で、別れを伝えること。これは私の身の安全の確保、そして彼が暴れた時、警察を呼んで現行犯逮捕してもらうこと。果たして予定通りにいくのかどうか。

それが予定通りに運んだ。彼は興奮して身内が同席している店内で暴れ出した。
警察がすぐに駆けつけてきて、逮捕された。検査の結果陽性でやはり中毒患者だとわかった。

色々なプレッシャーに耐えられない、そんな彼の弱さ未熟さから、手を出すに至った…

彼との事はここまで。

やっと離れることが出来た。

23歳で出会って、28歳まで約5年。
彼に振り回され続けた苦い5年間だった。そして最後は本当に悲惨だった。
でも彼の転落と一緒に、自分も道連れにならなかったのが、唯一の救いでもあった。

そしてBさんは私と別れた後もずっと見守ってくれていた。
私が29歳になった時、別の人と結婚した。女友達は、結婚相手が私にそっくりだと言っていた。

会社の、とある出張所が営業所となり、そこに私が配属され、転勤することになった。

ここからまたリセットできる。

9
投稿者:さくら ◆dxXqzZbxPY   beni390
2017/02/19 21:06:47    (wh7MrL9S)
後日談暖 その3暖 彼の場合


玄関のドアを開けて、私を押し込み、逃げ出さないように、彼は後ろ手でドアに鍵をかけた。

用なんて何もないよ?
終わってるもの。もともと付き合ってない、都合がいい所有物だったでしょ?

「何であいつと付き合ってる」
「冗談かと思った。いつからそうなった?誰がいいと言った?俺がいいと言ったか?」

何いってるの?全然わからない。
じゃあどうして、ずっと放っておいたの?何度も電話したのに、何で無視したの?なぜAに私のこと話したの?

醜い感情が爆発した。
質問に彼は何も答えなかった。
私も彼も雨でびしょ濡れになって、体の芯から冷えてきた。寒さで体が凍えてしまい、震えが止まない。いてもたってもいられなくなって踞ってしまった。

帰るから、開けて。

彼は玄関ドアからこっちに向かってきた。動けない私を猫掴みして、浴室に閉じ込めた。

「何もしない。風邪引くから風呂入れよ」

あまりの寒さに耐え切れなくなって、シャワーを浴びた。体温が戻ってきた。中に掛かっていたバスタオルで体を拭いていると、ドアが開いて全裸の彼が入ってきた。

慌ててバスタオルを身体に巻きつけた。
シャワーを浴びながら、無言でじっと私を見つめている。逃さない目だ。

一瞬目を瞑った、今だ。

逃げようとして、身体を掴まれた。無駄だった。

「こっち来い」

腕を強く掴まれて、ベットへと引きずり倒された。
私の身体に彼が重くのしかかって、じっと見つめている。私はもがいていた。

いや、帰える。

「だめだ、帰さない」

彼の良い声が耳に響いて、体がビクッと跳ねた。

「俺の所に戻って来い」

この彼の声で囁かれたら、どんな事も抗えない。
それほど彼の声は強力な催淫剤だった。
バスタオルが解け、ぎゅっと強く抱きしめられた。
味わうように、確かめるように、唇を吸い、舌を絡め、蕩けるような深いキスを何度も繰り返した。
身体を起こされ、
「本当にいやらしいな」
耳を舐め、言葉責めされながら、アソコに指が出し入れされている。
「ほら、よく見ろよ」
片方の手で、足がグイッと開かれて、指2本が音を立てながら挿入されているのが見える。身体がゾクゾクして堪らない。
もう、何も考えられなくなっていた。
「ほら、あいつより俺のがいいって言えよ」
彼の固くて大きなモノが挿入され、あまりの快感に嬌声をあげて何度も逝ってしまった。

土日の2日間、私達は寝食を忘れてセックスに没頭して、ひたすら体を貪った。彼にここまで求められたのは初めてだった。

「ピンポーン」
日曜の夕方近く、彼のアパートのチャイムが鳴った。何度もしつこく鳴っていた。

携帯を見ると、Bさんから何十件も着信とメールがあった。

我に返った。
彼はチャイムの電源を切って無視した。
今度は彼の携帯にBさんから着信があった。Bさんは今日帰ってくる予定だったか?もしかしたら、早めに帰ってきたのかもしれない。
だとしたら、ドアの外にいるのは間違いなくBさんだ。

心底、恐かった。
彼を振り切ることが出来ずに、体を許してしまった。
誠実で優しいBさんをこんな形で裏切ってしまった。自分が悍ましくて、今すぐ消えて無くなりたいと思った。

彼は、
「これでおまえとは、終わったからな」
と私の顔を見ないで呟いた。
虚しさでいっぱいになった。

Bさんに、あの日連絡取れなかったことを追求されても、何も話せなかった。

その後、理由を告げずに、一方的にBさんと別れた。善良なBさんを傷付けたくなかった。Bさんは「納得出来ない」と一歩も引かなかった。
でもBさんはきっとわかっていたと思う。気付かないふりをしていた。
彼が原因を作ったとしても、自分が悪いと思いつめた。

そして、次の年の3月、人事で新しい課長が配属されたことで状況が変わってきた。

彼は課長と不仲だった。仕事でミスを連発するようになって、良く指摘されるようになった。
ある時、彼は頭に血が登って、課長を殴って怪我をさせてしまった。
この事で、自主退社という名目のクビになった。

これが彼の転落の始まりだった。


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