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2025/09/17 17:23:00 (R9VL3Z4Z)
年上のお姉さん、といっても極近所の知り合いなんだけど、僕よりは4,5歳離れていたから小さい頃から
知ってる割に遊んだこともなく挨拶もかわしたことはなかった。僕が大学に入ってすぐ、自動車学校に行く
ようになってそこで、一緒に自動車免許取得のほぼ同期生となって、循環バスで一緒になることがよく合っ
てそれからいろいろ話すようになった。僕は大学の授業もあったので週に2,3回行ければいい方だったけ
ど、そのお姉さん(名前はゆかりさんってことにしておこう)は就職浪人中とかで毎日でも教習を受けられ
るようだった。ゆかりさんの家はいわゆる名家?で資産家の三姉妹の末っ子ってことでかなり甘やかされて
育ったらしく、ちょっと教官に怒られた日など落ち込んでいていた。僕がそろそろ仮免段階通りそうだなと
言われていたころまだ、次のステップに行けないと嘆いていた。そんなこんなで僕の方は夏休み中に路上試
験パスして試験場で筆記試験受け合格すれば免許取得という頃ゆかりさんはようやく仮免もらって路上教習
にはいるくらいに差がついてしまった。
予定通り夏休み終わりには免許取得でき、もう、教習所のバスで出会うこともないなと少し寂しく思えたけ
れど年末には、期間ギリギリで免許取得にこぎつけたらしかった。資産家だけあってすぐに車を買ってもら
ったらしく、冬休みのある日、路上で呼び止められ、ひまだったら、ちょっとこの辺運転するのまだ怖いか
ら助手席乗っていろいろアドバイスしてと頼まれてしまった。特にやることなかったからいいよと乗ってみ
たもののいやはや大変。大丈夫かこの人、事故起こさないといいけどって感じでひやひやもんで商店街を抜
け広い道へ。そこは教習コースでもありなれたもんみたいだったが、折り返すところをやり過ごしてしまい、
彼女、おお焦りだった。どうしよう。いつもじゃない道はいっちゃった。帰れないかもと泣きそうだったの
で最寄りのパークスペースで運転交代してと言われて帰路は彼女の家まで僕が運転することになった。駐車
スペースに車を難なくいれると、妙に感動されてこっちがびっくり。一発できちんと入るなんて神業ねと変
な褒められ方したので、どうせ一発で入れるんならお姉さんに入れたかったなと下ネタジョークをとばした。
そんなことを言えるくらい親しくなっていたんだなと、こっちは本当に冗談で何気なく発したことばだった
が、ま、変な事言わないの!と真顔で怒った感じがしたので、じゃあ、とその日はそこで別れ僕は歩いて家
に帰った。
それから、しばらくはゆかりさんに会うこともなく時は流れそろそろ春休みも終わるという頃の土曜日、コ
ンビニでばったり出くわした。
 
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