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2025/07/19 17:34:34 (d.0I60iO)
彼女の下宿に招待されたのは、大学の合格祝いをしてくれる
というので、最寄り駅に着いたとき電話してのことだ。閑静
な住宅地の中にあった男子禁制のアパートらしかったが管理
人がいるわけでもなく普通のアパートという感じだった。も
う夏休みも近いという暑い頃で、今更合格祝いでもないだろ
うと思いながら駅で待つこと数分。真っ白なワンピースで颯
爽と歩いてくるユリちゃんは女子大生の時隣にいたユリちゃ
ではないかのように輝いていた。ずんぐりむっくりした田舎
娘のイメージはすっかり消え、完全に大人の女性という感じ
になっていたので向こうから手を振って小走りに近づいて来
てくれるまでユリちゃんとはきづかないほどだった。
「すっかり綺麗になっちゃって、ユリちゃんじゃないんじゃ
ないかと思っちゃったよ。」
「あらそう?お世辞でもうれしいわ。で、大学、どう?」
「まだ、一般教養だからね。高校の復習って感じ。でも、一
年から専門いくつか取ってもいいらしくて、そっちの方は面
白い。大学ってかんじがする。」
「ケンちゃん、優秀だから・・・」
そんな雑談をしているうちに着いた。
「ここは二階だから風通しがいいの。暑くないでしょ?」
そうはいっても風がやむとむわーっと来るあつさはあった。
「ここの良いところは、こうやって窓開け放してもどっから
もみえないとこなの。都心でこういうとこって案外ないのよ」
「そ、そうだろうね。」
「そこにハンガーあるでしょ?この暑いのにブレザーなんか
着てることないわよ。上着脱いで楽にしてて。お料理の仕上げ
しちゃうから。そっちのテーブルにいて待ってて。」
僕が上着を脱ぎハンガーにかけようとしている後ろで、ユリち
ゃんは、ワンピースを脱ぎ始めていた。ぎょっとしながら、期
待したが、
「ケンちゃんも男の子ね。ビックリした顔、面白かったわ」
なんと、ワンピースの下にはホットパンツ穿いて、ちゃんとTシ
ャツを着ていたのだった。
「ああ、びっくりした。いきないりなんだもん。おどろくよ」
「期待しちゃった?」
「い、いや、そんなことは・・・」
僕はしどろもどろだった。
「あれはね、外出用なの。こんな格好で駅までいけないでしょ?」
「そ、そういうことね。」
昼間っから御馳走がテーブルに並んで行った。運ぶの手伝うよとい
ったが一応お客さんなんだから座っててといわれかいがいしく行き
来するホットパンツにTシャツ姿のユリちゃんに見とれていた。
料理が並び終わり、ビールで乾杯。まだ未成年だったが、大学のコ
ンパでは当たり前に飲んでたので抵抗はなかった。
「お肉には、やっぱ、ワインよね!」そう言って出された赤ワイン
がことのほかおいしくて何杯かお替わりした。あっという間に、二
人でボトルを二本開けてしまった。さすがにクラクラし話題もだん
だん下品になっている自分にハッとしながらいずまいをただし
調理をほうばった。料理をほとんど平らげると三時を回っていた。
洗い物大変そうだから手伝うよと台所に食器を運び、洗い物をしな
がら雑談に華がさいた。何事もなく時が過ぎていくかに見えた。
テーブルに戻って、ビールを開け乾杯。二人ともかなり酔っていた。
夕焼けが辺りを赤く染め始めていた。妖しいムードが覆いかぶさり
はじめていたのは二人とも感じていた。カウチソファに並んで座って
いた。ユリちゃんの視線を感じそっちを向いた。目線があった。し
ばらく、見つめあっていた。ガマンできなくなったのは、僕の方
だった。「ユリちゃん!好きだ!」そう言って、抱き着いてしまった。
「なにすんの!バカ!!」とひっぱたかれるのを覚悟の上だった。

 
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