2024/12/25 06:12:14
(itUKNfGH)
ネタ回。
そーいや、この話をせねばなるまい。
親善試合
エースoneの一件が解決したのち、実は光源氏は神仙連合の傘下に入っていた。
光源氏が神仙連合と対等に戦えるほど強かった時代は何代か前に終わっており、今では弱小チームと言っていいほどの勢力であった。そこで過去の遺恨を忘れて神仙傘下に加入させてもらえるのは願ったり叶ったりというところかもしれない。
また同時に光源氏の庇護下にあった紫式部も神仙連合傘下に加入する事を意味していた。
だからこそ、智津山さんや神仙連合メンバーが俺や、とくに光源氏の連合参加のきっかけを作った英子に親切にしてくれているという背景があったのだ。
だが、神仙連合といっても色々なチームがある。当然、光源氏ごとき弱小チームなんていらん。潰してしまえ。というチームもあった。だが連合を圧倒的カリスマ支配している智津山がいる限り、その反対意見を通すのは難しく、同胞になった以上、力で解決することは出来なくなっていた。
そこで、俺たちの事を快く思ってなかった神仙連合の中の狼牙というチームが、「光源氏は頭数少ないからケンカで弱いのはしゃーない。それなら走りで勝負せぇへんか?勝っても負けても何がある訳ちゃうけどお前らの根性見せてくれや」
などと明らかな嫌味の含まれた挑戦状を叩きつけて来たのである。
傘下チーム同士での勝負事なので一応、智津山さんに意見を聞いたところ、智津山さんは「久しぶりの親善試合をやるか。大いに結構。」と言うのであった。
そして誰が出るか?という話になった。
もちろんバイクの上手いヤツ、となると光源氏総長、そして英子の兄貴のミキオ君の2名は決定。残るは後一人、、となったところで。。
英子「ウチが出る!」
俺「アホかボケェ。英子が出て来てどーすんねん!遊びちゃうんやぞ!!」
英子「いいやん。親善試合やし。神仙に参加したの光源氏だけやのーて紫式部も入ってんねんで?」
智津山「ぐふふ。そうだな。英子の言う通りや。出るか?英子?」
英子「はい!あ、ヒゲのおっちゃん単車かしてな。ウチ持ってないから」
智津山「何に乗れるんや?」
英子「アニキのRZ250しか乗った事ないからなぁ。」
智津山「誰がRZ250か。土谷?英子に貸せるか?」
土谷「わかりました。事故んなよ?」
中川「シートはあんこ抜き入れといたるわwそのほうが足つくやろ?あと燃料も半分でええ。ちょっとでも軽い方が操作しやすいしなw」
英子「ありがとー♪」
俺「ちょと待ってください!親善試合やいうても一応、勝負なんで!英子なんか出たら負けますやん!」
上祐「二勝したら勝ちのチーム戦やろ?勝つ方法あるわ」
俺「どやって?」
上祐「狼牙で出てくるのはな、前回の勝者がそのまま今回も出るのが恒例やから、おそらくいつもの3名や。」
俺「いつもの3名とは?」
上祐「最速の見立とそこそこ早い木村と単にバイクが好きなだけの与国やわ。でな、狼牙で一番早い見立に英子をぶつけるねん。」
俺「そんなんしたら100けますやん!」
上祐「そのかわり、最速の総長をそこそこな木村につけて、速いミキオを普通の与国につけたら2勝出来るやろが?」
俺「なるほど!と言いたいとこですけど、そんなんうまくいきますかねぇ、、、」
村井「いうても親善試合や。なんでもええやんけw」
レースのルールはシンプルであり、地元の市街地をスタートした後、市街地を抜けて山道に入り、山道の古寺で折り返してまたスタート地点に戻るというルールであった。
市街地ではとの道を使おうと自由。ただ暴走族なので当然、信号無視。パトカーに追尾される可能性もあり気合いと根性を試される。山道では当然テクニックが試される。ただし、行きは逃げるから信号無視でも構わないが、帰りは捕まるので市街地での法令違反は禁止となっていた。
気合いと根性、そしてテクニック、そして運が優ったものが勝者となるのだった。
ただ、特殊だったのは以前に古寺まで行かず、途中で引き返して不正を働いたが事例があり、その時から審判と親善を兼ねての相手チームの同乗者を後ろに乗せるという決まりがあったのだ。
勝負は、スタートの市街地でいかにブッチぎって走るか。山道では出せる速度が限られているのでだいたい勝負は序盤で見えてくる。
そして当日がやって来た。
智津山さんの意向で余計なトラブルを出したくないという理由で選手以外の単車、車の乗り付け禁止、飲酒、喫煙も禁止、選手以外の特攻服の禁止。ゴミは各自持ち帰り、近隣住民の迷惑にならないことが通達された。
智津山さんのカリスマの恐ろしいところは、総勢40名近くの不良が集まっているのにも関わらず、本当に誰もその通達に違反するヤツがいないということである。
そして試合が始まった。
狼牙チーム「最初は誰が行く?」
木村「まずはお手なみ拝見やな。俺が出るわ。万一、俺がまけても後は最速の見立クンが勝って、残るはあの女の子やろ?余裕やん」
見立「しかし、智津山さんも何考えてるんやろな。女の出場を許可してなぁ、、」
与国「紫式部の代表いうことちゃうかー。所詮は親善試合やいうことやろ」
村井「狼牙チーム、まずは誰や?」
木村「俺が一番手や」
村井「光源氏は?」
俺(予定では一番早い見立に英子つけるいうてたからな。。総長でるんやろな」
総長「俺が行く」
村井「後ろもそろそろ乗れ!」
後ろ「ういっす!」
村井「よっしゃ!じゃ準備しろ!レディー??」
一同「ごーーー!!!」
ブオオアアアーーーーーーン!!
一気に2ケツ2台が走り去っていった。
走り去った後、特に見送る俺たちはやる事はない。競馬ならハラハラしながら手に汗握る展開というのもあるだろうが、ここにはない。テキトーに近くの人間と単車の話したり、武勇伝を聞いたり、他チームの噂などをするのみだった。
小一時間後、、先に総長が帰ってきて、それから数分後に狼牙が帰ってきた。
まだ親善試合ムードだった。
木村「いうても総長やな!早かったわーw」
総長「そっちもなw」
木村「また個人的にもやろやw」
総長「おうwええでw」
村井「じゃ2試合目!狼牙、誰が出るんや!」
この村井が先に狼牙の出場者を聞くのも策の一つになっていた。
見立「俺が出るわ。もう落とされへんしな。そっちはミキオか?」
英子「ウチやー」
見立「はぁ?バカにしてんのか?なんで俺に女やねん。やる気ないんかお前ら?!!」
村井「見立ぇ!親善試合や!忘れたんか?!!」
見立「まぁええわ。俺も残り点数ないし、ハンデやおもて普通に走ったるわ。ネーチャン事故だけはすんなよ?」
英子「ハンデなんかいらんよー」
村井「英子の後は誰のるんや?女の方がええやろ?」
燿子「じゃアタイが乗るわ。よろしくねお嬢ちゃん。アタイ見立の彼女やねん」
英子「よろしくお願いしまーす」(えらい美人やなー。こんな人乗せて事故できへんなーw)
村井「ええか?いくぞ!レディー!?」
ごー。
ここからは英子目線で書いていこう。
スタートが切られた瞬間、1速に入れる。そこでクラッチを切りながらアクセルを回すが、走り出した瞬間、アニキの単車より運転しやすいと思った。
田舎道の深夜2時。信号なんてあってないようなもの。歩行者だけをはねないように、ひったすらブッチぎっていった。
後ろの燿子も、「次の二又は右いったほうがいいよ。その後はまっすぐね」とアドバイスしてくれる。えらい余裕だ。きっと見立が勝つと信じているのだろう。
見立も最初の方はミラーに写っていたが、そのうち見えなくなってしまった。
だが。。。山間部に差し掛かった頃に異変が起きた。
ブーーーン!
燿子(え?この子、もしかして単車乗り慣れてる???)
英子(ハンドルが持ちやすし兄貴の単車より乗りやすいなーwスイスイいくわーw)
英子は迫り来るコーナーを最適な速度、最適な角度で曲がって行くのであった。
燿子(やばい!このままじゃ見立が負ける!この子ぜんぜん素人じゃないし!!)
英子(もっと飛ばそっかなー。でもヨーコさん怖がるかもしれへんしなぁ)
実は英子は単車に乗ったことがあるなどではなく、田舎の山道を乗り回していたのだった。兄貴の単車の走行距離の半分以上は、英子が乗ったといっても過言ではないらしい。
一方、見立はどうせが勝てる勝負だろうと最初の市街地はのんびり走り、後で取り返そうという計算だった。
だが、今更どうしようもなかった。燿子としては彼氏である見立が、女に走りの勝負で負けた。などと言われてほしくない。それだけは阻止しなければならなかった。
かと言って走り出した以上、見立に本気だせ!と喝をいれることは出来ない。
燿子(よし、、、、)
すると燿子は後部に乗りながら、運転する英子の胸を揉み始めたのである笑
英子(え?なに?なに?)
燿子(ウフフ。実はアタイ、男でも女でもどっちでもオッケーなのよぉん♪じゃましてやるー♪)
英子(なんでいきなり胸揉んでくるん???意味わからんねんけど!!)
モミモミ、モミモミ
英子(なんかの冗談??ちょっとイタズラしてるとかじゃなくて、完全に感じさせようとしてる手つきやん!!)
モミモミ、モミモミ
英子「あの、、あぶないですよーw」
燿子「え?きこえなーい」
英子「危ないですよおおおおおお!!」
燿子「えー?なんてーー???」
英子(やだぁ!下まで触ってきてるぅ!!!なんなんこの人、メチャ怖いんやけどぉぉぉ!!)
スリスリ スリスリ
英子(あかんあかんあかん!勝手にチャックあけんといて!あかんてソコはー!!!)
英子「あの、、、急にどうしたんですかぁぁ???危ないですよぉ!!」
燿子「ちゃんと前みてぇw危ないヨォ」
英子(ああ!!私のクリちゃん!!ソコだめぇ!!かといって止まったらすぐ抜かされる!負けちゃうじゃん!あ?!もしかして、この人、見立に勝たせるつもりで邪魔してんじゃ??!!)
燿子「うふふw」
英子(絶対勝ってやる!こんな卑劣な!許せない!!)
ヴワァァォォーーーーン!!加速する。
背後から燿子が手を伸ばし執拗にクリを触ってくるのであった。
いくら無視をしようと思っても燿子は女であるが故にカラダのことをよく知っているのか、絶妙なタッチでクリを刺激してくるのである。
英子(ああ、、ぁん!! 相手女の人なのに感じ始めてる!!やばいってこれぇ!)
抵抗するために両足を閉じたいところだが、残念ながら足を閉じてバイクを運転することは出来ない。燿子はそんな弱みを掴んで事もあろうにパンツの中にまで手を入れて直接クリを触って来たのだった。
自分が濡れているのを感じる英子。燿子は英子のワレメから愛液を指先ですくいとり、それを潤滑油がわりにしてクリを刺激してくるのである。
英子(ああ、、、ん!!燿子さん、マジでやばぃぃ!私レズになっちゃうう!!しかも、さっきから何?!加速したら指早くして減速したら動きやめるだなんて、まるでバイク止めろって言ってるんかいぃ!!)
英子は意地でも止めなかった。絶対に勝ってやる。その執念だけで英子は走っていった。
そして古寺で折り返し、市街地が見え始めた。市街地のハズレの信号待ち、帰りはちゃんと法令を守らなければならない。そして赤信号になった。
燿子「エーコチャン」
英子「な、なんですかぁ、、、?」
燿子「最後だしイカしてあげるゥッ!!」
というと、今までにない最速の速さでクリを刺激してきたのである!
英子「アアアッ!!!ダメですぅーーー!!アッアッアッ!!」
英子(あいいぁあうああ!!イク、、イクゥ!!!!)
ぐいー。(腰骨が反れる)
ッ!!がくん!がくん!がくん!
英子「はぁっ!はぁんっ!!」
燿子「あら、とても敏感ネ♪」
英子(はぁ、、はぉ、、、はぁ、、、女の人にイカされてしまった、、、)
信号は青信号になっていた。
燿子「みんなのとこ帰ろうねえ」
走行中、ズボンのチャックを元通りにする燿子。走り出す英子。すると程なくさはて仲間が見えて来た。
狼牙メンバー「え?マジ??あの女の子???見立は???」
俺「えええええ!!まじで!!!」
村井「おーすげぇなwやるやん」
上祐「これは想定外の展開やな」
智津山「ぐふはははははwww」
村井「紫式部の英子の勝ち!」
光源氏メンバー「おおおおおーー!!!w」
紫式部メンバー「やるやん!英子!!」
1分か2分後に見立が帰って来た。
見立「うそやん!え?マジで?俺の負けぇ???」
村井「お前の負けやw」
与国「見立、テメー油断しすぎじゃぁ!!」
燿子「英子ちゃん、また後ろ乗せてなぁ♪」
英子「こ、今度は遊園地のコーヒーカップのりましよかwww」
俺「どしたん?英子、そんな照れた顔して?」
英子「な、なんでもないww」
智津山「おい中川、倉庫に鉄屑のゼファーあったよな?」
中川「はい。手入れたら直りますよ」
智津山「英子の為に組んだれや。」
英子「え?ヒゲのオッチャン、ウチにバイクくれんの?」
智津山「そや。楽しみに待っとれ。特攻服あっても単車がないとさみしいやろ」
英子「やったぁぁ!!」
俺(くそ!なんでいつも英子ばっかり!!泣)
こんな感じで親善試合は終わっていった。