それは9月の連休初日のことだった。友人たちと飲み会をすることになったときのこと。
メンツは俺(哲)と友人の裕之に同じく友人の雄介と裕之の彼女の千秋の4人。裕之のアパートですることになった。
裕之と千秋チャンは今年の1月から付き合い始めたばかり。彼女は美人とは言えないが、人好きのする可愛い感じの女性だ。何よりそのスタイルがよく、170㌢の長身にスラリと伸びた脚は綺麗で、胸の膨らみは想像するほどに悩ましい曲線を持って括れた腰を強調していた。
その日、料理の得意な俺は買い出しを済ませて裕之のアパートへ。裕之のアパートにはもう千秋チャンも来ていて、
「手伝うよ」と、俺と一緒に台所に立った。
手際よくチゲ鍋の準備をする俺の傍らで、
「哲くんて料理上手ね」と、話しながら盛り付けたり、居間に運んだりと手伝ってくれる。横に並ぶと俺の背よりちょっとだけ低い彼女の可愛らしい耳朶にかけられた髪から、シャワーでも浴びたのかシャンプーの香りが鼻をくすぐる。
黒いキャミに薄いぶるー