結婚して3年の私の夫は誰に対しても優しく思いやりのあるとても素敵な夫で、これまで私は夫への不満は何ひとつありませんでした。
ただ強いて言えば、エッチがノーマル過ぎると言うか、いつもパターンが同じで、最近はエッチしてもドキドキ感とかが全くなくて、次はこうして、こうされてこれで終わりだなって、先読みしながら私はエッチしてて、そんなエッチにもしかしたら私はちょっとずつ不満を溜めてたのかもしれません。
私たち夫婦は結婚後3年間は子供を作らない約束をし、共働きをしながらふたりだけの生活をエンジョイしていて、約束の3年が過ぎた今年、そろそろ子作りの為に会社を辞め専業主婦にと考えていた私は、その相談を同期入社で一番仲の良い彩にすると、彩は何故かかなり暗い表情で落ち込んでて、逆に私がその悩みを聞くために、週末の仕事終わりにふたりだけで飲み会をし、彩の悩みを聞く事にしました。
彩の悩みとは浮気性の彼氏の悩みで、その彼氏に彩はこれまで何度も浮気されてて、その都度別れる別れないの大喧嘩をしながら、未だ別れないでズルズル一緒にいる理由を彩に聞いてみると、彩自身もよくわからないと首を傾げながら、
「強いて言えばエッチの相性がいいからかな」
と私に言いました。
「合うってどんな面が?」
と、思わず何か恥ずかしい様な質問をしてしまった私でした。
「彼はドSだからMの私にはピッタリなの」
早くも酒に酔った感じの彩はそんな大胆なカミングアウトをして、私をドキドキさせ、彼氏のモノがかなり大きいという話や、エッチは最低3時間以上責められるというそんな話まで私にして、そんな経験が全くない私には、俄に信じられない思いがしました。
「咲はどう?」
「どうって?」
「旦那とのエッチ」
「ええっ、普通に」
「新婚だから毎日?」
「もう新婚じゃないし、新婚でも毎日はしないでしょ」
と言うか、新婚ホヤホヤの時も月に2~3回だったし・・・と当時を思い出しながら、毎日なんて人いるの?
って、思わず彩に聞いてしまいました。
「普通、新婚時代は毎日でしょ、私の彼氏は今でも2日と開けずにエッチ求めてくるよ」
「ウソー・・・」
「咲の旦那は?」
「・・・。」
私たちがそんな話をしてた時、隣の席から声が聞こえ、私たちが見ると明らかに若い学生らしき男性が3人いて、「一緒に飲みませんか」と私たちに声を掛けて来ました。