同じサークルの女の子(千尋)と付き合っています。もう1年半になるのです
が、周囲はそのことを知りません。別に隠すつもりもなかったのですが、言い
出す機会がなくて、そのうちに言えない状況になってしまいました。みんなの
「オカズ」になってしまったのです。
千尋はいわゆるお嬢様育ちで、高校までは女子校で、男に対する免疫がありま
せん。顔は中の上程度、胸も小さいですが、人なつこくて、愛想が良いので、
男から好かれるタイプです。新歓の時、「男の人と付き合ったことないんで
す」と言ったら、多くの男から歓待されました。そのうちに、私と関係ができ
ましたが(処女と童貞でした…)、女性が極端に少ない部員構成ということも
あり、千尋の人気は抜群で、私も内心鼻高々でした。
ところが、ある日、悪友の一人が、「千尋って、可愛いよな。オレさあ、オカ
ズにしてるんだよ」と呟きました。驚いていると、「実はオレも」「えっ、オ
レもしたことある」と複数の男たちの秘め事が発覚しました。それ以降、事あ
るごとに「千尋ネタ」で盛り上がるようになり、サークルは情報交換の場とな
りました。
千尋は透けブラに無頓着だったため、「今日の透け方はそそられる」とか「水
色が多いよね」というものから、わざと屈ませて、胸元からブラを覗いたり、
「貧乳だから、何とかブラを浮かせて乳首見られないかな」など、くだらない
話ですが、瞬間的に盛り上がるのです。
パンチラネタもありました。椅子の肘掛けにスカートが引っかかり、ピンクの
パンツが丸見えになっているのに、本人が気付いておらず、多くの学生たちの
視線に晒されていた、とか。(みんなが見るのでやがて本人も気付き、きょろ
きょろしながら真っ赤になって直していたそうです。)
私は嫉妬と興奮でたまらなくなるのですが、基本的にサークルの男たちは「根
はいい奴」「悪気のない奴」ばかりなので、じっと我慢していました。千尋は
マスコット的な存在になっており、特定の男がちょっかいを出す「抜け駆け」
はなさそうだったからです。
ところが。先日の飲み会で悪友の一人が「抜け駆け」をしました。以前から、
「千尋って、優しいから、真剣に頼めばやらせてくれるかもしれないよな」と
言っていた男です。友人としてはとてもいい奴です。
私は飲み会に出られず、千尋からメールと電話で聞いた話です。男から「送っ
ていくよ」と言われた千尋は、「逆方向なんだし、一人で大丈夫」と断ったの
ですが、お互い結構酔っていたせいもあり、ついてこられたとのこと。駅から
10分ほどのアパートまで、冗談を言い合いながら、たまに手を取られたりしな
がら、歩いたそうです。千尋は、アパートの前で別れようとしましたが、「水
を一杯だけ」と言われて、部屋に入れました。
すると、突然抱きつかれ、キスをされて、「好きだ」と告白されました。泣い
て拒んでも、何度もキスをされて、「好きだ」と繰り返したそうです。
「でも、それだけ。私には付き合っている人がいるので、ごめんなさい、と断
ったよ」と千尋は言いましたが、嘘のつけない子なので、問い詰めると、「ご
めんなさい」とさらに続きを言いました。「それなら、一度でいいから、千尋
を抱かせてほしい。それで諦めるから。いい思い出にするから」と何度も男に
言われて、服を着たまま、ベッドで抱き合ったそうです。でも、結局、胸やお
尻に手を回されて、セックスはしなかったけど、「その直前までいった」そう
です。
千尋の言うことを信用すれば、千尋は下着姿の状態で、胸を揉まれ、お尻を触
られ、でも直接には絶対に触らせず、男はトランクス姿で勃起したものを押し
つけてきて、千尋の太腿に放出したそうです。口や手を使ったりしてないか、
と聞くと、「そんな気持ち悪いこと絶対にしない」と怒った口調で言いまし
た。
私は千尋のことが好きなので、こんなことがあっても、割り切って付き合い続
けるしかありません。千尋も罪悪感からか、よく尽くしてくれます。でも、そ
れから毎晩、千尋と激しく交わるようになりました。嫉妬と興奮を抑えきれ
ず、ほとんど犯しているようなセックスをしています。いつまでこんな状態が
続くのか、自分でもまだ分かりません。