去年の今頃、11月の出来事です。私は現在28歳OLです。
週末に会社の忘年会があり、その日はなんだか気分が良くて
飲み過ぎてしまいました。2次会まで参加して帰りは11時頃に
なっていました。帰りのタクシーの中でだんだん気持ち悪くなって
しまったのです。吐きたいと思った瞬間に手で口を押さえました。
でも無駄でした。いっぱい吐いてしまい。服もスカートも汚れて
しまったのです。運転手さんは車を止め、後ろを振り返りショック
な様子でした。ごめんなさいと何度も謝りました。するとお客さん
困りますよとあきれ顔。どうしようか戸惑っている私に、どうします?
とりあえず自宅に向かいましょうねと車をスタートさせたのです。
私は焦りました。このままでは帰れないと思いました。住まいは
会社の寮なんです。こんな姿誰にも見られたくないと思いました。
会社でいやな噂が広がったら大変です。耐えられないと思いました。
それと、以前に車で吐いたら臭いが落ちないのでその日は営業が
できないのでその分弁償させられると聞いていました。その金額も
気になりました。運転手さんちょっと車を止めてもらえますか?
車を止めて運転手が振り向きました。私どうしたらいいですか?
と聞くと、どうしたらって、私に聞かれても困ると言われました。
それで、このままでは帰れないと事情を説明したのです。それから
弁償代はいくらぐらいですか?と聞いたんです。すると、弁償?
そんなのいらないと言われました。優しそうな運転手でよかったと
思いました。で、どうします?と聞かれたので、行くところ無い
んですと泣きたい気持ちで言いました。すると、運転手がじゃ
家できれいにする?と聞くので、お願いしますと言いました。
運転手の家に向かう途中で彼の田舎から出てきた事情や一人で
住んでいることを話してくれました。古びたアパートの2階でした。
ジャージの上下の着替えを貸してもらい。シャワーを借りました。
お風呂場で汚れた服を借り洗いし、洗濯機を回しました。
運転手のおじさんはコーヒーを湧かしてくれていました。
どうせ仕事にならないから、これから会社に車を届けて洗車して
帰ってくると話していました。洗濯が終わったら、アイロンを
かけて帰りなさいと告げて出て行ったのです。鍵はポストに
入れて置いてと言われました。私は洗濯が終わると急いで
家に向かいました。次の日に運転手に電話しました。携帯
番号を聞いていました。すると明日は非番だから夕方も家に
いるというので、翌日会社帰りにお礼の果物を買って向かいました。
果物をもらっても困るというので、切って盛りつけて出しました。
一緒に食べながら気さくな優しいおじさんだと改めて思いました。
これがおじさんとの出会いです。田舎から出てきて就職はしたも
ののなかなか都会には馴染めませんでした。かといって今更田舎に
戻ろうとは思いませんでした。会社に友達はいましたが、本音で
話せる仲ではありませんでした。おじさんと話すととても癒やされ
ました。あれ以来、時々おじさんの非番の日に訪ねるようになった
のです。その年のクリスマスの日おじさんのアパートにケーキを
買って訪ねました。ちょうど週末の金曜日でした。一緒に買って
きた、シャンパンを飲みました。そして、泊まってもいいかと
聞いたのです。おじさんは別にかまわないと許してくれました。
遅い時間まで一緒に飲んで寝ることになりました。お布団は一つ
しかないので、背中合わせに寝ることにしました。その日私は
ある計画がありました。消灯してしばらくして、おじさんに話し
かけました。「おじさん、今日はプレゼント準備してきたよ」と
言いました。おじさんは驚いて、本当かと振り向いたんです。
すると「それはね、私」おじさんは意味がわからずにぽかんと
していました。「今日は私を自由にしていいよ」しばらくして
おじさん「冗談はよせ」といいました。「ねえ、私の体じゃ
いや?」、「いやじゃないけど」、「けど、なに?」すると
「嫁入り前にそんなことしたらだめだ」とぶっきらぼうに答え
ました。「嫁入り前だからできるんだよ、結婚したらできない
でしょう?」するとおじさん「そうだな」。本当にいいのかと
何度も聞いてきたあとで、振り向いて私の体を引き寄せました。
それからおじさんとの関係が続いています。おじさんは彼氏が
できるまでだよと時々言ってきます。そのときは、勿論だよと
答えていますが、本心は結婚しても続けてもいいと思っています。
今のところ、週に1回のおじさんとの関係に満足しています。