大学時代の彼女と卒業でお別れして、淋しさの中故郷に帰って就職して、同期の男女何人かと仲良くなって、よく飲みに行ったりしてました。
あれは、就職1年目の晩秋の土曜日、隣街にあるコストコへ行ったとき、その同期の女友達とバッタリ、彼女は電車で来てて、私は車、帰りは彼女を乗っけて戻りました。
話が弾む中、女個があったようで大渋滞、旧道に抜けて帰るも、みな考えることは同じで旧道も渋滞、更に裏道に入ると、お城みたいな建物があって、「ホテルキャッスル」、ラブホでした。
外観がめっちゃ素敵でメルヘン、女友達と見つめ合って、入ってしまいました。
仲もメルヘンチックで、天街のあるベッド、寝転んでじゃれているうち、彼女の手が勃起にタッチ、
「もしかしてスタンバっちゃってる?せっかくだから、する?」
となって、二人でシャワーを浴びて、ベッドで抱き合ってキス、こうなったら止まらない、恋人でもない男女がスケベ心だけでクンニとフェラをしました。
彼女、大学時代に彼氏と励んだようで、そこそこの色づきのオマンコでした。
一応、ホテルに備えてあったコンドームを被せて、挿入、なかなかいいオマンコでした。
途中から照れも無くなり、快楽に身を委ねた二人は、ベッドをギシギシ言わせながら激しい交わり、仰け反る彼女を見ながらコンドームに射精しました。
普段、会社で見る朗らかな彼女とは全く違う、エロスにまみれた女体を喘がせた姿は、脳裏にあざや兄刻まれました。
結局、2個あったコンドームを使いきり、ホテルを出たときは日も傾いていました。
「やっちゃったな。」
「このことは・・・」
「ああ、二人の秘密だな。」
その後も、変わらず友達でいましたが、セックスすることはありませんでした。
そのうちお互いに恋人ができましたが、友達としての付き合いが続きました。
かつてセックスしたことがある仲でしたが、お互いの体の隅々まで見せ合い、無防備で淫らな姿を晒し合った仲でしたが、友達関係が続きました。
お互い恋人とセックスしていて、友達は友達なんだけど、恋人と彼女とのセックスを比べてみたり、女体を比べてみたり、友達だけど、服の中身を知っている者同士という変わった関係でした。
そういうつき合いを続けているうちに、もし恋人にそういう関係の男友達がい続けたら、今後結婚するとしたら、男側からすれば、いい気持ちじゃないだろうなと思うようになりました。
やがて、彼女が結婚することが決まったので、お祝いにいっぱい奢ると誘い出し、
「結婚相手に、セックスしたことのある男友達がいたら、男としては嫌なもんだよ。だからさ、結婚式の日を持って、俺たちは付き合いを止めよう。その日、お互いの連絡先を消そうよ。」
「分かった。そうする。長い付き合いだったけど、もう、連絡しないね。」
女友達が結婚した日、おめでとうのラインを送った後、
「さよなら・・・」
と言って、全ての連絡先を消して、縁を切りました。
その時、とても淋しかったのを覚えています。
俺は彼女が好きだったのか?彼女はどうだったんだろう?・・・などと、自問自答しました。
その答えは、今も出ていませんし、彼女に尋ねる術ももうありません。
男は、好きでもない女とセックスできるけど、女はどうなんだろうなんて、考えました。
その彼女はやがて妊娠して、会社を去り、今はどこでどうしてるかさえ、分かりません。
そんな彼女を、先日久しぶりに見かけたので、そういう女友達がいたなあと、思い出を投下します。