スマートフォンはおろか、ガラケーすらなかった頃のお話。
まだDVDが世に出ておらずレンタルビデオ店が全盛だった時代、休みの前日になると仕事帰りにお店に寄ってビデオをよくレンタルしていたものです。
その時代にレンタルビデオ店を利用していた人はご存知かと思いますが、その当時は中身の入っていない空のカセットテープのケースを受付けカウンターに持って行くシステムでした。
もちろん映画を観たくてレンタルビデオ店に通っていたのは事実ですが、それは目的の半分。
若かった私のもう半分の目的は、エロビデオをレンタルすることでした。
そういう方は多かったのではないでしょうか?
先に述べたように空のケースを受付けに持って行くわけですが、作品がパッケージ化されているので店員はそれを見てレンタル専用のケースにカセットテープを入れ、客はそれを受け取るという、これがねぇイヤでしたよね………。
いわゆる普通の映画作品は問題はないのです。
ではアダルト作品はというと、ええ、とっても恥ずかしいAV作品のパッケージの空ケースを受付けカウンターに出さなければいけません。
まぁレンタル代金を支払ってお店を出てしまえばなんてことはないのですが、時に悲劇は起こります。
レジカウンター前には作品の空ケースを手に持った数人の客が手続きと支払いをする為、待機していることは珍しくありません。
アダルト作品の上に普通の作品を重ねて手に持つ私。
やっと自分の番が回ってきたかと思えば、それまで男性店員が対応していたのに女性店員に代わったではないですか………。
それがね、不慣れな手つきから新人アルバイト店員なのは明らかで、まぁ可愛い女の子だから最悪です。
アダルト作品のパッケージを見てからのほんの数秒間で、顔を見事なまでに真っ赤にする彼女。素直で良い子なのでしょうげど、あんなに分かりやすく羞恥心を表に出されたらこちらだって恥ずかしいっつーの。
話は変わってまだ彼女がいなかった頃のこと。ピンサロに行ったことがありました。
思いのほか楽しい会話の時間もあって、こんな形で出会いたくなかったと思わせる可愛い女の子でした。
彼女たちはお金が欲しくって働いているわけで、小遣いや奨学金返済など理由は様々でしょう。
そのお店を訪れてからまだ日の浅いある日のこと。
場所は言えませんが仕事の関係で某デパートにいましたら、こちらをじぃ〜と見る女の子に気づきました。
そこで働く女性であることぐらいは分るのですが視力悪い私、顔の識別できる距離ではないのですよ。
出入り業者としてのこちらの仕事が珍しいのかと思っていましたが、私の手が空くタイミングを待ってから一般客立入禁止の裏に連れて行かれるわけです。
開口一番にあのことは黙っていて欲しいと、抑えた声出言うわけです。
彼女もそうですが、私もパニックになりかけたところで彼女の口から風俗店の名が出てやっと合点。
たった数日前のことなので、びっくりな出来事でした。
三度話は変わって、ドラッグストアで日用品の買い物をしていた日のこと。
無くなりそうな日用品の中にコンドームがありました。
会計をする段階で久しぶりに悲劇が訪れます。
女性の場合もそうだと思いますが、生理用品など外から見えないようにそれだけ別の袋に入れてくれますよね。
そのレジを担当する店員がどういう人物なのかは、もうお分かりかと思います。
用意した黒色の小袋に入れようとして、何度も落とす女の子のアルバイト店員。
自分の手に持つ物が何であるのか確実に理解しているようで、羞恥心のあまり顔を真っ赤にしてくれました。
もたつくものだから後ろの客に覗き見られて、要らぬ恥をかかされましたとさ。
店のエプロンをしていますがその下は学生服。ピュアなのは悪いこととは思いません。
今どきの女子高生だからコンドームくらいは見たこともあるでしょうけど、君だって使ったことあるでしょ?と声を大にして言いたい。
すっかり女性の羞恥心フェチになってしまったおじさんでした。