俺の実家は県庁所在地の郊外の田舎で自営業、兄貴が後を継ぐからって、俺は街なかにアパートを借りつつ建設会社で現場監理の仕事に就いてた。
ある時、圃場整備の用排水路工事を担当した時、土地改良区に出入りしていたんだが、そこにいた絹代という短大出たばかりの21歳の事務員と恋仲になったのが、俺が25歳の時だった。
絹代は細身でお淑やかなお嬢さんで、綺麗な女だった。
数回デートして、口説いてアパートに連れ込んだ。
細身の裸身を恥ずかしそうに晒し、
「私、初めてなんです・・・」
と頬を染めながら処女宣言した時は萌えた。
絹代の足を開かせ、まだ男が振れたことの無い秘裂を開き、処女膜を観察した。
そして、初々しい秘豆を舌先で転がすと、絹代にとって初めて味わうクンニの快感に可愛い声で反応した。
俺のイチモツを絹代の口元へ差し出すと、恥ずかしそうに舐めた。
俺は、イチモツを絹代の秘穴にあてがい、そっと挿入した。
これからこのお淑やかなお嬢さんの処女膜を突き破ると思ったら、興奮した。
俺は、処女だった絹代の秘穴の感触を、脳裏に刻みながら味わい尽くした。
破瓜の痛みに耐えた絹代の姿も、脳裏に刻み込んだ。
俺は、会うたび絹代を抱いて、処女だった絹代に性の快感を覚えさせていった。
そして、処女だった絹代は秘豆でイクことを覚え、秘穴の中で感じることを覚えた。
俺のイチモツを締め付ける歓びも覚え、あとは中イキを仕込むために、両太腿を大きく拡げさせて、丸晒しにされた秘穴をガン突きし、悶絶する絹代の姿を愉しんだ。
俺は発売間もなかったデジカメなる物を買い求め、イチモツを深々と秘穴に突き立てられ、俺の背中に両腕を回して狂ったように腰をくねらせる絹代の姿を撮影した。
高く突き上げた尻、後ろから一気にジュボッと突き立てられる姿、激しく突き立てられてくねらせる腰、揺れる乳房、全部撮影した。
俺に跨った絹代を下から仰ぎ見るように撮影しながら、激しく突き上げた。
お淑やかなお嬢さんの痴態は、とても萌えた。
2年間、俺のアパートでヤリまくった。
結婚も考えた頃から遠慮なく生でヤッてた。
そしてプロポーズ、絹代の両親に挨拶に行き、初めは和やかだったが、俺の実家の話になると、「そんな田舎者のお前が娘を傷物にしたのか!」
と突然絹代の父親に言われた。
その直後、絹代の母親は、
「実家が田舎の家に嫁ぐのは大変だよ。」
と言ったあと、絹代の父親に、
「市街化調整区域に住んでる奴らはな、安い土地と税金のためなんだぞ。」
と言われて、俺は席を立ち、一礼して絹代の家を出た。
俺は、その足で実家へ行って、事の顛末を両親と兄夫婦に話し、絹代との結婚話はなくなった事を告げた。
その後はよく覚えてないが、俺の両親と兄夫婦が絹代実家へ凸、壮絶な言い合いになったことだけは覚えている。
特に義姉が怒り心頭だったが、それは、義姉としては、実家が田舎の家に嫁いだ身だから、バカにされたと思ったのだろう。
「絹代、俺とお前じゃ家の価値観が違いすぎらあ・・・田舎もんは潔く身を退くよ。」
「待って・・・恭二さん待って・・・」
俺は、絹代に背を向けて歩き出した。
絹代の父親は県庁職員、兄は県庁所在地の市役所職員、俺の実家とは違うようだ。
とは言え、俺は実家にも迷惑をかけてしまったし、絹代の家が俺の勤め先へ凸、俺は居づらくなって会社を辞め、アパートを引き払い、故郷を後にして、大学の4年間を過ごした東京に出た。
東京に出た俺はゼネコンに入社し、山間の田舎町で高速道路の工事に携わった。
シールドマシンでトンネルを掘り、橋を架けた。
その田舎町には8年滞在し、田舎の純情娘と結婚した。
絹代に続いて生娘だったが、絹代と違って垢抜けなかった。
でも、純情そうな可愛さがあった。
可愛い嫁と子供たちを連れて東京に戻った。
その間、一度も故郷には帰らなかったし、帰るつもりもなかった。
絹代には、故郷で幸せになってくれればいいと思った。
そうやって、故郷を離れて21年が過ぎた昨年11月、ずっと変えてなかった俺のメルアドで、スマホにメッセージが来た。
兄貴だった。
それは父親の訃報で、できれば帰って来いとあった。
48歳になった俺は、21年ぶりに単身帰郷した。
父親を送り、実家に泊まった。
俺の部屋はまだあって、ほとんど高校時代のままだったが、ホコリもなく綺麗だった。
年老いた母親が、俺がいつ帰ってきてもいいように掃除していてくれたようだ。
東京に戻る日の朝、兄貴から絹代の訃報を聞いた。
絹代は、俺が姿を消してから、父親の勧めた相手と結婚、第一子出産したあと、約1年間床に臥せり、亡くなったそうだ。
俺が故郷を捨てて5年後、絹代は28歳の短い生涯を閉じていた。
俺は、もう一度自分の部屋に戻り、古いパソコンを探した。
押入れにあったパソコンのPCスロットルから、PCカードを抜いて、裏に「絹代」と書かれているのを確認して、バッグに入れた。
俺は、東京に戻る前に、16年前に亡くなっていた絹代の墓を参った。
絹代・・・お前を好きになったことは、俺の宝物、今も心の中で大切にしてるよ。
お前との思い出があったから、くじけないで生きて来れたよ。
そして、空に向かって、
「俺、幸せだから心配するなよ。」
と声に出して言ってみた。
何だか、絹代が微笑んだような気がしたが、もう、絹代の顔がおぼろげにしかイメージできなくなっていた。
東京に戻り、アダプタを介してPCカードの中身を見た。
22~23歳の頃の絹代が画面にでてきた。
何となく、松本穂香に似ていた。
絹代のスナップだけでなく、淫らな痴態も画面にでてきた。
俺は、絹代の一番いいスナップを一つだけSSDにコピーして、PCカードの中身を全消去して、PCカード自体をハンマーでたたき壊して処分した。
「さようなら、絹代・・・」
そう呟いて、絹代の冥福を祈った。