昨夜の話
GW初日というのに急な仕事で日帰り出張する羽目に。
仕事を済ませ、帰路に着いた私は20時少し前に上りの新幹線に乗った。
危惧していた混雑はなく、自由席でゆったりと座りながら缶チューハイ片手にホロ酔い気分。
名古屋を過ぎた頃、尿意を覚えた為、トイレに向かう。
何か考え事をしていたのか、扉の取っ手に手を掛け、無意識のまま個室内に入る。
施錠して便器の方を向きつつ、ズボンのファスナーを下ろし、愚息を取り出した瞬間だった。
目の前には信じられない光景が。
小学三年生か四年生だろうか。
便座に座ったまま目を丸くして私を見上げる少女、しかも何故か全裸。
突然の出来事に互いに固まったまま、しばし見つめ合う。
ようやく金縛りが解けた私は愚息を露出したままだったことに気づいた。
マズい、とりあえず愚息を収納してファスナーを閉めると同時に「鍵、閉めなきゃ」と言い残してトイレを後にする。
とりあえず用を足そうと隣の男性専用のトイレに一歩、その瞬間、カチャリと施錠音。
用を足した私は席に戻り、先程の光景を脳内で再生しながら妄想に耽り始めた。
ロリではないつもりだったが、愚息は猛りたっている。
と、その時、通路に人の気配を感じて視線を上げた。
さっきの少女だ。
もちろん服は着ていた。
目が合った瞬間、彼女も私に気づき、思わずといった体裁で立ち止まり、みるみるうちに首筋まで真っ赤に染める。
足早に歩き去る少女を目で追いながら、何年ぶりかで私の胸がときめいた。いやマジで。
だが、一歩間違ったら捕まっていたかも。