女性トイレ盗撮ビデオに求められる内容がここ数年で変わって来ている。
10年ほど前までは、和式トイレで女性の股間をアップで写した映像が需要の中心だった。
しかし、女性の股間を拡大した映像はネット上に溢れかえり新鮮さがなくなった。女性器を見たいのであればわざわざ盗撮ビデオを購入する必要はなく、ネット上でいくらでも見られるようになったのだ。
近年は、盗撮ビデオを購入する顧客の需要が女性器のアップから全身撮影に変わり、さらにトイレ使用前後のトイレ外での様子も撮影したものに注目が集まっている。
トイレ外の様子も撮影する理由は、ヤラセではない本物の盗撮であることを証明するためだ。
駅やショッピングセンターなどのトイレ入口付近に共犯の女を待機させ、ルックスの良い女性が来るたびにトイレに入る姿と出てくる姿を遠くから気づかれないよう撮影する。
トイレ内は事前に設置したカメラによるオート撮影だ。
全身を撮るために最適なのは洋式トイレ個室の天井。天井にカメラを張り付けているが、火災報知器やスプリンクラーを装った形体のため、それが盗撮カメラであることに誰も気がつかない。
古い形体のトイレだと個室の仕切りが低く人の頭の少し上くらいまでしかないため、カメラを天井に設置する場面が個室の外からわかってしまうので盗撮に適していない。
狙うのは、盗撮防止策として仕切りを天井まで伸ばした完全密室型の新しいトイレだ。天井付近も含めて個室外からは見えないため、便座に乗って天井にカメラを設置するのも容易だ。
盗撮対策として仕切りを伸ばしたことが逆に盗撮に悪用されるようでは、無駄な工事ごくろうさんという笑いが止まらない。
盗撮防止対策をするなら、逆に個室の仕切りを小さく隙間だらけにして、個室内の女が不審な動きをしたら外からすぐわかるようにすべきだろう。
完全な密室にするのは全くの逆効果で、共犯の女を個室内に入れてしまえば、カメラ仕掛け放題だ。
さて、近年の需要の高い盗撮ビデオの内容だが、駅の乗降客やお店の買い物客が周囲にいる状況で女性がトイレの入口に入る場面を撮影する。その場面と編集でつなげるのが個室内を撮った天井からの映像で、個室の扉を開けて入ってきた女性が鍵をかける場面から始まる。
そのまま何の疑念も抱かずに着衣を乱して放尿を始める女も多いが、個室に入ってもなお警戒を続ける女性も結構な割合で存在する。
警戒を解かない女であっても結局最後はぶざまに放尿するわけで、そういう警戒心むきだしの女を撮った映像の方が人気が高い。
ルックスの良い美人女性の方が、個室に入った後でも警戒していることが多い。盗撮カメラがないか、個室内をあちこちチェックするのだ。
天井もチェックされ、カメラ視線になる瞬間もあるのだが、ただの火災報知器だと認知されるようで結局カメラは見つからない。
一通りのチェックが終わったところで、女性はズボン(スカート)と下着をおろして便座に座る。
クールに警戒していた美女の表情は、だらっとした放尿女の表情に変わり、
ジョーッと音を立てて尿を出す。
クールな美女が盗撮カメラに敗北した瞬間だ。
近年の盗撮ビデオ視聴者の需要が高いのはこういう映像だ。ありきたりな股間のドアップではなく、女性が警戒を解いた瞬間の表情や全身を撮ることで、女の秘密を手中にした優越感を楽しむのだ。
盗撮カメラを警戒する女と同様に人気なのが、流水音女だ。
男子トイレでもたまに見かけるが、新しいトイレには音姫などの名称がついた擬音装置が付いている。
女子トイレにはこの装置が付いている割合が高いほか、装置がない場合にはスマホのアプリで擬音を発生されるものがあるらしく、それを利用している女も多い。
女子トイレなのだから個室の外にいるのは女だけのはずなのだが、たとえ同性であっても放尿音を聞かれるのはまずいらしい。
流水音を発生するセンサーに手をかざしてから放尿を始め、まだ放尿している最中に音が終わりそうになると再び手をかざす。
盗撮カメラによって、その姿は丸見えだ。映像の女性に思わず話しかけたくなってしまう。「お嬢さん、放尿しながら流水ボタンを何度も押して必死に音を聞かれまいと頑張ってるみたいだけど、全身が録画されてるからね。」
撮れた映像を確認しながら、思わずそう呟いてしまったのは女子大生くらいの若き女性。放尿を終えた後は、股をぱかっと開き、紙でゴシゴシとまんこをふいた後、今度こそ本当に水を流す。
編集でその映像とつなげるのはトイレを出た場面の映像。
デートの最中だったのだろう。先に男子トイレを出て待っていたと思われる彼氏に対し「おまたせっ」とにこっと微笑んだ彼女。2人で仲良くトイレから離れて行った。
彼氏さんには悪いけど、彼女のトイレの映像で金儲けをさせてもらう。
流水音女シリーズの出演者の1人だ。
クールな美人女性も、可愛い女子大生も、女子便所の中では放尿女になる。
ぶざまな放尿場面を隠すため、彼女達が頼りにする「個室」をあざ笑うかのように盗撮師達は個室内の情報を盗みとる。
盗撮カメラの進化によって、彼女達を守っていた個室は機能しなくなりザル同然となった。
女子便所の秘密を守る唯一の手段であった個室がザルになった近年、一般女性の放尿場面が闇ビデオ市場に流出する現象が続いている。