去年の秋頃のことでした。
夜中、まだ夢の中だった自分はグッスリと寝ていました。
ところが、何やらモゾモゾと足下から誰かが布団に入ってきたんです。そこで完全に目が覚めた自分は思い切って布団を開けたら、なんと、そこには目を真っ赤にした小学四年の妹の姿が。
聞けば夜に見たホラー映画が目に焼き付き、一向に眠れなかったみたいでした。
「変な夢見た、変な夢見たのぉ~!」
と泣きながら言っていたので、仕方なく一緒に寝ることに。
普段は全然自分なんかにはそっぽ向いて、
「こっちこないで。」
とか言っている妹がこんなにも怖がりとは知らなくて、思わず抱きしめたくなりました。