(仮称)楡木弘子さんは当時30歳近いおばさんだった。
僕が担当する工程に配属されてたパートさんの中では若い
方だった。30人ほどいたおばちゃんに作業指示を出し、
作業の進捗を管理するのが仕事だった。仕上がって来た部
品の基盤を一枚ずつテスト機にかけて異常がないか点検し
不合格品は差し戻して再作業させる、そんな単純作業だっ
た。立作業の方が楽だという人はそちらへ、座った方が楽
というひとはその方へと作業台の選定はパートの個人に任
されていた。楡木弘子は立作業の方が好きなようで、いつ
も立作業台の一番後ろに陣取って作業していた。僕のデス
クのすぐ左斜め前だった。ほとんどが座っての作業を希望
するので足り作業台は左側一列。6台しかなく、いつも一
二台は空いていた。それでも弘子は一番後ろを陣取ってい
た。弘子はちょっと太めの体形なのか白い作業ズボンはい
つもピッチりでそのためパンティーラインがうっすらと見
えて僕の目には毒だった。
繁忙期が終わると閑散とし、パートさんたちも休みが多く
なり作業場も空間が目立つようになる。作業も在庫造り主
体なのでのんびりしたものになる。そんなときでも広江の
作業台はかわらなかった。みんな、前の方の帰りやすい作
業台に向かっているときでも弘子は一番後ろの立ち席に陣
取っていた。年代的にも他の50近いおばさん連中とはあ
わないんだろうぐらいにしか思ってなかった。いつものよ
うにパンティーラインくっきりの弘子のお尻を見ていたら、
なんか勃起してしまい、吸い寄せられるように自席をたち
弘子の後ろに立っていた。すると、弘子は右手を後ろに回
し黙って手を握ったり開いたりして見せた。つられるよう
に股間をそれに近づけると、なんとそのまま揉まれてしま
った。弘子の前に手を回し股間をさすったがきょひされな
かった。気持ちよさにうっとりし始めたころ、就業チャイ
ムがなり、我に返ると、皆も、休憩に向けて動き出した。
弘子も何もなかったみたいな顔して皆と出て行った。なん
てことない話で終わったなと思った。