淫らな体験告白

同僚の通称つーちゃんとはなんかウマがあってよく夕食を
食べに出かけるようになった。といってもまだうら若い薄給
取り通し高級な店でなく、寮の近くの焼鳥屋とか焼き肉屋で
一杯やりながら世間話に花を咲かせる程度のことだった。
会社で催された納涼会が終わって、まだ、小腹がしていた二
人はその足でいつも行きつけの焼き肉屋に行き飲み直してい
た。そこの店主のおばさんが今夜はひときわご機嫌だねと
特製精力盛りとかいう焼肉セットを勧めてくれて、それを注
文して食べ始めた。強烈なニンニク臭、ニラ臭のする付ダレに
浸かった肉や野菜を食べてみるとことのほかビールや酎ハイが
進んだ。お替わりを持ってくるたびにおばさんが、どうだい？
すごいだろ？　二人でこれ食べちゃったら、二人とも、今夜は
大変だよ。気を付けて帰るんだよ。真っ直ぐ帰るんだよ。
寄り道しちゃダメだよと会計終わって出口まで見送ってくれて
二人顔を見合わせ、「あのおばさん、何いってんだろうねえ」と
首をかしげながら寮のある方へ歩き出した。夜、10時を過ぎる頃
になると人通りのない道だった。つーちゃんが突如立ち止まって
こっちを見た。なんか訴えるような目で見られ思わず抱きしめ
唇を重ねた。つーちゃんは舌を絡ませてきた。しばらく、道端だ
ということを忘れ、吸ったり吸われたり、ようやく離れるとどち
らからともなく、途中にある公園の中に入って行き奥の方にある
ベンチを目指した。僕はほとんど夏の作業服のようなものを着て
いたので上着を脱ぎ、それで、ベンチの誇りを払ってそれを敷き、
つーちゃんを座らせた。座るとき、つーちゃんはスカートの下に
手をいれ、穿いていたパンティーを脱いで、せもたれにうちかけた。
僕も、ズボンを脱ぎ、背もたれにかけた。つーちゃんは、スカート
を脱ぎ、ベンチに座ると、僕のテントを張ったブリーフを膝まで下
ろし脱ぐように促し、ベンチにあおむけになった。ペニスを
つーちゃんの女の子の部分に触れさせながら、ベンチの上に乗った。
驚くほど簡単に入ってしまった。二人でベンチの上でもだえるように
体をくねらせ、二人して気持ちいい、ああ、気持ちいい！！とうめき
声を上げながら、どちらからともなく絶頂し果て、互いにだきあった。
興奮が醒めたかとどちらかが離れようとすると、どちらかが止め
体を動かし快感を呼び結局、最後、つーちゃんが上になって船を大き
くこぐようにして「ほしい、ほしい、ほしいのお！！」とわけのわか
らない叫びをあげて果て、興奮を抑えながら下着、服を身に着け寮に
向かった。女子寮と男子寮の境のところで再び抱き合い激しくキスを
交わしてそれぞれの部屋に戻っていった。それからだった。
毎週のように、どちらかが寮の規則を破ってどちらかの部屋に侵入し
セックスを交わすようになった。コンドームとか避妊薬とか一切使わ
なかったから、つーちゃんには、もし、妊娠したら結婚しようといつ
もいっていたが、彼女は首を縦に振らなかった。
多いときは週に二三回、少なくても月に五六回、セックスのたびに
たっぷり精液を注ぎこんでいたにも関わらず、半年以上たっても
妊娠する気配はなかった。ちょうど一年ほど経って、焼き肉屋で話を
していたとき、真剣な顔になって何かを言い出そうとしているので、
いよいよ来たか！と妊娠の知らせを期待したがそうではなく、
「わたし、結婚して退職することになったの」といいだし、それで、
最後に思いっきりセックスしたいということになって、
何度も何度も交わり射精しつくした感じで夜明けをむかえた。