ツアコンとして頻繁にアメリカ出張していた時の話です。ニューヨーク便は飛行時間も長く、ジャンボジェット機最盛の頃でした。団体の場合、機内後方席にアサイン(座席)される事が多いです。その日は案外空いていて、機内中程にアサインされていました。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、座席は3、4、3列です。出発後、お客さんに到着までの機内での過ごし方を一通り案内したら、現地でのスケジュール再確認位で比較的ゆっくりと過ごせます。上空飛行になったら、空いている後方3席の通路席に移動。3席独り占めです。夕食のサービスが終わると、好きなお酒を楽しみながら、日本ではまだロードショーされていない映画を見て過ごします。同じエアライン、同じ路線に何回も搭乗しているので、クルーにも何人か顔馴染みがいます。機内後方にはトイレとギャレーがあり、フリードリンクがあり、夕食後はウイスキーのミニボトル飲んでました。1本の映画が終わり、席を立ちトイレを済ませて、ギャレーからお酒を取り出したら、アメリカ人CA女性から「前にも搭乗してましたよね?」って声かけられました。「そうですよ」っと答え仕事の事や日本でのお勧めスポットやグルメ情報等たわいのない会話をしていました。彼女は20代後半、長身でスラリとしたブロンド美人でした。もう少ししたら、休憩なんで話がしたいとの事でした。外資系エアラインクルーはどの国でもフランクです。夜間を含む飛行時間が長い場合、夜間は機内後方クルー個室を交代で休憩するんです。席に戻ってしばらくすると、彼女がやって来て、一緒に来てとの事で後方ギャレーへ、同僚女性クルーにウインクすると、何とクルー個室へ誘われました。並んで座ると、やはり外国人、座高は私より低い。足が長いのがよくわかります。5~10分会話をしながら、日本の情報をメモ書きで渡しました。息づかいがわかりる至近距離に青い目のブロンド美人がいる。それだけで、クラクラする一時でした。個室内はそんなに明るくはないのですが、思わず、目を真っ直ぐに見つめ「綺麗だ」と言うと、彼女からもたれ掛かってきました。甘いほのかに香る香水に翻弄され、口唇を奪ってしまいました。