家の二階は、兄と姉の部屋で末っ子の僕は一階の奥の部屋
だった。兄は数年前に名のある商社に入社して一昨年から
海外勤務。姉も二年前に結婚して出ていき二階は空き部屋
になってた。親は二階の見晴らしのいい部屋に移ったらと
勧めてくれたが、しばらくぐずぐずしていたら、姉の知人
の娘さんがこっちの大学に合格して安心できる下宿が見つ
からないといっていたとかで、下宿が決まるまでうちの二
階にいたらいいということになって昨年春から下宿するこ
とになった。僕の姉は粗暴な感じで怖かったのでいなくな
ってホッとしていたところにまた姉みたいなのが来るのか
と思ったらなんとそれが全然ちがう。やさしくカワイイの
だ。本当の姉より姉のような感じがして、すぐに打ち解け
た。夕食を一緒にしたり、たまに映画につれって行ってく
れたりしているうちに女性として好きになってなってしま
いそれを周囲に気取られまいとしてなんか不自然な感じに
なっていた。そういうことはなんとなく伝わってしまうみ
たいで、帆冨美さんにからかわれる感じがくやしかった。
家の父母が二人とも帰りが遅いときなど、彼女と二人きり
ということがあったりすると必ずからかわれた。「わたし
たち二人っきりしかいないからって、襲い掛かってきたり
したらだめだよ。」とか、「みんなが、寝静まった夜中な
んかに階段登って夜這いとか来たらダメよ」とか、「お風
呂入るけど、覗いたりしたら承知しないぞ」といった感じ
でその都度、僕がむきになって否定するもんだから余計面
白がったようだった。夏休み、彼女が里帰りしていなくな
る約二か月はそういうからかいにあうことはないのでホッ
とする反面、物足りない寂しさと焦燥感からオナニー射精
する回数が格段に増えた。
高校三年の夏休み前、帆冨美さんは早めに帰省して家は一
気に静けさを増した。悪友と高校最後の夏休み、ひと夏の
アバンチュール求めて旅行に出た。いざとなるとダメな男
二人、結局、何事も起きず童貞をそのまま持ち帰ってくる
ことになった。疲れ切って家に帰ってくると、昼間だとい
うのに誰もいないようで、仕方なく鍵を取り出して入って
キッチンの連絡メモボード見て納得。母は、単身赴任中の
父のところに行ってるので戻りは4日後。そうだった、こ
の間しばしの一人暮らしなんだと思い出した。とにかく、
旅疲れと汗を流そうとシャワーを浴びエアコンの効いた自
分の部屋にもどりベッドに横になると、童貞捨てるにあた
って旅行に行く前からオナ禁やって精液を溜め性欲を高め
ておこうと友人と誓い、オナニー射精せずずいぶんガマン
していたことを思い出した。もう、今夜は出さないと夢精
してしまうだろうと思うっただけでペニスは固く大きくブ
リーフを押し上げ始めてしまった。ブリーフの上からテン
トをなでるように触ると、何とも言えない性の快感が全身
を貫くように走って思わずのけぞった。ブリーフを膝まで
下げ仰向けのままペニスを握りゆっくりこすり始めると、
もう、射精するまで止められそうもないと観念し目をつぶ
ってシコシコ。もうそろそろ限界!、精液受け止めるティ
シュ用意しなきゃと目を開けた。僕は、あまりのことにた
だ、フリーズするように上半身を少し起こした形で固まっ
た。なんと、帆冨美さんがドアの内側に立っているではな
いか。確かに、上り詰めようと決めた時、帆冨美、帆冨美
と声を出していたかもしれない。だが、今は帰省してて家
にはいないはず。頭が混乱して声もでなかった。あわてて
タオルとかで隠すとか向きを変えるとかいったこともでき
なかった。白いホットパンツと白いTシャツ姿で立ってい
た帆冨美さんは声を出さないようにというように唇に人指
指を立ててゆっくり近づいてきて僕の傍らに立った。幽霊
か?生霊か?などと変な考えすら浮かんだ。現実なんだと
認識できないまま、時は流れていた。傍らに立った彼女は
Tシャツを脱いでオッパイをあらわにしてから言った。
「下も、脱がせて。ショウちゃん」
ぼくは逆らえず、フックを外しホットパンツを膝の下まで
おろした。帆冨美さんは足でたくみにそれを足からはずすと
「パンティーも」という。薄いスケスケのパンティーで薄っ
すらとした陰毛の下に絵でしか見たことのない割れ目と女性
のふくらみが見え見とれてしまって手がとまった。
「脱がした方が、もっとはっきり見えるわよ。」
そういわれパンティーを下ろすと割れ目のところが薄っすら
湿っていて、肌から離れるとき粘液が糸をひいた。