彼女は僕の上にまたがり
僕の胸に手をあてて
グリグリと
休むことなく
僕の恥骨にクリトリスを擦り付ける
彼女のグラインドが止まる時
それは
彼女が逝ってしまった時
それか
逝きそうになって我慢している時
僕にはその違いがわかる
言い当てると
「なんでわかるの?」
と
不思議そうにはにかむけれど
ただ
「わかる」のだ
そして彼女が最も好きなのは
騎乗位でグリグリと腰を振りながら
乳首を嬲られること
「ねえ 乳首触って…」
と
僕にねだる
僕は
焦らすクセがあるので
こうして欲しいんだろうな
と なんとなくわかっていても
それよりも
少しだけ遠回しに
少しだけ柔らかく
少しだけ短く
そんなふうにしてしまう
彼女もそれを嫌とは言わないが
もちろんそれで満足はできないようで
「もっとして」
と
さらにねだってくる
僕はちょっとだけいじわるになり
「もっとなに?」
「ちゃんと言って」
と応える
すると彼女は
「もっとつよくしてください」
懇願口調で応える
これはクる
自分から腰を振るような
性に貪欲な痴女的な性癖を持った女性が
いきなりMっ気をみせるのだから
「いいよ」
と応えるまでもなく
僕は彼女の乳首を嬲る
乳首を指先ではさみ
乳頭を乳房に押しこみ
クリクリと捏ね
カリッ カリッと短い爪をたてる
腰の動きがさらに粘っこくなり
鼻にかかった声が
呻きとも喘ぎともきこえる声が
荒い呼吸とともに部屋に響く
「もっと!」
彼女はさらに求め続ける
その瞬間まで
動きが止まるその瞬間まで