「君が卒業してから14年だね。ずっと忘れられなかった、会えてうれしいよ。」
まるで元彼のような口ぶりで、嬉しそうに話す先生。
「よくそんな事、言えますね。私先生の事、許したとは言ってませんけど。」冷たく言う私。
一緒に過ごすと、食べ方や笑い方まで生理的に受け付けない感じで、私は次第に不機嫌になってきました。
「そう噛みつかないで。」
先生は少しバツが悪そうに笑って、ひたすら低姿勢です。
ホテルの中にある天ぷら屋さんのカウンターで、お昼のコースをいただきながら、先生は滑稽なほど私の機嫌をとっていました。
どうせこのホテルに部屋でも取ってるのかもしれない。
先生の狡猾な手にはもうのらないから。
私は女王様のようにオーガンジーとレースののふわりとした上品なワンピース、パールのネックレスに、ネイルや髪や肌ももよく手入れされ、さえない先生の相手になるような女じゃないと、笑うでもなく少し退屈そうにふるまいます。
「この後、二人きりで静かなところで少し飲み直さないか?」
先生は私の手を取って言います。
「なんてすべすべした肌なんだ。こんな肌は誰かに触らせないと。もったいないよ。」
「せっかくですけど、私、買い物があるんです。今日はごちそうさまでした。」
席を立つ私に、先生はじゃあ ボディガード兼荷物持ちとして買い物に付き合うよと言います。
どんどん加虐的な気分になった私は、何か買わせてやったらいいか・・・と先生を連れて買い物に行くことにしました。
「何を買いに行くんだい?僕にもなにかプレゼントさせてほしいな。」
ちょっと嫌がらせをしてやろうかと、私は先生に提案します。
「下着を買いに来たんです。先生買ってきてくれます?ブラのサイズは70E、Tバックのセットで・・・。」
女性であふれるランジェリーショップの前で、笑って言いました。
すると、先生は「う~ん、女性ばかりじゃないか。こんなオジサンが入って言ったら変態だと引かれるだろう。」といいます。
「そうですよね、じゃ私はここで失礼します。」
「買ってきたら着たところを見せてくれよ。」そういうと先生は、堂々と店の中に入って行ってしまいました。
あっけにとられる私に、数分後、リボンのかかった紙袋を渡して、約束だからね、と言います。
ああ、この人はメンタル最強だったんだ・・・・。
「君は完璧主義でよく頑張っている。学生時代から今も自信にあふれていて、傲慢でワガママだ。嫌われたくなくて周りの男たちはちやほや、甘やかしてきたんだろう。」先生は真剣な顔になりいいました。
「でも、そんなに突っ張らなくてもいいじゃないか。君は人にカッコ悪いところは見せない。でも人生をもっとラクに楽しもうよ」
そういうとタクシーを止め、私を乗せると「○○の先のラブホテルまで」と言います。
ドライバーとミラー越しに目が合うと、私は何も言えなくなってしまいました。
「僕も悔しかったよ。君を抱いて夢中にさせてやると思ったのに、こちらが溺れてしまっていた。」
ホテルの部屋に入ると、私のアクセサリーを外しながら、先生は首筋から舐めあげてきます。
「この肌は、ホントに僕だけが味わうなんてもったいない。もっともっといろんな人に抱かれたほうがいいんだよ。」
この人はおかしな事をいう。いろんな人となんて・・・・、自分のものにしたいんじゃないのか?
そんなことをぼんやりと感じながら、こんなにイラつく先生としかも昼間からラブホテルで抱かれようとしている。
キスされるのも避けているほど気持ち悪いのに、執拗な先生の指や舌に、出したこともないような声で乱れて行く私。
先生はさっきまでの下手にでた態度を一変させ、言葉でも攻めてきます。
「いやらしい身体だ。こんなに濡れて、入れて欲しいのか? 俺の身体を覚えているんだろう。」
14年前からいろんな男性を知ったけど、先生ほど大きな人はいなかった。
「ほら、入れてほしいなら大きくしろ。」
だらりとしていても太く大きなペニスを無理やり口に入れられ、自分自身の情けなさに涙が浮かんできました。