由香ちゃんは大学の先輩でした。新入生の僕がサークルに入った時、由香ちゃんは3つ年上の4年生。お姉さまキャラでグラマーだし、僕は田舎の高校から出て来たばかりの少年だったので、すごく年上の「大人の女性」という印象を持ってたのですが、当時の写真を今改めて見ると、当たり前ですがどう見ても若々しい女の子で、ちょっと不思議です。
文化系サークルでとてもゆるい人たちが多かったので、ほんわかとした彼女を下級生も含む全員が由香ちゃんと呼んでいました。由香ちゃんは、童顔でシャイな僕をいつも「かわいい」とか「お姉さんのひざに座る?」とか言ってからかい、学食に誘われて一緒に昼ご飯を食べたりしてたので、部内では僕は由香ちゃんの「お気に入りの年下のオトコのコ」という立ち位置で、冗談めかしに半ばカップルとして扱われるのが、すっかり定着していました。彼女は小柄ながら色白・巨乳で、クリッとした目の、ショートヘアが似合うキュートな女性だったので、僕ももちろん悪い気はせず、むしろ、やさしくしてくれる彼女が好きで、なにしろ18才の頃ですから、色々妄想してはモヤモヤした日々を送っていました。
秋になり、大学の近所の公民会館で合宿がありました。運動系ではないので、合宿とは言っても名目だけです。この年は20名近くが集まりました。
夜、みんなでひとしきり飲んで食べて、大部屋に布団を並べて、11時頃に消灯となりました。
ありがちですが、何組かはカップルで一緒の布団になりました。僕と由香ちゃんもいつものノリで周りにはやしたてられ、「はい、由香ちゃん達はこの布団ね」と当然のようにペアにされ、出入り口側の端っこの布団に決められてしまいました。
電燈が消えるとすぐにあちこちでエッチなことが...と思うかもしれませんが、現実はAVのようにはいきません。マジメで奥手な人が多かったし、そもそも慣れない酒を飲んでたからでしょうけど、みんなすぐに静かになり、寝息が聞こえ始めました。
僕は飲んでなかったし、なによりも一つの布団に女の人と、それも憧れの由香ちゃんと一緒に入っているという事実に興奮して、全く眠くありませんでした。
しばらくして、僕に背を向けて横になっている由香ちゃんの耳元に、ささやきました。
「...おきてる?」
「...うん。」
かすかな声が返って来ました。
「くっついても、いい?」
思い切って尋ねると、由香ちゃんが小さくうなづきました。
「...いいよ。」
普段から「○○君、かーわいい♪」と、まるで気があるかのような素振りで接してくれてたので、勇気を出して、後ろからぴたりと寄り添いました。そして肩に手を置きました。触れあうと互いの体が熱く感じるのに驚きました。
僕は高校3年生の時に初めて彼女ができて、キスまでは経験があったけど、そこ止まりですぐに別れてしまったので、布団の中で女性の肉体と密着するのはもちろん初めての経験でした。
僕は他の部員たちに背を向けていて見えなかったけど、みんな眠っているようだったので、思い切って後ろから由香ちゃんの首筋に、そっとキスをしました。由香ちゃんは一瞬身ぶるいをし、僕がそっと息を吐きながら首筋に舌を這わせると、息を止めて少しのけ反りました。彼女がいやがらないので、僕はさらに体を密着させ、後ろから抱きすくめるように、腕を彼女の腰にまわしました。
すると... むくむくと、あそこが大きくなってくるのを、感じました。
由香ちゃんのからだに手を這わせると、指がやわらかなおっぱいを探り当てました。タンクトップ1枚で、ノーブラです。僕は夢中になり、体の下側からもう片方の腕も差し入れて、両手で彼女の乳房をゆっくりと揉み始めました。
由香ちゃんは懸命に声を出すまいとこらえてるのですが、熱いため息が、時折口と鼻から漏れました。
僕は堪らず、股間を彼女のお尻に押し付けました。自然に腰が前後に動き、すっかり勃起したペニスは、由香ちゃんのやわらかなお尻の谷間に挟まれ刺激されて、ますます固くなってゆきました。
タンクトップの裾から手を中へ入れると、由香ちゃんは一瞬ぴくんとしました。怒られるかと思ったけど、いつの間にか彼女の腰も悩ましく動き始め、手は僕の太ももをさすっていました。初めて触れる女性の素肌のなめらかさ、やわらかさに感動しながら、そのまま両手で直接、乳房をまさぐると...
由香ちゃんの乳首が、両方とも、大きくツンとふくらんでいました。
目では見えなくて指先の感覚だけに神経が集中していたので、なおさら大きく感じたのかもしれません。勃起した乳首を指先で愛撫すると、由香ちゃんはかすかに「ん」と仔猫のようなうめき声をあげました。
自分自身の先端から、例の液体が大量にあふれ出ているのが、わかりました。夢中になった僕は片手で由香ちゃんの手首をつかむと、そのまま自分の股間へ導き、パンツごしに、すっかり大きくなっているモノを、彼女の手に握らせました。
「...はぁっ...」
由香ちゃんが、一瞬、近くの誰かに聞こえるんじゃないかと心配になるぐらい大きな吐息をもらしました。
ふくらんだパンツごしに、先端のヌルヌルした液体が、僕の指にもつきました。
眠っているとはいえ周囲には他の部員たちが寝ているし、僕は高まってしまったこの欲求をどうしていいかわからず、もう無我夢中で背後から由香ちゃんの乳房を揉み続け、腰を彼女のお尻に押し当てて前後に揺すり続けました。
二人とも必死で、嵐のような吐息を押し殺そうとしていました。
ふいに僕の腕を振りほどいて、由香ちゃんが起き上がりました。
布団の上に座り、ぼうっとした僕の顔を、熱っぽい眼差しで、見降ろしました。
そしてチラリと暗い部屋を見渡しました。誰か起きてないか警戒したのでしょう。
彼女は布団の中へ手を伸ばし、僕の手首を握ると、くいっと、引きました。そして音もなく立ち上がり、素早くドアから出て行きました。
やや遅れて「着いておいで」という意味だと気づいた僕は、念のため周囲を見まわし、音を立てないように用心してドアをゆっくり開けると、由香ちゃんを追って、廊下へ出ました。
玄関の前で由香ちゃんは待ってました。僕はTシャツと短パン、彼女はピンクのタンクトップと、水色でタオル地のショートパンツです。彼女は僕の下腹部を見て、今まで見たことのないような妖艶な表情で「ニッ」と微笑みました。見ると、股間が濡れて、ねっとりとグレーに透けていました。
「外に行こう」
と由香ちゃんがささやきました。
もうけっこう涼しかったのですが、ためらわずサンダルをつっかけ、連れだって戸外に出ました。
深夜の住宅街は、静まり返っていました。
街灯の光の当らない木陰に、由香ちゃんは僕の手を引いて行きました。そしてすぐに僕と向き合うと、つま先立って僕の顔を見上げ、僕の首に両腕をまわして、唇を吸ってきました。
当時18才の僕は、女性である由香ちゃんの側も性欲が高まっていることを想像していなかったので、初めてのキスでぐいぐいと舌を絡めてきた彼女に、とても驚きました。
そして、今度は彼女は右手を僕の股間に当て、パンツの上からペニスをさすり始めました。
もう周囲に気兼ねがないので、彼女の「はぁ、はぁ、」という荒々しく熱い息が、僕の顔にかかります。
「...男の子は、こんなになっちゃったら、もうおとなしく眠れないでしょ?」
そうささやくと、彼女は僕のパンツに指をかけ、サッと下ろしました。
思わず身を引きましたが、由香ちゃんは僕の腰を左手で捕まえ、驚いて半分やわらかくなりかけたペニスを、右手でつまみました。
「...ヌルヌルのが、いっぱい出てるよ...」
そうささやきながら、由香ちゃんは白い指先で、僕のペニスをさすり始めました。
「ふふ... ほら、どんどん大きくなる。」
悪戯っぽく微笑むと、手のひら全体を添えるように当てて、彼女の右手が、もうすっかり上を向いた僕のペニスを、根元に向けて、やさしく何度もさすります。そのたびにペニスがぴくん!と動きます。
由香ちゃんは左腕で僕の体を抱き寄せ、僕の胸元に唇を這わせながら、はぁはぁと喘いでいます。今度は親指と中指で作った輪でペニスの幹を軽く締め付け、しごき始めました。ペニスが太さと固さをどんどん増してゆきます。
「...はぁ、...由香ちゃん... で...出ちゃう...!」
「...出して。...全部、出すのよ。...全部...」
僕はくらくらする頭で、呆然と、由香ちゃんのいつのもやさしい顔が火照り、その可愛らしい指先がフルに勃起したペニスに絡みついて、どんどん動きを速めてゆくのを、ただバカのように見つめていました。
そして...
「...あぁっ...」
白くて濃い液体が、どぴゅっ!と、ペニスの先端から勢いよくほとばしりました。
紅潮した顔でそれを見ながら、由香ちゃんは、なおも、右手をペニスの根元に向かって動かします。
僕は背を硬直させ、息を止めました。
びくん、びくんと腰が引けるたびにペニスも脈動し、真っ白な精液が、夜の庭先へ向かって発射されました。
最後の一滴が白い糸を引いて垂れると、由香ちゃんはようやく手を止め、肩で息をする僕の顔を見上げて、やさしく尋ねました。
「全部、出た?」
「...うん...」
「よかった。」
ポケットからハンカチを出し、彼女は萎えてゆくペニスの先端をきれいに拭いてくれました。
「これで我慢しなきゃダメよ。先にお布団に戻っててね。」
玄関でサンダルを脱ぎながら、由香ちゃんは僕にそう言うと、そのまま女子トイレへ入ってゆきました。
部屋はついさっき後にした時と変わらず静まり返って、誰も起きてはいないようでした。
僕は布団の中で一人ぐったりし、この予想もしていなかった、童貞を半分卒業したようなヘンな感覚に戸惑っていました。
彼女はなかなか戻って来ません。
僕は立ちあがると、吸い寄せられるように、再び部屋の外へ出ました。足音を忍ばせて、女子トイレの前まで行くと...
中から、かすかな声が聞こえてきました。
「...はぁ、はぁ、...あ、あぁ、あぁん、...ああぁ...!」
そっとドアに耳を押し当てると、ちいさくカタカタという音、そしてぴちゃぴちゃという音も聞こえてきました。
彼女の喘ぎ声を聞くうちに、僕も、再び男性器が固く膨らんでくるのを感じました。そして隣の男子トイレに入ると、彼女と薄い壁一枚隔てたせまい部屋で、自慰をしました。さっきすっかり出したと思っていたのに、精液はまた出てきました。
由香ちゃんとこのまま付き合って童貞を完全に捨て、彼女から性の手ほどきを受けられるんじゃないかと言う僕の期待は、叶いませんでした。その後、由香ちゃんはさり気なく僕と距離を置くようになり、あの夜の事もお互い一切口にすることのないまま、彼女は卒業して行ったのです。もしかしたら彼氏がいたのかもしれないし、いずれにしても、あの夜の出来事は、彼女にとっては「酔った勢い」にすぎなかったのでしょうね。