ラブホテルの大きな浴槽に体を横たえた私の足のほうからY子は湯船に入ってきた。お互いが向き合う形になったので私は足を上げ足の裏で豊かな胸の感触を味わった。右の足の親指と人差し指で大きな乳首を軽くはさみ、左の足を股間に移動させてその奥にある粘膜質の柔らかい部分に指を押し付けるようにしながら指の曲げ伸ばしをすると「あー」と小さく声を上げた。足の裏の皮膚は鈍感だと思われているが、足の裏から感じる柔らかい感触は何とも言えないほど気持ちいい。でも普通の女性だと足でいじられたりしたら怒るよね。そんな悪戯を許してくれるY子のおおらかさと優しさが気に入っている。
しかし彼女も私に対してすぐに反撃に出てきた。それまで伸ばしていた足を私の股間に移動させ両足で私の部分を挟み込んできた。初めは足の裏でスリスリしていたがそのうち上下にこすり始めたため、普段から慣れている手や口とは違った刺激によって私のその部分が早くも反応してきた。
やがてY子は自分にまとわりついている足を手でつかみ、それぞれを浴槽のふちに乗せ膝で私の腰を浮かせてきた。私も意図を察して、水面から私の一部が顔を出すようにすると彼女は少し前に進みそれを口に含んだ。
私のその部分は人様と比べても決して優越感に浸れるほどのモノを所持している訳ではない上、まだ硬度半ばの状態のため顔を大きく動かすと水面に顔が浸かってしまうことになる。そのため初め顔を動かさず唇と舌で刺激していたが、そのうち徐々に本来の硬度と大きさを取り戻すと、少しだけ?顔を上下に動かしてきた。
「もういいよ」と声をかけると私のモノを口から出したので腰をバスタブの底に下ろすと、当然のように私の上に跨って自分の中に収めた。二人が一体になったところで私は彼女を抱き寄せ、今まで私のモノが入っていた口の中に私の舌を送り込み上顎をなぞった。彼女は手を私の胸につきながら腰を前後にゆっくりスライドさせてきたので私も下から腰を突き上げたが、水の抵抗が邪魔してベッドの上でのようにスムーズに動かすことができない。ぬるめに設定したお湯ではあるが長い時間浸かっている上、体を動かしているとさすがに汗ばんでくる。額の汗が目に入ってきて目が沁みてきたところで声をかけた。
「そろそろ上がろうか」
「はい」
お互い家庭を持つ身であるがY子とは月に1,2回程度関係を続けていて早10年以上になる。取り立てて美人でもないが私好みのポッチャリ色白で、なぜか体の相性がいいのと彼女の性格の良さにヅルヅルと関係を続けている。数年前に彼女から、私との回数が旦那との回数を超えたと聞かされた。お互い夫婦ではできないような淫らな行為を行っているのも長続きしているかもしれない。
この周りにはラブホテルはたくさんあるが、どの部屋にも大きな浴槽があるホテルはここしかない。他のホテルに比べて多少料金は割高にはなるが大きな浴槽は二人のプレイには欠かせないので毎回利用している。
Y子も、このホテルを利用することによってポイントを得て、それによってブランド物の景品がもらえるようになっているシステムについては気に入っているようだ。だいぶ前に一度ネックレスを交換しており、現在でもかなりのポイントがたまっているらしい。
二人で立ち上がり浴槽から出てドアの手すりに掛けておいたハンドタオルで顔の汗をぬぐい、洗い場のタイルの上に仁王立ちになった。Y子はボディソープを手に取って泡立てて私の前にひざまずき、先ほどから元気になったままのモノを口に含みながら両手をそれより後ろに這わせてきた。片手を袋に、もう一つの手をすぐ後ろの部分をマッサージするように洗いだした。やがて後ろにいった手は一点を中心に指先だけ円を描くような感じの動きになり、少しずつめり込んでくるようになった。奥まで来るのかと思うとすぐに元に戻ってしまい、じらされるかのように何度か繰り返しているうちに一気に奥まで侵入してきた。
すっぽり収まった指は奥にある男の敏感な部分に到達し、そこを中心に指の腹で刺激されることによって前後同時に激しい快感に襲われた私は思わず「ああっー」と声を上げてしまった。口に含んだまま彼女は上目使いに「うふふー」と嬉しそうな声を出した。
普段はSっ気など全くないY子であるが、先ほどの私の声を聞き少しだけSの心が生じてきたようだ。口と指との同時攻撃により立っているのも辛くなった私は「もういい、もういい」と声を出した。聞こえているはずなのにその行為をやめないのはSのモードに入ったままのようだ。「もういいよ」もう一度声をかけるとやっと指を引き抜くかと思うとまた奥まで入れ、2回ほど繰り返してやっと引き抜き咥えるのをやめた。そして私に聞いてきた。
「最近順調に出てますか?」
数年前に腸の手術を受けて以来すっかり排便が不規則になってしまった。2日も3日も出ない日があるかと思えば1日に何回も出るという術後の後遺症に今でも悩まされている。その日も3日ぐらい溜まっていて少しお腹が苦しくなっている状態であった。
「ちょっと溜まり気味かな」
「じゃー出しちゃおうね」
フックに掛けてあったハンドシャワーをY子は私に差し出した。渡されたハンドシャワーのヘッド部分をネジって取り外し、ヘッドを床に置いてホースだけを彼女に手渡した。私は足を大きく開いてバスタブに手をつき体を大きく前に折り曲げた。普段他人には絶対見せることのない個所が露わになってしまった。Y子はノズルをひねって、チョロチョロ出るぐらいの流量と人肌程度の温度に調整し私の後ろににじり寄ってきた。
「入れますよー」
ホースの先端を露わになった部分に押し付けてきた。ホースの先端から出ているお湯は、初めは行き場所がなくなり周りに飛び散って床のタイルにビチャビチャと音を立ててこぼれていたが、やがて彼女の手慣れた操作でその位置と角度を正確に捉えると私の体の中に温かいものが流れ込んできた。と同時にこぼれ落ちる音も消え浴室内は静かになった。
一方通行の出口から逆流する液体は、先ほどのY子による指での刺激とはまた違った快感を私に呼び起こし「ああっー」と先ほどより大きな声が思わず出てしまった。
どのくらい時間がたったのだろう。流量と時間とお腹の膨らみ具合からすると1リットルぐらいは入ったかもしれない。
「もういいよ」
「うふふ、だいぶ入ったわね」
またしてもすぐには聞き入れてくれず、声をかけてから少し時間を置いてからY子は押し付けていたシャワーのホースを離した。
薬剤の注入と違って急激な便意や腹痛は襲ってこないが、量が多かったぶんずっしりとお腹にこたえジワジワと効いてきた。トイレに行くまでの間再び浴槽の中にいることにした。便意を我慢しながらの行為もなかなかいいものである。
Y子は洗い場を片付け少し遅れて浴槽に入ってきた。入ってくるなりいつもの定位置ではなく私のお腹の上に乗って、私を攻めたててきた。Sモードがまだ抜けていないらしい。いくら長い付き合いとはいえ浴槽の中での醜態は見せられない。なんとしてでもSモードを解かなければならない。そのため、まだ元気なままの私のモノを彼女の定位置に戻した。それでもまだ解けないらしく今度は両手でお腹を押してきて私の困っている様子を楽しんでいる。
そのため再び舌を彼女の口の中に送り込んだ。私のあまり多くない経験だと女性というものはキスに弱いものである。特に舌をからめてのディープキスは効果的である。この行為によってやっと普通の女に戻ったようである。
襲ってきた二度目の便意をしのいだところが潮時だと思い「いってくるね」と言ってY子の腰を浮かせて立ちあがった。「ついて行ってあげましょうか?」と言われたが、丁重に断りあわててバスタオルで体をふき、トイレに駆け込んだ。