ある晩、友人のAから電話が入った。出ても何も喋らないから切ろうとした時だった。
『はぁっああ』と、言うような女の声がした。何だ?と聞いてたら続けてまたも『あっ、ああ』と。
Aからには間違いないが、声がしない。
女の喘ぐ声が、しばらく続く。
『入れるよ』Aの声だ。
『うん、きて』
長く尾を引く喘ぎに変わり女が感じてるのが、こっちにも判った。
『○○、聞いてるか?』
『う、うん』
『おばちゃん、凄い感じてるよ』
『おばちゃん?』
『そう、お前の母さんだよ。今日、二回目だけど凄いよ』
ん?女は俺の母親か?うちのは、前から、金曜日ばあちゃん家へ泊まるって言ってたんだけどな…。
『マジで家の?』
『そうだ』
その間も気持ち良さそうな声は続いてた。
『よしみさん、気持ちいいんだろ?』
俺の母親の名前だ。
『う、うっ』
よく聞いてるて母親の声に似てるような気もする。
『○○に聞かせてやれよ』
『嫌っ、いやぁ!』
母だ。
『前から よしみさんとはしてるんだ』
俺は何も言えない。
Aからの声が途切れ、女の喘ぎとAの荒い息が、続く。
やがて、昇りつめたみたいな二人の様子が電話から判った。
『どうだ凄いだろ。お前の母さんマジでいってる』
俺は何と答えたらいいのか判らなく黙ってた。
『待ってろ証拠見せてやる』
しばらくするとAからメール入り、開けてみたら母がベッドに寝てる姿があった。片手で顔は隠してるがよく似てる。
『見た?』
『う、うん』
『お前の母さんな、俺達何人もやってるんだ。KもEも何度も。
別の友人の名前あげた。
『おばちゃん、アレが好きなんだってさ』と笑うA。