入社したての頃、昼休みになると保険のセールスの女性がたくさん来てた。
若くて可愛い子は人気でした。
あんまり可愛くない二歳年上の美穂さんは色仕掛けなセールスができなくていつもチラシを配って帰るだけだった。
ちょっとかわいそうだなって思っていた。だからなるべく喋りかけてあげるようにしていた。
ある日、近くのファーストフードで食べていたら美穂さんが店に入ってきた。
オレに気付かず斜め前の席に。
元気なさそうに下向いて食べ始めた。あまりの可哀想な姿に思わず席を移動し声をかけた。
「あっ、いた!」
「いたってなんですか?元気なさすぎですよ」
聞くと、うちの会社にきてもしゃべってくれなくて辛いとのこと。
あれこれ話しているうちに明るくなってきて、「それでも工藤(オレ)さんが話してくれるから何とか行けてる。今日はいないから早く撤収したの、そしたらここにいた」
もう、瞳がハートマークになっている。ヤれると直感したオレ。
とりあえず保険の話を聞いてやった。
「こんど、課長連れて来るからメールしていい」
なんだかわからないがアドレスゲット。
翌日の仕事の後に喫茶店で待ち合わせた。そして、30才くらいの課長を連れてやって来た。
ほんとに課長つきかよアドレスも仕事のためか、見事に勘違いしちゃったな。
と思いながらも仕方ないから保険の話と課長の「是非ともよろしくお願いします」に付き合い「検討します」と社交辞令した。
大量のパンフレット持たされ店の外で別れた。くだらんと駅に向かう途中でメールがきた。
「さっきはごめん。お礼するから駅でまってて」
美穂さんがきた。「人目につくとまずいから私の部屋にきて」
すぐ近くのマンション。学生以外の女性の部屋ははじめてで緊張した。
「さっきはごめんね。わたし工藤さんの会社で一回もアポとってないからピンチだったの、工藤さんなら優しいから聞いてくれると思って。保険入らなくていいからね」
しばらくして「わたし、工藤さんが優しく話しかけてくれて、うれしくて、好きになっちゃったの」突然の告白。
「わたしなんて可愛くないからダメだよね」
そんなこと言われてダメというわけがなく「オレも健気に頑張る美穂さん好きだよ」と抱き合い、息が荒くなる美穂さんの耳たぶを軽く舐め押し倒し一気に貫いた。
朝までやりまくった。
お約束のようにできてしまい、今はただの鬼ババアだ。