一昨年の夏、主人の田舎がある四国へ家族で帰省した時の話です。いつもは主人がかなりの距離をひとりで運転し往復陸路なんですが、この年に限り主人が今年はのんびり行こうとフェリーを使う事になりました。フェリーといっても想像してたのと違いかなり小じんまりした小さなフェリーでした。その代わり乗船者の数も数える程で2等客室利用の私達には広々と使えて有り難い気がしました。私達は3階の2等客室のいくつかに区切られたブースの中の一番奥の角に家族みんなで入り並んで横になりました。最初は一番奥の壁ぎわに私、子供たちを挾んで主人が横になり、少し離れて先客がふたりそれぞれ割りと広めに間隔を置いて横になっていました。ひとりは男性でひとりはおばあちゃんでした。テレビが終わって消灯になり少し灯りが落ちるとみんな寝る態勢に入って気付いたのですが、そのブースはエンジンの振動が一番激しく伝わってくるみたいでなかなか寝れず加えてクーラーの効きも悪く、それにまず主人が堪え切れず場所を移動すると言いだしましたのですが、他の良さそうな場所は先客が大きく使っていて私達が移動すると少し詰めてくれる様お願いしなければならず、気を使うのも嫌なので私は子供たちとそのままこの場所にいると主人に言いました。少しして子供たちも主人の移った場所の方がいいと言いだして結局私ひとりを残して主人のところに行ってしまいました。そんな中でもなんとか寝付く事が出来た私でしたが、寝苦しく何度も眼が覚めてしまいました。何度と眼が覚めてしまう中、ぼんやりとした私のまぶたに真上から私を見ている誰かの人影が浮かびました。あっ‥。人影は同じブースにいる男性でした。トイレに立って帰ってきた時に偶然そう見えたのかと私はそう思う様にしましたが、一瞬その視線にイヤらしさを感じたのも事実でした。私はその時かなり薄い生地で丈の短いキャミソールドレスを着ていて、寝苦しさの余りうわかけも外し身悶えするように何度も寝返りをうって男性は私のそんな姿を黙ってジッと見ていたのかもしれません。
そしてその後‥。 この続きはこの後改めて投稿します。