里香とは大学時代の合コン以来、仲の良い女友達だった。
恋愛相談をしたり、飲んで下ネタで盛り上がったり、そんな仲だった。
里香が失恋して、俺がヤケ酒付き合ってから2か月後、里香との仲を誤解されて俺も彼女と破局してしまい、今度は里香に居酒屋で慰められてた。
「なんか、私との仲を誤解されたって聞いたけど・・・なんか、ごめんね・・・」
「里香のせいじゃないよ・・・」
この日の帰り道、
「そう言えば由人って、どんなところに住んでるの?」
「古いアパートだよ・・・ここから歩いて15分くらいかな・・・来る?」
「じゃあ、由人の部屋で二次会しよ。」
俺25歳、里香23歳だった。
「お邪魔しまーす。結構綺麗にしてるじゃん。」
二人で缶ビールと缶チューハイで、俺の失恋話を茶化して乗り切る作戦で明るく過ごした。
結構酔っぱらって、もう、終電も無くなってることにも気づかずバカ話してた。
「あ~~、これで暫くエッチできねえな~~」
「あたしなんか2か月ご無沙汰よ。由人、させたげようか?」
「俺と里香が?セックスすんの?イメージできねえなあ・・・」
と言いながら見つめ合ったら、自然にキス・・・俺、里香を押し倒したらしいんだけど、ここら辺の記憶は曖昧なんだよね。
記憶があるのはシャワーを浴びた後、たぶん、里香が洗ってからじゃないと嫌って言ったんだと思う。
シャワー浴びたら少し酔いも醒めて、何となく覚えてる。
里香、意外と肉付きが良いエロい体形で、
「里香って着痩せするタイプなんだな。」
と言った記憶がある。
「やっぱり、友達同士って恥ずかしいよね・・・って言っても、由人、もう、治まりつかなくなってるね。しかも意外とデカいね。」
里香をクンニしようとしたら、
「やっぱり舐めるんだ。由人にアソコ舐められるのか~」
と言って開いたオマンコは、なかなか綺麗だったけど、左右非対称でそれなりに使い古し感があった。
クリを舐めたらトロトロになって、里香のハアハアと言う息遣いがエロかった。
里香のフェラ、元カノより上手だった。
生はマズいからゴムして入れた。
最初は、友達同士のセックスで恥ずかしいが上だったけど、そのうち気持ち良くて濃厚なセックスになっていった。
記憶では、最初から最後まで正常位だったような気がする。
終わった後、
「やっちまったなあ・・・」
なんて言ったっけなあ。
一度やると、里香と俺はもう友達ってわけにはいかなくなった。
セックス有りの友達ではセフレだし、里香とはセフレではなかったから、恋人のようになった。
一緒に旅行に行って、ビジネスホテルでまだ明るいうちからやってたりした。
ホテルの隣が予備校で、部屋の明かりを点けたままレースのカーテンだけでセックスして、予備校生に見せつけた。
窓辺に里香を絶たせて、両手を窓に突かせて、後ろから里香の乳を揉みながら後からハメて、
「里香、予備校生が何人か、お前の悶えを見てるぞ。」
と言うと、里香はジュワ~っと濡れてくるのが分かった。
立ちバックでハメてると、里香の膝がガクガクして崩れ落ちそうだった。
立ったままは無理になったから、窓辺に椅子を持ってきて俺が座り、俺に里香が腰掛けるような後背座位で結合部を窓辺に向け、里香の耳元で、
「予備校の窓際に何人かこっちを指さしてみてるぞ。里香のオマンコに俺のチンポが刺さってるの丸見えだもんあ。里香、見られて濡らすって、いやらしいなあ・・・」
なんて言葉責めした。
その後ベッドでパンパンすると、里香は狂ったようにヨガリまくった。
里香と関係して一年の頃、
「由人・・・私達って恋人なのかな・・・友達・・・ではないよね。」
「セックスするから恋人じゃないのか?」
「でも、好きだとか、愛してるとか、言わないよね。」
「そうだな・・・俺達って何なんだろうな・・・友達・・・恋人・・・」
「恋人じゃないとしても、もう、友達には戻れないよね・・・」
里香の事は好きだったが、恋愛とはちょっと違った。
元々友達だったけれど、一度男女の関係になったら、友達には戻れないのだろうか・・・
「由人、あのね・・・私、田舎に帰ることにしたんだ。短大出たら戻って来て地元に就職しろって言われてたんだけど・・・都会が楽しくて・・・実は、お見合いするの・・・」
里香は、俺にお見合いを止めて欲しかったのだろうか・・・
一瞬そう思ったけど、俺には、里香を止められなかった。
東京駅の新幹線ホームで、里香を見送った。
「里香・・・お前と過ごした5年間、楽しかったよ。」
「私も。由人とは、友達だった?、恋人みたいな関係になったり、不思議だったな。」
「里香・・・恋人みたいじゃなくて、恋人だよ。好きだったもん・・・」
「バカ・・・何で今頃言うのよ・・・由人・・・」
胸が張り裂けそうだった。
そりゃそうだ、このまま友達で見送るべきだったと、心底自分が嫌になった。
「だって里香・・・お前は俺の元カノだよ・・・」
「抱かれたんだもん、私だって由人は・・・もう行くね。さよなら、由人・・・」
「元気でな、里香。さようなら・・・」
俺、人目もはばからず泣いてた。
その後、遠距離になったら友達に戻ったようで、里香から近況メールやお見合い相手との経過報告のメールが月に数回来てた。
そして、里香と離れて2年、俺がその後付き合った嫁さんと婚約したメールの里香の返信が来た。
”私、来月結婚します・・・”
”おめでとう。”
これが、里香とやり取りした最後のメールになった。
過去の携帯電話で、唯一捨てられないで取ってある里香との最後のメールが残った携帯電話。
里香と男女の関係になった15年前に買った、二つ折りのカシオG'z。
俺の引き出しの奥で見つけたら、思い出した里香との思い出。
38歳の里香、何やってるかなあ・・・
元気かなあ・・・