大好きだったけれど、交際中に相手が自分を好きじゃないことに気づいて、別れてしまったって言うパターンの破局、17年前に経験してるんだ。
俺は元カノを好きだったのに、元カノは、俺が元カノを好きではないと感じたって言われたんだ。
凄くショックで、わけわからなくて、若かったから失恋スレに書き込んでみたりしてたよ。
色んなレス貰って、色々悩んで、結局別れたんだけどね。
別れのセックスは今でも覚えてるけど、シティホテルに部屋を取って、別れのディナー食べて、ロマンチックな夜を過ごした。
元カノのオマンコ、30分以上舐めてたっけな。
全身トロトロに蕩けてて、俺、そんな元カノ見てて、別れたくないって気持ちが凄く残ってた。
1回目の射精を終えて、暫く休んでもう一度シャワーで精液洗い流して2回戦、シャワー浴びた頃にはもう深夜12時だった。
翌朝、元カノが朝起ちを見つけて跨ってきて、あれが最後のセックスになったんだけど、セックス中に生理が来て、最後のセックス、お別れセックスは中出ししたんだ。
元カノ、シャワー浴びた後、
「あなたの精液も暫く残しておくね。」
と言ってタンポン入れてた。
ホテルの朝食バイキング食って、チェックアウトして、ロビーで別れた。
「俺は好きだったんだよ。今でも好きだし…でも、君がそうじゃないって感じるんなら、仕方ないよね。さよなら、元気でな。」
「さよなら…元気でね…」
それぞれ、別の出口からホテルを出た。
ホテルを出る間際、振り返ると元カノも振り向いて手を振ってた。
手を振り合ってホテルを出た。
俺は元カノのことは好きだと思ってたよ。
元カノからの告白で付き合ったんだ。
それまでは仲のいい女友達で、時々、エロい妄想してたことがあったから、告白された時、妄想してたこの娘とのエッチが実現すると思ったんだ。
エロい妄想をしたくなる女の子=好き、って解釈して、元カノの気持ちを受け入れた。
付き合い出すと、俺のことを「大好き!」「大好き!」っていつも言ってて、あれだけ好かれたら惹かれていっちゃうよ。
「俺も好きだよ。」
と伝えていたけれど、交際1年の頃から元カノが俯くようになってきたんだ。
元々遊び仲間の一人だった元カノだから、その共通の友達からも、
「お前さ、あの娘のこと、本当に好きなのか?本当は、好きじゃないんじゃね?」
って言われた。
そして元カノは、俺といると暗い表情になっていき、
「無理して付き合ってこれなくていいよ。苦しいから…」
なんて言われて、俺、いまだにわからないし、忘れられない。
俺は元カノを好きだと思ってるけど、元カノも、友達もそうだと思っていないんだ。
よく考えると、それまで付き合ってた彼女たちには感じなかった、何か、変な感じがあった。
それが何なのかは、今でもわからないんだ。
とてもいい娘だったし、あれはいったい何だったんだろう。
確かなのは、俺と一緒にいると、いずれ元カノが壊れてしまうだろうということ。
最後、友達に、
「別れてやれよ。それが彼女のためだよ。あのままじゃ彼女壊れちゃうよ。」
と説得されて、彼女に最後のデートの誘いをメールした。
「週末、最後のデート、お別れのセックス、楽しみにしています。」
って返ってきたのが、元カノとの最後のメールだった。
元カノと別れて1年後、仕事仲間だった嫁さんと二人で出張に行って、意気投合したんだ。
長いこと仕事仲間だったけど、二人きりは初めてで、あんなに気が合うとは思わなくて、夜、飲みに出て、ホテルで二次会して、ふと見つめ合ってキスしたら、結ばれた。
付き合い始めの頃、嫁さんに元カノの話をしたんだ。
嫁さん、じっと話聞いてて、
「好きだったんだね。でも、伝え方が元カノさんに会わなかっただけ。無理に好きだと言われてるって感じることって、あるんだよ。エッチしたいだけじゃないのかな、みたいな。」
って言われてしまった。
付き合って1年の頃、嫁と結婚したいという気持ちが湧いてきたんだ。
嫁を独り占めにしたい、嫁のオマンコを俺だけのものにして、毎日中出ししたいと切に願うようになった時、ハッと思った。
元カノに湧かなかった感情、この娘と一緒に住みたい…向かいの彼女や嫁には沸いたこの気持ち、一緒に暮らしたいと思う気持ちが、元カノには無かった…orz
つまり、元カノには、俺が元カノとの将来を見ていないということに気付いてたんだと思う。
だから、好きだという気持ちの中に、いつか一緒に暮らしたいねみたいな言葉が、無かった。
それを嫁は伝え方と表現したようだった。
それに気づいたときには、もう、遅すぎた。
俺は、元カノと別れたことで、遊び仲間とも距離を置くようになった。
元カノと同じ生活圏から出るために引っ越して、あの街を出た。
それは、友達からも疎遠になることを意味した。
俺は、俺と元カノが元恋人で、元カノを苦しめた破局劇を演じたことを知る者たちの中で、元カノと顔を合わせるのには耐えられなかった。
気付いたときには、みんなからフェードアウト完了していて、元の仲間から、メールさえ来ることが無くなってた。
あれから17年が過ぎて、仕事でで久しぶりにあの街を訪れた。
元カノがいたアパート、友達がいたアパート、みんなあの頃のままだったけど、友達も元カノもいない街になってた。
みんな四十路、いろんな場所で家庭を築いているのだろう。
久しぶりに、元カノと仲間たちのことを想い出したから、あの不思議な破局劇を思い出してみたよ…